今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2008.11.28若手の成長
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互いに教え合う

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前回「社内のナレッジを共有する」の結びは、

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・この事例は、どこそこのクライアントの提案に役立つのではないか。提供しよう

・この情報は、誰々さんにとって有用なんじゃないだろうか。送ってあげよう。

という、「誰かの役に立ちたい」という気持ち、助け合う気持ちが、仕組みよりも本当は重要。

皆がそういう風に思って情報交換したり、話し合って再利用を積極的にするような風土だと、
ナレッジマネジメントはうまくいく。
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という内容でした。

ナレッジマネジメントの仕組みはもちろん大切なのですが、組織の中で最も価値あるノウハウ共有の方法は、実は互いに教え合うことなんだという話です。

今回はその「互いに教え合う」ということについて考えてみたいと思います。

1.教え上手になる

  互いに教え合うことは、ノウハウ共有のためだけでなく、一人ひとりの学びのレベルを上げることにつながる意味あることです。

  「三人の学習」という言葉があります。

  三人の学習とは?

  誰かから学んだ内容を自分の理解だけで完結せずに、三人目の誰かに教えることによって、三人目の人の学びに役立つと同時に、自分の理解度の向上にもつながる、ということ。

  単に聞いて学んだだけでは、記憶への定着が1割から2割であるものが、誰かに教えることによって7割から8割まで上がると言われています。

 

  誰かに「教える」ことは、単なる学びではなく、「誰かに教える」という行動、体験に発展することで自分のものになる度合いが大きいということ。

  誰かに教えることは、実は自分との対話になっている。

  自分が学んだことを人に伝えることは、自分の理解度のバロメータになるということ。

 

  学びを誰かに効果的に伝えていくための「教え上手」の3つのポイントに触れておきましょう。

 

ポイントを絞って伝えること

いくつも伝えたいことがあるわけですが、あくまでもポイントを絞って、一回に理解できるユニットで伝える必要がありますね。
初めて聞く話しは、理解しにくいのは当たり前ですから、これから何を話すのかを提示しながら話すと理解の助けになります

例えば、「これから話す内容のポイントは3つあります」「その3つというのは・・・・・」といった要領ですね。

三人の学習を意識して教える

  教えられた方が、さらに次の人に伝えることができるレベルの理解を引き出すつもりで
    教えます。
  次の人に伝えやすいようにシンプルに分かりやすく伝えることが絶対的に必要です。

難しい言葉を使わない。

  専門性が高すぎないように伝えなければ伝わらない部分が大きくなります。
  なるべく専門用語を減らして、平易な言葉で伝えるのが基本です。  

 

2.教えられ上手になる

 どこにでも「うちの上司は教え方が下手だ」とか、「うちの先輩は何を言っているかわかりにくい」などという不満を言う若手社員がいるものです。

 ボクはよく言います。

 「そう言ってる時点で君の人生、先が見えてるよ」って。

 こういう人を「教えられ下手」と言うのです。

 学び上手なメンバーが多い組織は強い。なぜかというと、互いに教え合う文化ができている可能性が高いから。

 ボクは仕事上、研修やセミナーなどを通じて、誰かに何かを伝える機会が多いのですが、そういう立場でどんな人に「教えたくなるか」を考えると、それが「教えられ上手」ということだと思うんですよね。
 

「教えられ上手」3つのポイント

表情豊かな人

表情豊かに話を聞いてくれる人には、もっと力を入れて伝えたいと思います。

何ごとも楽しく学ぶ人。自分の知らなかったことを学ぶのが楽しくてしょうがないという、好奇心のかたまりのような人には、余分に何かを伝えたいと思いますから、情報が集まるものだと思います。

それが動作にも表れていて、こういう人は、決まってうなずきながら聞いてくれます。


○メモを取る

メモを取る態度は必須です。どんなにベテランになっても、どんなに組織の中で偉くなっても、学びマインドの強い人はきちんとメモを取りながら話を聞いています。

メモを取っていないと話しているほうは「聞き流しているんだなあ」とか「あまり貴重な話と思ってくれてないんだなあ」と受け止めるものだと思います。


自分から何かをつかむ

単に「受け止めよう」というだけでなく、自分から情報を取りにいこう、学びポイントをひとつでも多く引き出そうとする態度です。

ボクの先輩社長(ですから年配のベテラン社長です)に、どんなセミナーや講演会に行っても、必ず最前列にかじりつくように陣取って、質疑応答の時間には必ず一つは講師に質問するということを自分に課している方がいます。

素晴らしい態度だと思います。かなりのレベルのベテラン社長にして前のめりの学びの姿勢を示しておられて、自分はまだまだ甘いと思わせられます。

ポイントは、ただ聞いているのではなく、常に疑問ポイントを自分の中で明らかにしながら聞いて、必ず質問でそれを解消するという態度ですね。

3.自分の専門分野を持つ

「互いに教え合う」の最後は、「自分の専門分野を持つ」ということです。

「教え合う」ということは、一方通行でなくそれぞれに教えられる内容を持っているということが重要ですね。

このことについては、誰にも負けないという分野

このことについては、一定以上のレベルで人に伝えられることがある

このことはアイツに聞け、という定評を得ている

というものを早く見つけ、早くモノにしなくてはなりません。

組織の中での自分のポジションを取るということです。

一朝一夕に人に教えられる専門性を確立できるものではありませんが、とっかかりは、自分の大好きなこと、得意なことを探すこと。

会社の都合などで、必ずしも好きなことだけ、得意なことだけできるとは限りませんが、それであっても「好きになるまでやり抜く」「得意になるまで続ける」ということが絶対に必要なんです。

若手社員の皆さんに、重大な一言をお伝えしましょう。

「30歳までの専門分野がキャリアを大きく左右する」


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