今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2010.09.23日記
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ケーススタデイの限界

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前職が人事部長だったもので、色々な他流試合の勉強会に行きました。

某大学の社会人MBAコースの長期合宿コースや、某研修会社の半年間のエグゼクティブコースや、某元大物経営コンサルタント主宰の経営スクール等々・・・。

すべてに共通しているのは「ケーススタディー」が主体だということ。

行ったからにはと、かなり一生懸命学んだ。これでも真面目なほうなんでね。

一番大変だったのは、某大学の社会人MBAコースの合宿コース。2週間だったか3週間だったか・・・。
一日に2つのケーススタディーを延々と議論しまくるというものだった。
本場ハーバード大の現役教授の英語の授業も大変だったなあ。

今振り返ってみると、どうなのかなあ・・・。
それが今に生きているのかどうか・・。
何とも言えないなあ。
中身はほとんど記憶に無い。

そこで知り合った方もけっこういるし、行かないよりはよかったかな。
知り合いの方もけっこういるので言いにくいんだけどね、教授の話って説得力がちょっとね。
ちゃんと現場に足を運んで、リアリティーのある話ができる人もいたけど、多くの人は机上の例をたくさん知ってるだけだしね。

今に着実につながっているのは・・・。
自分の管理職時代のマネジメントの実践であるし・・。

経営については、前の会社での経営計画とその実践と振り返りの実践であるし。
関連会社室というところの部長をしていて、子会社の経営支援をしていたんだけど、その時の経験であるし。

そして、何より、マングローブを起業してからの12年の経営経験と、コンサル経験だよね。

神戸大学の金井壽宏先生が、ビジネスマンの学びの源泉は何か?ということを話していて「経験が70%」「上司や先輩からの薫陶が20%」「セミナーや研修が10%」とおっしゃっていたんだけど、本当にそうだと思うんだよね。

ケーススタディなどは、正解のない経営の世界について「議論」することで、考える力をつけようということなんだと理解してるんだけど、この間ある経営塾の授業で、某大学教授の授業受けたんだよね。

口では「正解はない。議論しよう」って言いながら、受講生の意見にことごとく反応して、「それは違う」「その意見はこんな論点がずれている」ってケチのつけまくりだったからね。
教授になるまでに、「正解を当てる」訓練をしこたまさせられて来たわけだから、頭では「正解のないことを議論することで考える力がつく」ってわかっていても、体が「正解は何か?」に慣れきってるんだよね。
ケーススタディと大学教授の組み合わせは、僕は最悪だと思うね。

ところで、責任者出て来い~、とばかりに文句が言いたいんじゃなくてね。
経営者の皆さん、かわいい社員をケーススタディなどを延々とするところに勉強に行かせるお金があったら、子会社の一つでも作って、実際に経営させてみたほうがいいよ。

そこまでしないまでも、社内企業家的に、部門をもっと任せてプレッシャーのかかる立場でもやらせないと・・。
机上の勉強させればさえるほど、頭でっかちの考える力はあるけど、動くことができなかったり、肝心な時に腹の据わらない小粒なナンチャッテビジネスマンを量産することになると思うけどなあ。

満を持したボクの初の著書です。いい感じに仕上がりました。
マングローブからヒントを得た生き方・働き方・経営の仕方を提案してます。
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