今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.02.03リーダーシップ

成功の秘訣

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2009年12月25日のブログ『思考の三原則』では、ワタミの渡邉美樹会長が、故安岡正篤の教えである「思考の三原則」に則って経営しているという話を書きました。
 
日経のTOP LEADER(旧日経ベンチャー)に星野リゾートの星野佳路社長が自身の経営について連載をしているが、今回は、「会社に残すべきは経営者の姿勢」というタイトルで、内村鑑三氏に学んでいるという話を書いていて、非常に勉強になったので記録しておこうと思います。

優れた経営者は、きちんと先人に学ぶことを忘れていません。
ましてやボクのような凡人は、もっともっと学ばなくてはだめですね。
 
内村鑑三著『後世への最大遺物デンマルク国の話』が座右の書とのことで、自分の価値観に大きな影響を受けたと語っていました。
 
☆後の世代に何を残すのかについて、しっかり考えておく必要がある。
☆お金、事業、思想を残すのは重要だが、うまくいかないこともある。
☆「勇ましい高尚なる生涯」を残すことは誰にでもできる。
☆それは弱いものを助け、品性を修練する堂々とした生き方である。
☆こうした生き方こそが、後の世代に伝える最大要素である。
 
ボクもさっそく読んでみようと注文しました。
 
明治から昭和初期にかけて活躍した知識人である内村鑑三氏は、軽井沢を愛し、星野リゾートとのゆかりが深いのだそうです。晩年には、夏になると軽井沢を訪れ、星野温泉旅館(星野リゾートの前身)が建てた別荘に滞在し、自然の中で読書にふける日々を送っていたとのこと。
 
内村鑑三氏が、星野佳路社長(4代目)の祖父で2代目社長だった星野嘉助氏に、経営者として忘れてはならない心構えを書いて渡された「成功の秘訣」という文書が、今でも大切に受け継がれているといいます。

 
『成功の秘訣:内村鑑三』
  
 1.自己に頼るべし他人に頼るべからず
 2.本を固うすべし。然らば事業は自ずから発展すべし
 3.急ぐべからず。自働車の如きも成るべく徐行すべし。
 4.成功本位の米国主義に倣うべからず。誠実本位の日本主義に則るべし。
 5.濫費は罪悪なりと知るべし。
 6.能く天の命に聴いて行ふべし。自から己が運命を作らんと欲すべからず。
 7.雇い人は兄弟と思ふべし。客人は家族として扱ふべし。
 8.誠実に由りて得たる信用は最大の財産なりと知るべし。
 9.清潔、整頓、堅実を主とすべし。
10.人もし全世界を得るとも其霊魂を失はば何の益あらんや。人生の目的は金銭を得るに非ず。
       品性を完成するにあり。
 
 最後の10の文章は、耳が痛いですな。
経営者にとって、事業を伸ばし、収益力を高めるのは、もちろん大切な役割です。
しかし、経営者が一番大切にしなければいけないのは、お金ではなく品性なのだということです。

辞書で「品性」を引くと「人格」と出てきます。
結局のところ、経営者は「人格」を磨かなくてはならないということですが、それは生き方そのものであるわけで、一朝一夕に磨かれるものではないですね。

品性については、ドラッカーも次のように言っています。

「経営者がなさねばならぬ仕事は学ぶことができる。しかし、経営者が学び得ないが、どうしても身につけていなければならぬ資質が一つある、それは天才的な才能ではなくて、実は、その人の品性である」



満を持したボクの初の著書だよ。いい感じに仕上がった。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案している。

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