今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.10.24人事制度
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数値目標1/2

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【一般会計】
 
政府の2010年の一般会計の削減目標は3億円だそうだ。
概算要求が過去最大の約95兆円に膨れ上がっており、92兆円以下に抑える方針というわけだ。この「3兆円」を削減の必達目標として、無駄の洗い出しに取り組むとしている。
 
3兆円削減の目標は仙谷氏が18日に表明。藤井氏も19日に「それでいい」と同調した。予算を査定する2閣僚が相次いで言及して「3兆円」が最低目標になった。
 
政権交代直後の民主党の電光石火の動きは評価に値するし、今後の取り組みも期待できると思っている。しかし、懸念がないわけではない。
前のブログに書いたように、マニュフェストの呪縛に囚われすぎているということ(特に前原国交相は心配だ)と、そして今日の話題である「数値目標」先行になることだ。
「一般会計から3兆円削減する」という目標と「無駄を徹底的に排除する」という目標とでは意味が違ってくる。
 
その点において、閣僚の足並みは揃っていない。
各省の内容を聞くに、本当に内容を見直しているかというと、実に怪しい。
結局、無駄の削減ではなく、よくありがちな「一律○○%削減」とか「○○億円削減達成厳守」などという数値目標厳守ありきになりかけている省庁もあるように思う。企業で言えば、取締役会の足並みが揃っていないということだ。
取締役会の足並みが揃っていないことの原因はたったひとつだけ。
「社長のリーダーシップ」がないということだ。
 
一般会計の構築のプロセスで、ボクを一番心配な気持ちにさせたのは、鳩山由紀夫首相の次のコメント。「額ありきではない。圧縮できるものは、できる限りしなさいということだ。92兆円にとどまらず、もっと削減する努力を求めたい」。
 
これじゃあ、目標管理はうまくいかない。
おっしゃっていることは正しい。こういうことは額ありきではなく、内容を一々見直して、国の運営にとって無駄なものを厳正に見直していくべきなのだが、一度発表した数値目標をコロコロ変えるのが経営として一番マズイことなのだ。
関係閣僚とよく吟味して「3兆円削減目標」に言及させないといかん。
 
目標を高くすれば、追いかける気持ちが萎えてくるし、達成できないからと安易に下げていくと「達成できなくても経営は許してくれる」と、真剣さがなくなる。
それは企業でも役所でも同じだろう。
 
関係閣僚が数値目標を明言し、最高責任者である首相が「数値目標ありきではない。もっと削減しろ」というのでは、支離滅裂になる。具体的な数値目標は掲げてもらわなくては困るんだ。
財源の問題は非常に重要で、俗に言う埋蔵金でも財源が工面できなければ、赤字国債を増発するか、マニフェストの一部を断念するしかないことは目に見えている。
 
だから、関係閣僚が具体的な数値目標を掲げているのは当然のことなのだから、それを「額ありきではない」と一蹴するような発言はいただけない。
数値目標を曖昧にしていて達成できるレベルのことではないのである。
 
首相が発言するとすれば「☆☆省庁は□□が無駄だと俺は思う。関係者で考えろ」と、思いっきり具体的に突っ込んでいくか、はたまた「閣僚の言う3兆円は甘い。最低でも5兆円を目標にして欲しい。ただし、一律カットというようなやり方は認めない。無駄の吟味をして、いついつまでに俺宛にカットリストを理由付きで持って来い」と言わなくてはならない。
実際はそういう言い方をしているのかもしれないが、国民に向かって言質を曖昧な言い方をしているのでは、これまでの首相と変わらないのである。
 
民主党のマニュフェストを今、再度読み直してみると、冒頭に掲げられている『鳩山政権政権構想の“5原則”と“5策”』を忠実に実行に移しているんだということがわかる。
しかし、問題なのはその前提として掲げている、

暮らしのための政治を。ひとつひとつの生命を大切にする。他人の幸せを自分の幸せと感じられる社会。それが、私の目指す友愛社会です。
税金のムダづかいを徹底的になくし、国民生活の立て直しに使う。それが、民主党の政権交代です。
 
の部分を実現するために、5原則と5策があるということである。
具体策は理念の実現のためにある。具体策の実行のために理念を変えていくというのでは、筋が通らない。
 

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