今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.09.14日記
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反面教師

【謙虚という文字が辞書にない政治家】

子供の教育上いいか悪いかが、大人の行動の判断基準になる場合が多い。

「それは、子供の教育上よくないね」とか「子供の教育のことを考えたら、~~したほうがいいよ」とか。
「そんなことをしていて、子供に胸を張ってお父さんの仕事の自慢をできるのか」など。

それだけ、子供の教育のために大人が見本でいるということが、重要ということになっている。
人の学びや成長は、すべからく「模倣」から始まるものであるから、手本となる両親や大人の言動が重要になるのは言うまでもない。

反対に「反面教師」という言葉もある。

意味は、「悪い手本となってくれる事柄や人物」。それを見て「自分はそうはしないぞ」「自分はああはならないぞ」と自分を戒める存在ということだ。

さてさて、今の政治の世界は、子供の教育にとってはことごとく反面教師になっているのではないか。

どこぞの党首が、「部下がいて、役所があって、きちんと腕をふるえるようにしたい」と発言していたという。
テレビがないので、臨場感のないネットで見たのだが、それでも「マジかよ」とボクは声を発せざるをえない。

贅沢なものをねだる子供を叱る時に「わがままはやめなさい」って母親は叱るだろう。

この政治家の辞書には「身の程」とか「謙虚」という文字は削除されているらしい。
単なる政治力学上の「ラッキー」で与党になっただけだということは、子供でもわかっていることだ。
ポストを要求する前に、独自の政策を練り上げて国民に受け入れられる存在になる努力をするべきだ。

その方は、今度はまた鳴り物入りの国家戦略局にも自分の党を入れろとねじ込んでいるらしい。

この党のマニフェストの教育の項目を見てみると、次のように書いてある。

★教育予算を他の先進国並みの対GDP比5%水準に引き上げます。
★就学援助の充実・強化、高校入学金・授業料の無償化、私学助成の充実により、家庭条件による教育の格差をなくします。奨学金は給付型を増やします。
★「改正」教育基本法と、教員免許更新制などを導入する教育3法を抜本的に改正し、自由な教育を取り戻します。

「貧乏人でも教育を受けられるように、そして自由な教育を取り戻す」という趣旨のようだ。
そんなことを提案する前に、自分達が、子供の範たる大人になることだろう。



【人の悪口を仕事にしている政治家】

選挙戦の間は、本当に気持ちが殺伐とさせられる。選挙演説は日本の行く末を決めるための大事なコミュニケーションの機会だと思うのだが、日本はどんな国を目指していくんだという大所高所よりも3つのことに政治家の言っていることは集約される。

ひとつは、他の党がいかに駄目な党かという悪口合戦。2つ目は自分達が選ばれたら、国民のためにどれだけお金を配りますよ、というお金で票を買うだけの主張。3つ目が一番多いのだが「勝たせてください。負けるわけにはいかない」という意味不明なお願い。

国民のレベルを馬鹿にしてるんだろうけどね。
ひとつ目の他党をこきおろすのは、本当に聞き苦しいね。

今回のある党のネガキャンペーンは特にひどかった。
ここまで対立党の悪口を一気に表現するとそれはそれでスゴイ。
大敗した今となっては、穴があったら入りたいほどに恥ずかしいことだろう。

あるマスコミ関係の人に聞いたら、ネガキャンペーンはアメリカでは選挙の常識で、上品なことをしてちゃ勝てないんだとのこと。
そこまでアメリカの真似をしなくてもいいのでは?

他党も日本を悪くしようと思っている人はいないわけだから、全部丸飲みで認めた上で「我が党はさらにこういうところまで考えているのだ」と言った方が評価もあがると思うんだけれど。

悪口と言えば、野次である。あの罵詈雑言的野次は、特に若い議員の仕事になっているんだそうだ。選挙演説といい、国会での仕事といい、人の悪口を言うことが仕事というのは、なんとも因果な商売である。

政権が交代した暁には、ぜひとも選挙運動での「悪口禁止」と、国会での「野次の禁止」を実行して政治家の人間性回復をお願いしたい。

これだって「子供の教育上」まったくもってよろしくないだろう。


【ライバルを認める】

などと、政治家の悪口を言っている自分はどうなんだ、って話なんだけどね。

ますます競争の激しいビジネス社会になった。
ライバルはどんどん出現する。
M&Aで規模を追いかけて、競争力をつければつけるほど、ライバルを蹴落とすことが戦略として進んでいき、お客様からどんどん離れた商売になり、安ければいいというような商売になる危険性がある。

そうならないようにと気を引き締めている。

ライバルの悪口を言い合い、価格競争になっていくと、どんどん業界の質が悪くなるばかりになる。

ライバルの悪口を言わないこと。
逆にライバルのいいところを見習って、業界のレベルを上げることに一緒に取り組むべきだ。
ライバルのいいところを認める度量がなくちゃいけないね。

お互いが、独自のものを生み出すことに努めて、質を上げていくことでしのぎを削りたい。



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この記事へのコメント
  • 前川善太郎さま 毎々ご覧いただき、またコメントをいただき、ありがとうございます。こうなった以上(政権交代)せっかくなので、大きな変化を期待したいと思いますね。今後ともよろしくお願いします。

    Posted by 今野 誠一 | 2009/09/15
  • “謙虚という文字が辞書に無い政治家”、“人の悪口を仕事にしている政治家”全くの同感です。 質が悪いのにも程があります。本当に世の中を良くしていく政治家が出現して欲しいと痛感します。 “ライバルを認める”これはズシンときました。日々の仕事の中で常に反省ですね。

    Posted by 前川善太郎 | 2009/09/15

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