今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.04.12日記
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能楽師という仕事

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友人のFさんのはからいで、女性能楽師の「青木涼子さんを囲む会」に参加することができました。

ボクも含めて5人の会だったのですが、凡人のボクはともかくも、他の4人は実に多士済々の方々が集まりました。

落語を聴いたり、津軽三味線を習ったり、老舗を研究したり、日本の旧きよきものには目がないボクですが、能の世界はまったく接点がありませんでした。
避けていたわけではありませんが、ボクには縁のない世界だったのです。

できないことができるようになり、知らなかったことを知り、見えなかった世界が見えるようになることが成長だと言いますが、今日は「能」というまったく未知の世界に触れ、好奇心の虫が騒ぐ刺激的な体験でした。


青木涼子さんと、友人F氏。

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青木涼子さん
は、8歳からバレエを始めたそうなのですが、14歳で能楽に転向して、その後東京藝術大学音楽部邦楽科能楽専攻(観世流シテ方専攻)を卒業されました。

もう、これを聴いただけで、どんな世界なんだろうと実に興味が湧きます。
「邦楽科能楽専攻」という方に初めてお会いしました。

観世流とは、5つある流派(観世流・宝生流・金春流・金剛流・喜多流)のひとつで、有名な観阿弥を流祖とする由緒正しき流派ですな。

さて、その後の青木さんのプロフィールは、なんだかものすごいんですよ。
長くなりますが、彼女のサイト「ryokoaoki.net」から転載しますね。
 

         8歳からバレエを始め、14歳で能楽に転向する。
         東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。
         現在はロンドン大学東洋アフリカ学院博士課程にて「女性と能」について研究を行う。
         97年ニューヨーク・カーネギーホール・日本フェスティバルにて能「土蜘蛛」を演じる。
         00年東京藝術大学美術館企画「間-20年後の帰還」展(磯崎新監修)にて、女性能楽師による「山姥」に出演。
         同年、東京国際舞台芸術フェスティバルに参加。
         04年ニューヨーク、06年ロンドンにて新作オペラN-OPERA Macbethの主役を演じる。
         05ORCNANA & APPAN 国際シンポジウムにて日本代表として能「巻絹」のデモンストレーションを行
         07年大岡信文化講演会にて詩人・大岡信、俳人・長谷川櫂の連句を謡う。 

これまでに湯浅譲二、一柳慧、伊東乾、大村久美子、クレール=メラニ・シニュベール、河村真衣、山根明季子、桑原ゆうなど現代作曲家の作品を初演しており、様々な作曲家と共同で、伝統文化と現代音楽の融合による、新たな「能」の世界を生み出す試みを実践している。
 
         07年には、湯浅譲二を監修に迎え、コンサート"音楽×音曲" -現代音楽と能楽の融合- を開催。若手作曲家への能ワークショップ、新曲委嘱を行う。神奈川県芸術文化財団主催アートコンプレックス2008(一柳慧プロデュース)に出演。
         0809年武生国際音楽祭(音楽監督・細川俊夫)に招待。
         092月にはベルリン高等研究所の細川俊夫コンサートにて、細川俊夫作曲「二つの日本民謡」を歌い、好評を博す。
         102月ニューヨークのクセナキス・フェスティバルに招待され、ニューヨークタイムズ紙上でも好評を得る。
         また武生国際音楽祭、イギリス、韓国、日本の大学において能ワークショップ講師を多数務めるなど世界で能楽の普及を行う傍ら、NHK教育テレビ、放送大学テレビに出演するなど幅広い活動で注目を集めている。

 

その華々しいご経歴から、どのような力強い方がお見えになるのかと思っていたら、一見もの静かな楚々とした女性が現れました。

しかし、しかし、一たび能に関して口を開けば、能に対しての熱い思いがビシビシと伝わって来て、4人とも思わず聞き入ってしまうのでありました。

 
「お能」は、インスピレーションの芸術です。例えば歌舞伎であれば、装飾や装置で場面設定を分かりやすく表現していますが、能の場合は実にシンプルな舞台設定と、微妙な所作などで、場面展開や登場人物の感情表現などを行う のです。

 
観客が参加型で入り込まないと成立しないものであり、そこが面白いところだと思っています。お客様自身も勉強が必要な世界なのですが、その分、理解できればこれほど引き込まれるものはないと私は思うのです。ぜひ一度体験していただきたいと思っています。
 
伝統のものだけではなく、クラシックの現代音楽の作曲家との共同作業を通して創作活動も行っています。これからも積極的に進めていきたいと思っています。「お能」は、歌舞劇で、舞と音楽とで構成されていますが、私は特に音楽部分に注目した活動を行いたいと思っています。過去世界の偉大な作曲家たちが能に影響されて新しい音楽を生み出してきました。私が一緒に仕事をしている作曲家も日本人だけでなく、いろんな国の人たちです。お能の音楽が彼らにインスピレーションを与え、新しい芸術が生まれる、そういう瞬間に立ち会えるのがとても幸せです。


今現在の取り組みにきちんと根拠とビジョンを持って取り組んでいることがわかり、本当に素晴らしいと感じましたし、刺激をいただきました。
勉強させていただき、ありがとうございました。
次の機会には舞台を拝見したいですし、これからも応援させていただきたいと思います。

前列右が青木涼子さん。
そして、多士済々の皆さん。
それぞれの方のお仕事の話、趣味の話し等々、話題はつきないスーパーな夜でありました。


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満を持したボクの初の著書です。いい感じに仕上がってます。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案してます。

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ATARIMAEプロジェクトを応援しています

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