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2010.02.04経営戦略
失敗学2(失敗する7つの習慣)
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「失敗学」について、思い出したことがありますので、一日2回更新になりますが、書いておきます。
5~6年前の本ですが、日経BP社刊の「名経営者が、なぜ失敗するのか?」も名著ですね。
シドニーフィンケルシュタインというダートマス大学ビジネススクールの教授が書いた本です。
ダートマス大学ビジネススクールは、アメリカ・ニューハンプシャー州ハノーバーにある、アメリカで最も古いビジネススクールです。
さて、この本の中でシドニーフィンケルシュタイン教授は、「失敗する7つの習慣」ということを言っています。
経営者は無能ではなく、むしろ有能で、豊富な人的・技術的・財務的資源を企業として有していても失敗してしまうことがある。それはなぜなんだろう?という疑問への答えが、『現状認識が誤ったままで企業を動かし、失敗する習慣を持っている』ということだというのです。
【失敗する7つの習慣】
①自分と会社が市場や環境を支配していると思い込み、環境変化に対応しない。
②会社と自分を同一視してしまい、公私混同してしまう。
③自分を全知全能だと勘違いする。
④自分を100%支持しない人物は排除する。
⑤会社の理想像にとらわれ、会社のスポークスマンになりきろうとする。
⑥ビジネス上の大きな障害を過小評価して見くびる。
⑦かつての成功体験にしがみつく。
ひとつずつ見てみましょう。解説文は、ボクの勝手な解釈も含んでますので悪しからず。
②会社と自分を同一視してしまい、公私混同してしまう。
③自分を全知全能だと勘違いする。
④自分を100%支持しない人物は排除する。
⑤会社の理想像にとらわれ、会社のスポークスマンになりきろうとする。
⑥ビジネス上の大きな障害を過小評価して見くびる。
⑦かつての成功体験にしがみつく。
ひとつずつ見てみましょう。解説文は、ボクの勝手な解釈も含んでますので悪しからず。
① 自分と会社が市場や環境を支配していると思い込み、環境変化に対応しない
社長は、自分の能力が会社を決めてしまうという認識、自負を持っている。
当然の認識だが、その認識があまりに強くなっていくと事業環境を自分が作り出せるように錯覚してしまう。そのことが、環境変化への認識を甘くし、最悪の場合は、自分にはこの環境自体を変える力がある、と思い込む場合すらあり、変化に対応できないというわけだ。
② 会社と自分を同一視してしまい、公私混同してしまう
最初は自制していても、年々麻痺していくことは避けられない。「一番リスクを抱え込み、苦労しているのだから、少しぐらいのご褒美があってもいいはずだ」という思いが、歯止めを利かなくする。社長の公私混同は、自分の認識以上に会社全体のやる気をそいでしまう。
③ 自分を全知全能だと勘違いする
社員よりも社長が能力が高い(事業に精通していて対応力がある)のは、当たり前。そんな社員達の中にいて、「オレは仕事ができるんだ」と自分に酔ってしまう社長は少なくない。世の中は大きく速く動いていることからすると、ものによっては社長よりも社員のほうがくわしかったり、正しい決断ができる場合もある。それらを無視して、常に自分が最もいい決断をするという思い込みも、失敗を大きくする原因である。
④ 自分を100%支持しない人物は排除する
「多様性を大切にして、色々なタイプの社員、一芸社員を揃えるんだ」というような理想像とは裏腹に、君臨している社長ほど、少しでも自分を支持しない雰囲気を感じると気になってしまい、それが高じて排除していってしまう傾向がある。そうした態度を取ることで、組織力は減退し、失敗の可能性を大きくしてしまう。
⑤ 会社の理想像にとらわれ、会社のスポークスマンになりきろうとする
会社のイメージづくりや、その維持に努力を払うのはいいことではあるが、それに夢中になり過ぎると、会社の本質的な価値を上げることがおろそかになる。会社のイメージを目的化し過ぎると、コンプライアンス上も問題につながる行動をしてしまう危険性も高まってしまうのだ。成功したと勘違いして、テレビによく出るようになる経営者などは要注意である。
⑥ ビジネス上の大きな障害を過小評価して見くびる
自分の夢やビジョンへの思いが強ければ強いほど、プロセスへの勇気が大きくなってしまい、大きな困難を見過ごしてしまう傾向がある。昨日も書いたが、現状肯定、ポジティブシンキングが過ぎると、問題に直面しても後退という選択肢がなくなり、突進するしかないという結論になる。小さな失敗が大きな失敗に発展していく危険をはらんでいる。
⑦ かつての成功体験にしがみつく
かつての自らの成功体験が大きければ大きいほど、現状認識を甘くさせ、こだわりを強くし、会社を窮地に追い込んでいってしまう。
思い当たることも多いですね。
「失敗学」は重要です。
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