今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.08.09リーダーシップ
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やってみなければわからない仕事

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やる前からできない理由をあげつらいなかなか着手しない社員は少なくありません。
 
それは元々やる気があまりないからやり過ごそうとしているかというとそこまで確信犯的でもなく、単にやったことのない仕事への怖れがそうさせている場合があるのです。
 
そうであることをリーダーが察知できる場合はいいのですが、察知できずに「やる気のない奴だ」という烙印を押してその烙印がずっと続くようになると、彼のビジネスマン生活は実に不幸なものになってしまいます。
 
仕事の中には、やる前から結果が分かっているような仕事もあれば、やってみないとわからないという仕事もありますが、「すぐやるか」「すぐやらないか」が問題になるのは、やってみないとわからないような不確実な仕事のほうであるはずです。
 
やる前から結果が分かっているようなルーチン仕事や流れ作業的な仕事であれは、すぐやるかどうかが問題になる余地もなくすぐにやっているはずです。やってみなければわからないような未体験ゾーンだったり、あるいは難易度のある程度高い仕事に取り掛かる場合には、そのことに対する「怖れ」を担保する勇気の源が必要なのです。
 
それはリーダーの怖れに関する理解と「やってみなはれ」という後押しであるはずです。
 
よくリーダーの役割として「仕事をよく見てあげる」という言い方をすることがあります。
その場合に意味するところの多くは「やっていることを適正に“評価する”」という意味で使われることが多いのですが、実は最も大切なことは、この社員の怖れや不安に気づき、「後のことは心配しないでやってみろ」という勇気を与えることか、本人だけで難しい場合には、手にあまりそうなところを支援することなのです。
 
結果を評価するも何も、勇気を持って着手しないことには何も始まりません。
そうしたことを「社員を甘やかすことになる」と、仕事を部下に丸投げし、いよいよの段になって「お前今まで何やっていたんだ」では、リーダーとして存在する意味がないわけです。
 
しかし、胸に手を当ててみると、若かった頃にリーダーにそういう態度を取られて腹立たしく思った経験をほとんどの人がしているはずなんですね。
喉もと過ぎれば同じことをしてしまうのが、悲しいかな人間です。
同じことをリーダーになった今、メンバーにしていないかどうか振り返って見る必要があるんですよ。
 
やってみなければならない仕事に勇気を持って迅速に着手する風土を作っていくためには、リーダーの「社員の未体験への怖れへの理解」と「やってみなはれ、という後押し」が必要だという結論です。



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