今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.05.07組織風土
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イエスマンが必要だ

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「イエスマンになってはいけない」というのは、幹部社員への戒めの定番です。

イエスマンを辞書で引いてみますと

「人の言うことに何でも“はい”“はい”と言って、無批判に従う人」とあります。

実際に会社で使われる「イエスマン」の時には、「仕事ができない人」というニュアンスも加わるように思います。
このニュアンスがあるために、「オレは仕事ができるんだぞ」ということを、「上の批判」という形でアピールしようという人がいるものです。

イエスマンの逆は「ノーマン」です。
社長の立場で言わせてもらいますと、ノーマンの幹部ほど困るものはありません。

ノーマンは人名は別として辞書に載っていませんので、イエスマンの表現を逆にしますと

「人の言うことに何でも“NO”“NO”と言って、批判して従わない人」ということになります。

最初からノーマンを幹部にしなければいいのですが、間違ってしてしまったり、途中からノーマンになったような場合は、ただちに幹部から外れてもらわなければ、とても経営チームを維持できません。

ノーマンというのは、周りから見て最初はカッコよく見えるもののようです。
次第にそうでなかった幹部にも伝染していったり、社員にノーマンの幹部に憧れる者が出て来たりします。
会社は徐々にバラバラになり始めます。

そのうちノーマンもイチイチ批判することに疲れたり、飽きてきますが、ノーマンの姿勢は貫こうとしますので、社長の指示や、役員会で決まったことなどを無視するようになってきます。
決まったことに対して「どうせ社長がやりたいように決めたんだろう。どうせろくな戦略じゃないよ」
などと、社員に言って自分のポジションを上げるようなことをする場合もあります。

皆さん、こういう状態になるぐらいだったら、イエスマンのほうがまだマシだと思われますよね。

上のような表現は大袈裟に感じるかもしれませんが、こうした幹部に悩む社長さんは実は多いんですよね。

ボクは経営幹部は、社長にとって「経営の同志」でなければならないと思っています。
同志も辞書で引いてみましょう。
「こころざしや主義・主張を同じくする人」とあります。

元々、志や主義・主張が同じ人が集まって経営していくわけですから、そうそう経営幹部が社長を批判するような局面が訪れるのはおかしいんですね。

中小企業の場合、経営幹部は有能なるイエスマンでなければ、経営はやっていけないと思います。
経営陣がいつもいつもぶつかっているようでは、社員も安心して働くことができないですね。

有能なるイエスマンとは、「仕事ができ、志や主義・主張は社長と同じくする人で、普段は社長の意志や決定事項を忠実に実行に移していく。イザという時には社長のため会社のためにモノ申せる人」だと思います。

「イエスマンばかりを登用するワンマン社長」などという、ネガティブな表現で言われがちですが、有能であればイエスマンを登用するのは、ボクは当たり前だと思います。



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