今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.01.26組織風土
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フィロソフィーに合わなければ退場

ある社長さんから、組織風土に関して相談を受けました。

「この厳しい環境の中、想定以上に社員達が稼いでくれたので、ご褒美に全員で社員旅行に行きたい。社員から行きたくないという声が一部出ることは覚悟していたが、なんと幹部達からネガティブな声が出て悩んでいる」

「先行きも見通しが明るいわけじゃないので、全社員などと散財はせずに若手社員を連れていってやったらどうか、と幹部から提案されている」

ということでした。なんともうらやましい悩みですね。

それにしても「若手と社長で行ってらっしゃい」というのは、前向きな提案のようでいて、社長の立場では実に寂しい反応ですな。要するに「行きたくない」と言っているわけですからね。
 
組織風土を作り上げていく時に、こういう悩みはありがちですね。
間違っても、某幹部の進言を受け入れて、社長と若手社員だけでなど行ってはなりません。
そんなことをすれば、「社長は自分たちの意にそわぬことは、強く言えば方針を変える人だ」という認識にあっという間になりますわな。
 
社長としては、「予定より儲かったからご褒美に海外旅行」という短絡的、安直な考えでなく、そういうことを通じて会社にどんな文化を創りたいのか?という考え方を持たないといかんですな。
京セラ創業者の稲盛和夫氏流に言えば「フィロソフィー」を確立しないといかんです。
例えば「社員同士が知り合う機会をことごとく埋め込み、力を合わせて何かを成し遂げていくパワーを社内に生み出すんだ。今後会社はそうした「場作り」にお金をかけていくぞ」というように。
 
こうしたフィロソフィーを、幹部に熱心に説明して理解を得られるようにしないといかんですな。
その上で、それに納得しなかったり、それでも「自分は行きたくないから、社長勝手にどうぞ」というようなことを言う幹部は退場してもらうしかないでしょう。
 
フィロソフィーということで言えば、稲盛和夫氏は「フィロソフィーに合わない社員は辞めてもらってけっこうだ」「数多ある企業の中で、わざわざ合わない会社で働くことは不幸である」ともおっしゃっていましたね。
 
その幹部がどんなにお金を稼ぐ力を持っていても、社員から局部的に人気があったにせよ、社長の打ち出しているフィロソフィーや、作りたい文化に合わない人は次第に足を引っ張る存在になっていく可能性が高いですね。
 
 
満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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この記事へのコメント
  • 松村貴光さま

    ご無沙汰しております。岩手日報、ご覧いただいたのですね。ぜひ今年はお会いしたいですね。コメントありがとうございます。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/01/29
  • 笹川祐子さま

    ありがとうございます。こちらも拝見しております。お互いに最高の一年にいたしましょう。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/01/29
  • 岩手にて新聞記事拝見しました!

    またお会いできるのを楽しみにしております。

    ますますのご発展をお祈り申し上げます。

    Posted by 松村貴光 | 2010/01/28
  • 寒中お見舞い申し上げます。

    本年もどうぞよろしくお願い致します。
    いつも楽しく拝見しております。
    健康に恵まれ幸多い一年となりますよう。

    Posted by 笹川祐子 | 2010/01/28

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