今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.12.05日記
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平山郁夫画伯逝く

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去る12月2日、現代日本画の代表と言うべき平山郁夫画伯が逝去された。

その作品については、好き嫌いがあって当然だが、日本美術院理事長、ユネスコ親善大使、世界遺産担当特別顧問、東京国立博物館特任館長、文化財赤十字活動を提唱する文化財保護・芸術研究助成財団の理事長などをつとめる等、日本の芸術界の頂点にいたことは確かだ。逝去の報に対して、中国、カンボジア、アフガンなどから続々と弔意が寄せられたことは、その存在感の大きさを示すものである。
 
ボクは、正直のところ、平山郁夫画伯の作品そのものは好きでも嫌いでもないのだが、その活動ぶりに関しては、尊敬の言葉しか見つからない。
 
2000年の暮れに、薬師寺玄奘三蔵院に平山郁夫画伯の手になる13面の「大唐西域壁画」が収められた。この作品は、平山画伯が薬師寺の故高田好胤124代管主から、「玄奘三蔵の“大唐西域記”を描いてもらえないか」と依頼されたことから始まったという。
 
“大唐西域記”とは、有名な西遊記のモデルであり、玄奘三蔵が、唐の都長安(現在の西安市)から仏教のメッカ天竺(てんじく→北インド)に、15,000キロを16年かけて往復し、膨大な仏像や仏経典を持ち帰り翻訳したという物語である。
 
平山画伯は、この玄奘三蔵の足跡を可能な限り、追体験してから壁画を描こうと、取材に実に11年もの歳月をかけ、そして壁画の完成には都合30年の歳月をかけたという。
ボクが平山画伯を尊敬する所以は、この行動力と地道な魂を込めた仕事ぶりが誰にも真似のできないものだと思うからである。

DSC04904.jpg
 
ボクの手元に平山画伯が語る「薬師寺への道~大唐西域壁画」というCD付きの画集がある。
 
平山郁夫画伯の30年の入魂の作品に触れつつ、玄奘三蔵の16年15,000キロの旅を想像する週末である。


 
満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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