今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.10.05日記
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平凡なものにこもっている気持ち

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会合でお会いした方と波長が合うと、お互いに訪問し合ったり、ランチでもしましょうということになる。
先週も何人かの方がおいでくださって、ランチを共にした。

先週もそうだが、最近知り合った方にはよく言われる。

「この頃いろんなところで目にしますね」
「とても有名ですよね」
「色々派手にやってますよね」

本も出し、新聞や雑誌などにも少しずつ出るようになったので、そうおっしゃっていただけるようになってきたんだけど・・。

本人はいたって自然体。平凡だと思っている。
日常やっていることは、いたって平凡なことだ。
組織や人事という専門分野があるというだけのことで、お客様のお悩みや問題点の解決を一緒になって成し遂げるという支援業務を、地道に続けている。

12年目を迎えた。
組織や人事の専門的なことの知識や、経験も大事なのだが、一番大事なことは心からお客様のことを考えて、お客様のスタッフの一員になったつもりで(コンサルタントとしての客観性は当然として)、自分の気持ちをこめることだと感じている。

「平凡なものにこもっている気持ちを理解する」→ 好きな言葉だ。

こういうことは、頭では分かっているのだが、壁にぶつかるのは平凡なことなので「続けることが難しい」ということだ。

プロジェクトが始まったばかりの頃は、誰だって気持ちが熱い。
新しい戦略も、しばらく経つとルーチンワークになっていく。

ダメな人は、すぐに「飽きる」。
ダメ幹部やダメ社員に最も多いのは、すぐに「飽きる」人である。

会社経営も、一人ひとりの仕事も、お客様との仕事も、大事なことは、一定の質で「続けること」である。

瞬発力も時には必要なのだが、どちらかというと重要なのは持続力の方だ。

どんな楽しいことでも、どんなもの珍しいことでもいつしかそれが平凡になってしまえば、飽きる一方だ。
ところが仕事なんてたいがいが平凡なことの寄せ集めなのであって、そうそうテレビドラマみたいなワクワク感のあるドラマが転がっているわけじゃない。

平凡なことに気持ちをこめられるかどうかは、自分の意識次第だ。

特に今のように、多くの会社が厳しい状況にある時が、一番危ない。
地道なこと、平凡なことがないがしろにされがちだからだ。
危機感をあまりにも強烈に共有してしまうと、皆意識が「危機からの脱出」に行ってしまって、クリーンヒットやホームランを狙うようになり、大振りばかりするようになる。

業績が厳しい時ほど、お客様からの一本の電話への応対を丁寧にしなくちゃいけない。
お客様からのお電話の伝言メモに気持ちがこめられることが仕事の第一歩という、原点に帰らなくてはいけない。

平凡なことに気持ちをこめられている人は、平凡なことにこめられている気持ちを理解することができる。

平凡なことに気持ちをこめられる社員。平凡なことにこめられている気持ちを理解できる社員。
そんな社員が揃っている会社が、計画さえ間違わなければ、必ず復活できるだろう。



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