今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.11.23日記
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セレンディピティ

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【セレンディピティ】
 
セレンディビティという言葉がある。
 
今、この言葉が非常に重要だと感じている。
 
セレンディビティ(serendipity)は、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことである。また幸運をつかむ能力を備えていること。
 
昨年から今年にかけての、未曾有の不況に接して、人生も企業経営も、計画どおりにいくことなんてないなあ、と感じたんじゃないだろうか。
3年後の世の中がどうなっているか、本当のところ、誰も予測などつかないのだ。
 
成功者の話を聞いていると、あたかもしっかり計画を立てて、それどおりに実行してきたような話をするが、それはだいたい後付の成功物語である。
成功までには、さまざまな試行錯誤の末に、偶然の出会いがあり、その出会いが奏功してみのりが得られたというのが実態だろう。
 
今こそ、セレンディピティを大切にしなければならない。
他力本願とは、根本的に違う。あくまでも選択するのは自分だ。
偶然に出会った人。偶然に出会った本。偶然に出会った仕事。偶然に出会ったチャンス。
それを自分の中に受け入れられるかどうか。
その判断力と度量が試されるのが、セレンディピティなのだ。
 
数字や確立に頼っている人、人との出会いに対して価値を感じていない人、“人に任せる” “人に頼る”ことのできない人は、せっかくのチャンスを見逃してしまう。
効率経営の呪縛から抜け出せない経営者も、会社を改革するきっかけをいくつもふいにしてしまっているはずだ。
 
常に新しいことに敏感なセンサーを持ち、それを受け止めることのできるオープンな心を持つこと。逆境でも守りに入ることなく、打開策を模索し続けること。
そうすれば、きっと素晴らしい偶然が、あなたを新しい可能性へと導いてくれることだろう。
 
 
以下は、クォーターバック社長の中島セイジ氏流の“セレンティビティ”獲得のヒントである。
 
     追求する、試行錯誤を繰り返す
 
志の実現のために物事を追求していないと、チャンスとの出会いはない。いや、追求しているからこそ、チャンスに気づくのかもしれない。「ツメに泥が入るくらい努力する・・・」でないと、セレンディビティは発揮されないようだ。楽をしては何も得られないということだ。
 
     感性を磨く
 
せっかくチャンスと出会っても、それに気づかなくてはどうにもならない。まずは洞察力、直感力を磨いておく必要がある。そのためには、徹底した掃除、整理整頓、さまざまな鍛錬を継続することだ。
 
     出会いの頻度を上げる
 
どんなに努力していても、新たな出会いの場は必要だ。むやみやたらに出会いの機会を多くすればいいわけではないが、いい出会いの頻度を上げることは大切だ。もちろんここで言う、“出会い”とは、人ばかりでなくモノやコトも含まれる。
 
     人間性を磨く
出会いの場が多くても、出会いをものにできなくては意味がない。特に人との出会いでは、WIN-WINの関係を築かなければ、関係が継続することはない。そのために必要なのが人間性である。
 
 
【儲けないがいい】
 
この「セレンティピティ」という言葉を、あらためて見直すことになったのは、中島セイジ社長の2冊目の著書「儲けないがいい」という、ショッキングなタイトルの書籍を読んだためだ。

  DSC04842.jpg 
この本は、非常にタイミングよく登場した本ではないかと思うんだ。
 
折からの不景気で、業績的に相当しんどくなり、「四の五の言っていられない。とにかく儲けないと」とか、「理念だなんだと綺麗ごと並べていてもお金はもらえない。

とにかく儲かる体制にシフトすることが先決だ」などと、生き残り至上主義的発想で、かえってどんどん泥沼にはまっていく企業が後を絶たないと思うからだ。
 
中島セイジ氏のこの本には、300年を超える老舗からの学びや、マニュアルを捨てたスーパーや、向こう2年間予約でいっぱいのカバン屋、そして会計が患者任せの接骨院などの多くの事例からの学びがテンコモリに入っている。

そして中島流の時代を生き抜くコンセプトがまた秀逸である。

 
カバーの折り返しには、こう書いてあった。
 
本当に、今のままの社会でいいのでしょうか。
私たちはこの社会で暮らして幸せでしょうか。
本当の仕事とは何でしょうか。
会社とはどういう存在なのでしょうか。
 
今までの常識やタブーにとらわれず、
シンプルに考えてみましょう。
仕事の「あり方」が見えてくると共に、
あなたが何を優先すべきなのか見えてくるはずです。
 
 
この文章どおり、常識やタブーを打ち破り、本当にいい経営をしていくためのヒントに溢れた本だと思う。
 
章立ては次のようになっている
 
第1章:数百年続く「老舗」に学べ
第2章:「人間の力」で企業を伸ばせ
第3章:「偶然のチャンス」を成功にいかせ
第4章:「情道力」を手に入れろ
第5章:社会を変える「仕事」を目指せ


章立てを見ただけで、読んでみたくなる本だけど、中身もとても充実していた。



満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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