今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.05.21日記
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正解を当てに行く癖

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【ガリバーに学ぶ】

昨晩は、某大学院教授氏による、競争戦略の講座に参加しました。

2時間半の時間があっという間に感じるほどテーマそのものは面白かったですね。

先生のおっしゃることには、全面的に共感しましたね。

まずもって、戦略の本質とは「違い」にあるんだと。

他社といかに違えるかに経営者は心血を注いでいる。

そして、その「違い」はひとつだけでは駄目で、いくつかの「違い」が生み出されていって、それらを「つなげた」時に、ストーリーがなければだめなんだと、先生はおっしゃいました。

これも納得ですね。
いくつかの差別化ポイントがあって、それが連なって勝利の方程式になっている。
他社との差別化が一点集中であるだけでなく、いくつかの差別化ポイントが一遍の物語になっていなくてはならないのだと。

曰く

「戦略の真髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある」

ケーススタディーとして「ガリバーインターナショナルの戦略ストーリー」を学びました。
同社の戦略ストーリーのクリティカルコアは「買取専門」にあることは有名です。
B to Cの小売をせず、オークションでの卸売りに徹することで「コスト優位」を手にしている。

①競争優位が明確である。なぜ利益が創出されるのか。その最終的な論理がはっきりしている。
 従来のやり方に比べて、コストとリスクを同時に削減できることが、ガリバーの意図した競争優位。

②コンセプトが明快である。ガリバーのやろうとしていることが「買取専門」という言葉で明確に定義されている。

③ストーリーの構成要素が豊富に盛り込まれている。「大型展示場での小売はしない」「一定期間以上の在庫は持たない」「業界経験のあるオーナーをフランチャイジーにしない」というように、「何をしないか」というトレードオフが明確に意図されている。

④ストーリーに高い一貫性がある。

⑤クリティカルコア、圧倒的に他社と差別化できるストーリーの要を持っている。
  先生はこれを「キラーパス」と呼んでいた。


さっそく、自社マングローブの戦略ストーリーを描き直さなくてはと、決意させられる講座でした。


【正解を当てに行く癖】

一方、残念な面もありました。

2時間半の講座全般を通じて、受講生に自分で縦横に考えさせるというよりは、先生の講義のパワポがビシッとできていて、それを「正解」に、皆でそれを「当てに行く」という雰囲気になってしまっていたことです。

先生ご自身にも、その体質がこびりついているんですね。

受講生に当てていって、考えを聞いていくんですが、一人ひとりの答えに「丸」か「バツ」を与えて、切っていきます。

経営の世界に「正解」なんてものが存在しないと思うのですが、最終的には受講生の間に「正解を当てに行く」という風土が出来上がってしまったように感じました。

同じようなことを、ボクも社員達との日常のやり取りの中でしてしまっていることがあります。

「正解を当てに行く癖」を撲滅して、「自分の頭で考える癖」を徹底していきたいと感じました。



満を持したボクの初の著書です。いい感じに仕上がりました。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案してます。
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