今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.05.08リーダーシップ
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リーダーシップがバレル時


組織の要請や、社長に指名されて、経営幹部になったり、組織のリーダーになったりするわけです。

その立場になれば、気合いでなんとかなるというものでもありませんな。

サラリーマン時代10年間の人事部長生活で、そして独立後12年間のコンサル生活で、何の勉強もせず、リーダーシップの何たるかを考え抜くこともせず、流れに身をまかせて目の前の仕事をこなすだけで、全然機能していないリーダーはいくらでもいることがわかりました。

たまに天才的な人もいて、人柄と天賦の明るさでチームがまとまり、皆がやる気になっている場合もあります。

しかし、たいていの場合は、リーダーシップというものの意味を、部下に命令を下して仕事をやらせること、そして、部下にあれこれと、こまごまと注意して影響を与えることと考えて、日々の目の前の仕事を一緒にやりながら過ごす。

自分の軸も目標もなく、流れにまかせてチマチマと日々を過ごすことは可能ですが、実はリーダーとはどうあるべきかということは、部下のほうがいつもよく考え、上司に期待し理想像を描いているものなんですね。
考えていないのは本人だけということもよくあります。
リーダーシップとはどういうものかを自分なりに考えながら仕事をしなければ、足元が固まることがありません。

どんなに会社が金を使ってマネジメント研修をしようと、社長が口を酸っぱくして教育しようとしても、本人が本気で考えることなしには、何も始まりません。

どんなに取り繕っていても、次第に、自分なりのはっきりとした考えも目標も、組織の理想像も持っていないことは、ばれてくることになります。

会社の業績が悪くなったり、自分の担当している事業の方向性を大きく変えなければならなくなったような非常事態に臨んだとき、必ず言い訳をするか、責任から逃げ出すことになります。これは100%そうです。
会社に対して「リーダーの立場から下ろしてくれ」と言うことができれば、まだ誠実ですが、なんやかや理由をつけて退職し、人生をゼロクリアしようとする人も少なくありません。
社長や人事部長に正直に言うことはありませんが、本当の退職理由として、こうした「自分の化けの皮がはがれることへの恐怖感」というものも実態として存在するわけなんです。

リーダーシップとは、チームの目標を自分で明確に定め、さらに責任と使命感をしっかりと持って、結果を出すことです。そしてそのために必要な教育を、チームメンバーに行うことです。

上に書いた、「部下に命令を下して仕事をやらせること、そして、部下にあれこれと、こまごまと注意して影響を与えること」などは、リーダーシップというものの、枝葉末節のことであり、本質ではないわけです。

先日、ある社長さんと話をしていましたら、「幹部が育たないのは、社長の自分の責任だ」と言っていました。
そして「日頃から幹部教育をしてくればよかった」と言っていました。

非常に謙虚で、素晴らしい社長さんです。
謙虚に自分の責任を認めるのはいいことですが、そもそもボクは幹部教育というものは、社長が手取り足取りすべきものではないと考えています。

幹部ともなれば、ビジネスの基本はとうにマスターしているわけですし、第一給料も社員の最高峰なわけです。
基本的には、自分自身で「リーダーシップとは何か?」を考え続けるべきですし、「チームの目標を自分で明確に定め、さらに責任と使命感をしっかりと持って、結果を出すこと」に、自分の意思でまい進するべきなのです。
社長がやるべきことは、そのことを幹部一人ひとりに「要望する」ということなのです。

話が支離滅裂になってきたようです。

今日の話の結論は、「リーダーは、会社からリーダーというチャンスをもらった段階で、自分自身でその意味と役割を自分自身で考えるべきもの」であり、「自分でチームの目標を自分で明確に定め、さらに責任と使命感をしっかりと持って、結果を出す」ものである、ということです。そのために給料をもらっているわけなのですから。



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この記事へのコメント
  • kowatariさま いつもありがとうございます。ほんとそうですね。政治家の皆さんも政治家の理想像、自分自身の理想像ということにもっと意識を持っていただきたいですね。自分を客観視する能力はリーダーの必須能力ですね。

    Posted by 今野 誠一 | 2010/05/13
  • 文中の「実はリーダーとはどうあるべきかということは、部下のほうがいつもよく考え、上司に期待し理想像を描いているものなんですね」に大きくうなずきました。というのも、昨今の政治家に対して、私がリーダーシップを望むのは無謀なのか?ということを考えており(苦笑)、部下は上司に理想を求めるものなのだ、だって、そうじゃなければついていく気にはならん!と結論づけていたわけです。つまり、すごく注目してるんだ、ということをリーダーシップポジションの人たちは、かなり認識する必要があると思うのですが、今野さんの書かれているように、乏しい人が多いのが現状のようですね。

    Posted by kowatari | 2010/05/13

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