今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.04.07組織風土
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意欲を支えるのはリーダー

4月から、心機一転、新たな気持ちで「今期こそは」と、皆さん張り切っておられることと思います。

かくいうボクも、張り切ってますよ~~。

一社一社の、さらには、一人ひとりの気持ちの持ち方で日本の閉塞感を変えていかないといかんですよね。
なんたって、鳴り物入りで始まった民主政権もなんだかあてにならないですもんね。

さて、4月1日のブログ『本気』では、「成功したいなら、そのために全力を注ぐ覚悟でいること」という言葉をご紹介しました。社員全員が漏れなく熱中感いっぱいで、本気で仕事ができていたら、よっぽどまずい戦略でない限り、業績が上がらないわけがないですね。

「本気」。言葉を変えれば「やる気」ですね。
今風に言えばモチベーションですか。

社員のやる気を上げるために、経営者はやっきとなりますよね。
しかし、それを気にすればするほど、社員のやる気は下がっていくというのも皮肉なものでありますし、難しいところだということもできるわけですね。
難しい理由は、やる気も感情の一部であって、人の心の中にしかないので見えないし、他人が勝手にコントロールできないってことですよね。

最近、心理学を根拠に、一人ひとりのやる気をコントロールしようとする考え方が流行しているようで、個人的には少し心配しているんですけどね。
人のやる気は、目的意識と使命感でもって、自分で何とかするものだという基本的な考えがあるもんですから、他人が小手先でコントロールしようというのは無理があると思うんですけどね。

一方では社員の意欲を支えるのはリーダーの責任である、というのも正しいとは思ってるんですよ。
ちょっと矛盾していて分かりにくい話かもしれませんけどね。

リーダーがやってはまずいことというのがありましてね。
あまり一人ひとりのやる気に一喜一憂せずに、やる気をそがない環境づくりにリーダーは腐心すべきだと思うんですよね。

「やる気」の面で、一番やってはいけないことというのは、「やる気を、個人の性格や資質としてとらえ過ぎる」ということなんですよね。

態度や話しぶりから、ついついやる気を判断してしまいますね。
しかし、見た目とやる気は必ずしも相関関係にないですね。

ボクの基本的な考え方は、「潜在的にはやる気のない人は会社に入って来ない」というものです。

さらに言うと「一人ひとりが誰でも大いなる可能性を秘めている」「花開くのを待っている才能が必ずある」と思っています。

しかし、最初の段階でレッテルを貼ってしまうというミスをリーダーはどうしても犯してしまうんですね。
「こいつは元々意欲の低いヤツだ」と決めつけてもマズイですし、逆に「こいつは元々やる気のあるヤツだから」と、性格や資質としてとらえて安心して放置していてもいけないということなんです。

やる気は、認知→効力感→自信 の3つの繰り返しから生まれて来るものだと思っています。

「認知」というのは、上司がちゃんと見てくれて評価してくれたり、お客様から直接「ありがとう」と感謝されたりすることを言います。

「効力感」とは、自分だってできるんだ、という気持ち。このやり方で続けていいんだという気持ちのことです。

認知と効力感を何度か積み上げていくことで、仕事への「自信」が生まれてくるわけなんですね。

一見やる気に溢れている人でも、難しい仕事への挑戦をものにできずに自信を失ったような場合には、やる気を失っていく場合もあります。

ですから、元々やる気のある人であっても放置せずに、きちんと認知してあげることは省略できないということです。

挑戦的な仕事を与え、少し背伸びする目標を設定し、認知→効力感のループをちゃんと作るということをリーダーができるかどうかですが・・。

それらのことは、必ずしも上司だけがやるべきものではないというのもポイントですよ。

同僚同士が認め合ったり、ライバル関係として切磋琢磨しあったり、お客様の声がいつも反映されるような「仕組み」を作ったり、要は環境づくりですね。




満を持したボクの初の著書です。いい感じに仕上がってます。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案してます。

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この記事へのコメント
  • 小川晴寿さま コメント感謝します。プロフェッショナルの小川さんにそうおっしゃっていただくとは感激です。小手先で社員のモチベーション(この言葉もイマイチだと思うのですが)をコントロールしようというコスイ考え方がいかんですね。環境作ることと、しっかり向き合うことの両方が必要ですわな。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/04/15
  • 今野さん
    いつも楽しみに拝読しています。
    私もよく部下のモチベーションの上げ方を教えてくれと聞かれます。この質問自体に違和感があるのですが、一応、回答としては
    ①あなたがモチベーション高く働いてください
    ②部下が仕事に打ち込める環境を作ることに注力してください
    とお伝えしています。上司ができるのはコンディションを整えることだけではないかというのが私なりの結論です。なので、今回のブログも本当に共感できました。いつも素晴らしい気づきをありがとうございます。

    Posted by 小川晴寿 | 2010/04/15
  • 渡辺利之さま コメント感謝します。いつもブログをご覧頂いているとのこと。重ねてお礼申し上げます。リーダーの方の成長を心からお祈りいたします。渡辺さまのご活躍ご成功お祈りします。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/04/09
  • はじめまして。初コメントです。

    いつも楽しくブログを拝見させていただいております。今野さんのお話にはいつも共感を覚えます。

    現在のわたしは、あるリーダーの成長を見守っているところなんですが、今野さんのお話の通り、環境ひとつで育ち方が変わることを痛感しているところです。

    その環境がある程度不完全であっても、自分の存在が必要とされている環境であれば、成長の仕方も変わってくるのだと感じております。まさに「認知」されているかどうか、というところです。

    そのリーダーが大きく成長することで、チーム全体がより輝けるようになると確信しつつ、リーダーと一緒に一喜一憂しております。

    今回のブログの内容は、今まさに私へのメッセージのように感じましたので、コメントさせていただきました。

    これからも今野さんのお話を楽しみにしております。ときどきコメントさせていただきます。

    Posted by 渡辺利之 | 2010/04/08

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