今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.01.29日記
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愛する母への感謝状

29日は、亡き母の月命日です。
平成16年5月29日に母は帰らぬ人となりました。
 
誰にとってもそうであるように、ボクにとっても最愛の母でありました。
 
他界した翌年に、「親を考える会」代表で日本一の異業種交流会であるVAVクラブ代表の近藤昌平さんが声をかけてくださって、『愛する母への感謝状』という各界の方々が母への思いを綴った本に寄稿させていただきました。(少し長いのですが、今日のブログの最後に転載します)

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その本の帯は評論家の大宅映子さんが書いてくださったのですが素敵なコメントでした。
曰く「ちょっと立ち止まって母さんを想う心が世の中を良くする気がします」。
 
本当にそう思います。
2年前に、あるテレビ局の企業理念について相談していた時に、局の総務の方がおっしゃいました。「色々なことをくどくど言うよりも、例えば『お母さんを大切にする』というような一言だけを掲げて企業理念にするというようなことも考えられると思うんです」と。
 
これは本当に素晴らしい発想だと思いました。
企業理念に『お母さんを大切にする』を掲げている会社。メチャメチャ素敵だと思いませんか。
『お母さんを大切にする』という理念を掲げている会社があるとすれば、その会社は、人への思いやりあふれる人。愛に応えられる人。純粋に人を愛せる人。心から人に感謝できる人。お客様のために献身的に仕事ができる人。そんな人の集まりになるんじゃないかと思います。
 
ボクは先祖への感謝を捧げるために、毎朝自宅を出る前に、「過去帳」を拝んでいるのですが、毎月29日、母の月命日にはやはり特別な気持ちになります。

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母の葬式の日。たくさんの弔花の間を一頭の蝶(蝶は、頭で数えるんだそうです)が舞っていました。それを眺めていた父が、ポツリと言いました。「ばあさんがきれいな花を見に来てるよ」と。その光景がいつまでもボクの脳裏から離れません。


【愛する母への感謝状:今野誠一のページ】
 
今でも目をつぶれば、まぶたの奥に母の笑顔が鮮明に浮かんでくる。
昨年の5月の末に他界した直後は実感が湧かなかったが、この頃折りに触れて思い出すことがある。生きて遠くにいるより、逝ってしまった今の方がずっと身近に感じ、思い出されるのはなんとも不思議な感覚だ。2年ほど入退院を繰り返した末のことだったので、心の準備ができていたからか、思ったよりもショックを感じていなかった僕だったが、8ヶ月が経った今になって、しみじみと寂しさがこみ上げてきている。
 
誰にとってもそうなのだろう、子供に対しては心配性な母だった。いつもこれ以上ないというぐらい僕のことを心配してくれた。とりわけリクルートに入る時、リクルート事件の対応で苦労していた時、独立を決めた時。マングローブ設立後の経営もずっと安心はしてくれなかった。その時々に心を砕いていることが嫌でも伝わって来た。何度も何度も電話をよこしたからである。電話口の向こうでは「大丈夫か」「いざとなったら帰って来いよ」「帰って来て町の役場に入れ」「あそこの畑をお前にやるからいつでも家を建てろ」を毎回毎回繰り返したものだった。時にはうるさく感じることもないことはなかったが、僕への思いがひしひしと伝わって来たし、いざとなれば帰るところが自分にはあるんだという感覚を持つことができた。
 
どんな苦しい時にも腹を据えて、取り組んでここまで来られたことを感じている。「帰るところがある」という感覚が持てることの幸せをいつも僕は味わっていた。故郷があって土地があって仕事があって、失敗してもなんとかやっていける、という物理的な意味での話ではなく、自分が誰かに心から愛されている、大事にされている、と感じながら生きていける、ということだと思う。母と父が僕を愛してくれていることを十分にわかっていたから、その思いに応えようという気持ちを自分のエネルギーにすることができた。
 
愛されることが頑張るパワーになるという経験があるから、人を愛することができる。今自分が親になってみて、11歳の一人娘に何ができるだろう、実の親にしかできないことは何だろう、と考える。いつでも大好きでいること。誰よりも愛していること。最後には自分が味方でいてあげるということ。それにつきるのだろう。僕に母がそうしてくれたように。元気な時から母は「親孝行はしなくていいから、子供を大事にしろ」としきりに言っていた。いなくなって8ヶ月たった今、とてもその言葉がありがたい言葉だと思えて、母親の偉大さを思う。
 

満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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この記事へのコメント
  • TAKさま

    その節は不義理ですみません。心より哀悼の意を表します。奥様はもうすでに偉大なる母でいらっしゃると思います。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/02/04
  • 吉田有さま

    ありがとうございます。生きているうちにやってあげたかったと後悔したことがいくつもあります。でも仕方ないですね。仕事人間過ぎたと反省してます。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/02/04
  • ネクストアイズ 池田望さま

    ありがとうございます。生きるヒントなどと言っていただくと気持ちが引き締まります。これからもどうぞよろしくお願いします。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/02/04
  • 仏教における四苦八苦の一つである「愛別離苦」
    の中でも、母を失う苦しみは、心の一部をもぎ取られる程の苦しみだということを身をもって体験しました。

    母から受けた愛を、子供に回し向けることが親孝行になるのですね。

    偉大な母に感謝し、そして偉大な母になる妻を支えていこうと思っています。

    素敵なお話をありがとうございました。

    Posted by TAK | 2010/02/04
  • 今野様
    素晴らしいメーセージに感動しました。
    有難うございます。
    わたしの母は83歳です。生きているうちに出来るだけの事
    をしたいと、改めて思いました。
    合掌

    Posted by 吉田有 | 2010/02/04
  • 今野社長、こんにちは。ご無沙汰してます~。
    MG通信をいつも送っていただきありがとうございます、今日の内容、とても共感しました。いつも生きるヒントをもらっています。
    これからも宜しくお願いします。

    Posted by ネクストアイズ 池田望 | 2010/02/04

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