今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.07.13リーダーシップ
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「すぐやる」は伝染する

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今、新しい本を書いてます。とにかく時間がないんですよね。

実は締め切りが間近になっておりまして、かなり焦ってます。
あれれ、出版社的には、言っちゃいけないのかな。
まあ、いいですね。

内容はですね、「仮)すぐやるリーダーの仕事術」っていうんですよね。

何かのアイデアが浮かんだり、やろうと決めるところまでは、皆横並びなのですが、そこから先の差は「本当にやるかどうか」なんだ、と思う瞬間が日常とても多いですね。
本当にやれるかどうか。決めたらすぐやるかどうか。実行力が一番の差になりますね。

このブログでも、テクニックやそうした「術」じゃなくて、根本的な考え方や生き方が重要だということを、散々書いてきているのですが、出版業界では、今やはりこうした「術」が売れるんでしょうね。

INSIGHT NOW!という変わった情報サイトがあります。
そこに毎週コラムを投稿してるんですね。名づけて「スター社員の仕事術」。
読者登録は無料のようなので、ぜひご覧ください。
そっちも結局「術」になっちゃってますね。

さて、本題の「すぐやるリーダーの仕事術」ですが、チーム自体をすぐやる軽快な、フットワークのいい、実行力のあるチームにしていくためには、まずもってリーダーが「すぐやる人」でいる必要がありますね。

これを僕は「“すぐやる”は伝染する」と言っているのですが。

ふとした瞬間に、すごい人の「すぐやる」行動に触れて、衝撃が走り自分の行動力に火がつくということがあります。
だからビジネスマンは、なるべく「仕事のできる人」「すごい人」のそばにいるようにしたほうがいいんです。
なのに、多くの若い人はなるべく人に接しないように、自分ひとりで気楽に仕事できる環境を望みます。
刺激のある人を避けようとする傾向があります。

僕にも、そうした「すぐやるすごい人」体験があるのですが、一番インパクトを受けて今も忘れられないのは、今から20年ほど前のバブル崩壊時の人事部長をしていた会社で、経営危機に陥り、人員削減をせざるをえなくなった時のことです。

1600人弱の従業員を半減させなくては経営が立ち行かないという中、グループの各企業に人員を受け入れていただくことになりました。
その各社を人事部長である僕が訪問して、受け入れていただくための具体的なお願いをして回ります。

岩手県の安比高原というところをご存知ですか。
今は経営母体が変わりましたが、僕がいた企業の系列で、盛岡の名門ホテル、安比高原のリゾートホテル、スキー場、ゴルフ場、開発会社などのグループ企業と施設を抱えている企業でした。

東京の不動産会社に、ビジネスがしたくて入社した社員達を、縁もゆかりもない土地の、何の志向もない事業に
携わってもらうことは何とも心の痛むことでしたが、その時は一刻を争う状況で実行あるのみでした。

ある日、その一大ホテル&リゾート会社を率いていた代表取締役で総支配人のK氏のもとを僕は訪ねました。
僕のいた会社の社員を一人でも多く受け入れていただきたいことと、具体的にどう話を進めたらいいかのご相談の第一回のつもりで伺ったわけです。

盛岡のホテルのティールームでK氏と対峙し、用件を切り出し一通り話し終わると、K氏はおもむろに一言「なるほど、話はわかった」とだけ言い、ラウンジのスタッフに「電話を持って来い」と言うと、その場から、ホテル、スキー場、ゴルフ場、などの各社と各施設の責任者に電話をかけ始めるではありませんか。

「こうこうこういう話だ。詳しくは後で話すから、とにかくできるだけ早く、ここに来てくれ。できれば1時間以内だ」
「会議?そんな会議は後にしろ。今大事な客が来ていて、お前に頼みがあるから1時間以内にここに来てくれ」と予定を変えさせてまで、緊急招集をかけます。

さすがに1時間では無理でしたが、2時間後くらいには、主な施設の責任者が僕の目の前に集合することになりました。この電光石火の早業には言葉もありませんでした。

そして、僕から直接話をさせていただいて、人員の受け入れを速やかに検討していただくことになりました。

そして話はまだ続きます。
総支配人のK氏は、こう僕に切り出します。

「君は、いつ帰るんだ?まさか今日帰るつもりじゃないだろうな。今日は泊まって明日各社の現場とできるだけの打ち合わせをしてから帰れ」と言うのです。

実のところ、僕はこの日は総支配人にお願いだけをして、ご検討いただいておいて後日日を改めて具体的なお話に来ることになるだろうと思って、正に日帰りのつもりでいたのです。
そうすると、遠い岩手のことです。次のステップにまた時間がかかるのは必至のことでした。

ところが、総支配人は、すぐさま責任者を集めて具体的な話を進めてくれたばかりか、泊まって現地を理解しさらに話を進めてから帰れというのです。たった一日で一気に話は具体的になっていきました。
具体的という意味は、どこで何人どんな仕事で受け入れることができるのかということと、いつからどんな段取りで話を進めるかというスケジュールから、全てです。

僕は、急遽翌日の予定を全部キャンセルして、その日は、総支配人が用意してくれたホテルの部屋に泊まることになりました。

一日の打ち合わせを終えてホテルの部屋に入ると、豪華なフルーツ盛がテーブルに置いてあるではありませんか。

メッセージが添えてありました。

「今野君が一番つらい思いをしていることは分かっている。K」


K氏と共にしたこの一日で、僕はK氏が「スーパーすぐやる人間」であることと、「人の気持ちをつかむ達人」であることがわかりました。

この日から、K氏の真似をすることにしました。



満を持したボクの初の著書です。いい感じに仕上がりました。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案してます。
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ATARIMAEプロジェクトを応援しています

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