今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.04.21若手の成長
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新入社員を迎える5つの風土

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今年も新入社員が入社してから、1ヶ月が過ぎようとしています。
 
多くの企業でも新人研修もひと段落されている時期でしょう。
仕事の基本からマナーに至るまでビジネスの基礎を叩き込まれ、日に日にビジネスパーソンらしい行動へと変わっていく新人の姿は何とも頼もしいものです。
 
しかし、入社直後の集合研修は、あくまでも社会への入り口にすぎません。
実際に新人を育成するのは、配属先の職場であり、彼らを生かすも殺すも職場次第です。
つまり、新人の教育を徹底する以上に大事なのは、彼らを迎える「受け入れ側」です。
“朱に交われば赤くなる”という諺があるように、配属された組織(部署)の風土が、新入社員に与える影響は計り知れないくらい大きなものがあります。

前職時代から数えて、私はこれまで数千人に及ぶ新入社員を見てきましたが、入社後3年ぐらいの間に身についたものは、その後なかなか変わらないという印象があります。
例えば、中途入社者の仕事の習熟度合いを比較してみますと、基本的資質とは異なる部分で大きなばらつきがあることに気がつきます。
 
「いったい前の会社でどんな教育受けてきたんだ」「最初の上司の顔が見てみたい」などとよく言いますが、最初に入社した会社で過ごした数年間で、ビジネスマンとしての基本行動のほとんどが身についてしまうと言っても過言ではないように思います。
30代、40になってからの基本行動の見直しは、ほとんど無理と思ったほうがよいでしょう。
 
そういう意味で、新入社員を迎える職場の風土は、一人のビジネスマンのその後の成長を左右するほど重要であるといえます。
 
新入社員を迎えるにあたり、職場の風土見直しで重要なポイントは、「質問する風土」「生産的な議論をする風土」「やり切る風土」「整理整頓する風土」「約束を守る風土」の5つに絞られると考えます。

「質問する風土」とは、業務の進捗確認から仕事上の悩みまで、組織の中で互いに質問し合う風土をつくることです。
質問することは、職場のコミュニケーション活性化させるために最も効果的な方法です。
質問が活発に飛び交っている職場にいるとコミュニケーション能力が高い社員に育ちます。
 
「生産的な議論をする風土」は、会議の目的を見失わず、立場に関係なく議論し、必ず結論を出す習慣を持つということです。
そういう風土に身を置いていなかった社員は議論が苦手になります。
 
「やり切る風土」は、チーム戦略や、個人に割り当てられたタスクを徹底してやり切る風土かどうかということです。やらないことが黙認される風土にいると、これくらいでいいと妥協する社員が育つことになります。
 
「整理整頓する風土」は、オフィス全体や机の上を、組織を挙げて、常に整理整頓しているかどうかということです。整理整頓ができていない職場にいると、頭の中の整理も苦手な社員になってしまいます。
 
最後の「約束を守る風土」は、文字通り時間や、納期や、人との約束を守ることを徹底している職場であるかという点です。約束を守らなくても叱られることもない職場にいると、信頼性の低い社員が育ちます。

この5つの風土が職場の中に出来上がっているどうかということは、どのような教育研修よりも新入社員成長度を左右すると考えられます。
今頃になって慌てて風土を見直しても手遅れだよという声が聞こえてきそうですが、まだ間に合います。組織に染まりきらない今のうちに、早急に風土の見直しをすることを強くお勧めします。



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