今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.10.23リーダーシップ
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信頼のジャンプ

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先日、ある研究会で「上司とは?」という禅問答のようなコーナーがあった。

このように、わかっているつもりというか、当たり前だと思っていることについて、あらためて自分に問いかけてみることは大事なことだね。

研究会の中身は書けないから、今日は自分なりに「上司」について書いてみたい。


さて、上司には2種類の上司がいるんじゃないだろうか。
ここでは、上司を「管理職」という意味合いで言ってるわけなんだけど。

「機能している上司」と「機能していない上司」である。

機能していない上司とは、給料もらって会社には来ているけれども、いてもいなくてもいいという上司。

機能してる上司とは、信頼され、尊敬されている上司である。

上司は、いつも信頼されていなければならない。
上司は、いつも尊敬されていなければならない。

これは絶対条件であると、ボクは思う。
信頼と尊敬がなければ、共感が生まれない。
共感が生まれなければ、上司は組織の核になりえない。

信頼とは、裏切らないということ。

「この人のことだから、こういう風にしてもくれるだろう」という期待を、いつも裏切らないということ。
「この人の言うことだから聞いてみよう」という気になる話をいつもしていること。
「この人は言っているだけでなく自らやっている」と、言行一致の人であること。

実は、尊敬とは、そうした信頼の積み重ねから生まれる感情である。

もう一つ大事なことに「信頼のジャンプ」という言葉がある。
信頼にはジャンプする瞬間があるが、それはどういう時か。

普通に考えたら、それはできないだろう、と思われることを上司がやってのけた時。
普通に考えたら、そこまではやらないだろう、と思われることを上司がやってのけた時。
その上司への信頼はジャンプして、尊敬に変わる。

例えば、難攻不落と思われた大口案件のプレゼンに上司が臨み、見事に受注してきた、とか。
商品開発のブレストで、はまりにはまって暗礁に乗り上げかけた会議を、上司がものの見事に再整理して全員の目の前が開けた、とか。
部下の一人が不振にあえいでいる時に、なじるような言葉を一切言わずに見守り続け、商売のネタのヒントを与え、地道な努力で立ち直らせた、とか。
目標達成を諦めかけていたところへ、上司の人脈で立て続けに受注を積み上げ、奇跡的な目標達成をもたらした、とか。
社員が不慮の事故で長期入院を余儀なくされて、精神的にも落ち込んでいる時に、退院するまで毎日手紙を書き続けた、とか。

突飛なことをしろ、と言っているのではない。
ここ一番の底力を見せつけた時に、日頃の信頼が一気にジャンプすることがある。
ということは、その逆もあるということだ。ここ一番という大事な時に力を見せてくれなかったり、最悪な場合には部下に押し付けて逃げたりする。この場合は逆に信頼は地に落ちることになる。

上司は非常事態にこそ真価が問われるということだ。
多くの会社が、不景気のあおりから正に非常事態を迎えている今日この頃。
上司の真価が問われている。
今、あなたは何を考え、何をすべきだろうか。

尊敬とは、日頃の信頼の積み重ねと、非常事態の言動から生まれる。



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