今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.12.25経営戦略
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思考の三原則

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今日は、朝から大阪行きの新幹線車中の人となる。

【人生は出会い】

大阪の某社経営者より、経営をより組織だったものにしていきたいとのご相談をいただき、「何はともあれお会いしましょう」ということになった。
そして、マングローブ関西支社の皆さんとの食事会と、2つの目的での大阪出張である。

午後にお会いした大阪のH社長とは、素晴らしい時間を過ごさせていただいた。

創業して20数年。従業員数160名の規模まで成長させて来られた。
組織だったことをせず、人事制度のなどの仕組みもない状態でのこの成長は奇跡である。
あるきっかけで、3年かけて経営の土台を再構築しよう、そいて引退の時期を決めてその後の夢を実現しようと決意された。

・65歳引退と決めていて、そこからの夢が明快に決まっている。
・これから3年間(現在51歳とボクと同年代)は、組織作りの準備期間。
・そこから65歳までは、後進に託していくための期間。
・そして、65歳からは世の中のために自分ができることをやる。

非常に清清しい対談の時間となった。
またあらためてじっくりと話し合う時間をいただきたいと感じた。
MG-NET+に登場していただこうかな。

人生は出会いのためにあると、本当に思う。
H社長も何かを感じていただいたのか、組織構築と人事制度構築のコンサルティングを即決でご依頼いただいた。
「即決」ほど、やる気になるものはない。
同行した関西支社長の川口君も武者震いしていた。


【思考の三原則】

H社長とのお話の中で、ワタミの渡邉美樹社長の話題になった。

H社長は渡邉社長とお会いになったそうで「一見普通の人だが、お話をお聴きすると独特のオーラのある方だ」とおっしゃていた。
会談中名前が出たのは、渡邉美樹氏と、江副浩正氏と、なんと矢沢永吉氏である。
「えいちゃん」の大ファンなのだとか。大いに親近感が湧いた次第。

ところで、ワタミの渡邉美樹氏を、日経TOP LEADER(旧日経ベンチャー)誌が特集していた。
タイトルは『経営思考の三原則~渡邉美樹「決断力」のよりどころ』である。

ボク自身はお会いしたことはないが、著書も読ませていただき、講演をお聴きしたこともあり、類まれなる理念経営の姿勢に尊敬の念を持っていたので、記事を興味深く読んだ。

渡邉美樹氏は、「経営で一番大切なことは何か?」と問われると、決まって「思考の三原則」と答えるという。
「思考の三原則」とは、故安岡正篤氏の教え。

<思考の三原則>

私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、
いつも三つの原則に依る様に努めている。
第一は、目先に捉われないで、
出来るだけ長い目で見ること。
第二は物事の一面に捉われないで、
出来るだけ多面的に、
出来得れば全面的に見ること。
第三に何事によらず枝葉末節に捉われず、
根本的に考えるということである。

(「安岡正篤一日一言」安岡正泰監修、致知出版社より抜粋)

「長期的」「多面的」「根本的」に考えよ、というこの教えの実践について、渡邉美樹氏は次のように言っている。

・長期的

 長い時間軸で物事を考えること。後継者の問題はもちろん、その次の代の経営者が誰で、会社がどのような状態にあるかまで見通して経営をしているという。ソフトバンクの孫正義社長も300年経営を志していると語っていたが、優れた経営者というのは時間軸が違うということだ。

・多面的

お客様や取引先様、社員などそれぞれの立場に立って考えたり、さまざまな指標を使って事業の将来性などをチェックしたりすること。そのために、本を読んだり、人の話を素直に聞いたりして学ぶことだと語っている。渡邉美樹氏の多面的思考のベースとなる体系は、マイケル・ポーターとフィリップ・コトラーと、ピーター・ドラッカーであるという。その他の余計なものはいらないと断言されていた。

・根本的

日々いろいろな決断を迫られたとき、常に「地球上で一番たくさんの“ありがとう”を集めるグループになろう」という経営理念に立ち戻って確かめることだという。


「思考の三原則」で常に考えられることは、優れた経営者の条件かもしれない。



満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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