今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.04.22企業理念
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企業理念の浸透とは?

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某社の組織改革のプロジェクトは、企業理念の浸透のフェーズに入っています。

企業理念を一新し、再スタートを切ることは、組織改革の一環として重要な位置付けの一大課題ですが、なかなかエネルギーの必要な難しいことであります。

一言で言えば「尻つぼみ」になる企業が多いんですよね。

鳴り物入りでプロジェクトを立ち上げ、大騒ぎして新しい企業理念を創り上げて、大々的なイベントを開いて社長から発表するまではよかったが、そこで見事なまでに失速してしまいます。

企業理念を創ることが目的になっていたわけではないのですが、結果的に創った段階で、思いを込めた経営者が満足し、発表するだけで社員が気に入り、自然に浸透すると思い込んでいるのかもしれません。

社長と経営企画室などの、創り上げることにずっと携わっていた人達の間では、創り上げる過程で何度も何度も自分の中でリフレインされて、どんどん気に入り、自分のものになっているわけですが、突然発表される社員達にとっては、ポカ~ンとした状態になっても不思議はないわけです。

浸透させるには、時間がかかります。
そして、段取りを踏んだプログラムも必要です。
根気と智恵が必要だということです。

「企業理念が浸透する」とは?
実は大きな勘違いがあるのは、浸透ということを、社長が思い入れを持って創った言葉を全員が諳んじて言えるということだと考えている経営者は多いのです。

研修などで、社員達が企業理念を暗記しているのを見て喜んでしまうのも経営者の人情として、非常によくわかるのですが、その段階はまったくもってほんの入り口でしかありません。

経営理念というものは、実は浸透させるものではなく「実現させるものである」という重大なことを忘れてはならないのであります。
「経営理念は実現させるために創るもの」であり、「経営理念は実現させるために現場に定着させるもの」である。このことは、何度でも繰り返し言いたい重大なことであります。

経営理念の実現のためには、理念に基づいて構築したビジョンと戦略と共に各部門にブレークダウンし、現場に定着させ、従業員一人ひとりが常に自らに問いかけ、行動していくレベルにすることが必要不可欠です。
社長が決めた企業理念をただ暗記して言えるようになることに大きな意味はなく、全従業員が自ら考え、議論し合い、共有する機会・場をつくることで、新しい「理念・ビジョン・戦略」に基づいた一人ひとりの行動変容を起こし、成果につなげることにエネルギーを惜しんではならないのですが、ただどうしてよいかわからない経営者は少なくないと思います。

大きく分けると、次のような3段階で理念行動の習慣化をはかることをお手伝いしています。

STEP1: 企業理念の理解・共感
 
・経営者からのメッセージ
・理念を共有する場づくり
・社内外へのプロモーション
 
STEP2:企業理念の行動への展開
 
・企業理念の部門と個人への落とし込み(明文化・行動)
・部門理念、個人理念の実行を支援する場と仕組みづくり
 
STEP3:理念行動の習慣化・定着
 
・理念行動の成果(成功体験のエピソード)の共有と蓄積
・継続的な発信、共有の場と仕組みづくり


そして、方法論としては、次のような4種類の打ち手の導入をお手伝いしています。
 
1.経営陣からの発信
経営陣から、理念に関するメッセージを事あるごとに発信する。
 
2.共有の場づくり
理念について考え、話し合い、気づきを得られる場をプロデュースする。
 
3.仕組みづくり
部門や従業員の理念行動を支援し、促進するための仕組みを持つ。
 
4.社内外へのプロモーション
日常の中で、理念を認知できるよう、効果的な媒体を持つ。


最後にもう一度繰り返させてもらいましょう。


「経営理念は実現させるために創るもの」であり、「経営理念は実現させるために現場に定着させるもの」である。

そのためには「根気」と「智恵」が必要である。



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