今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2008.12.19若手の成長
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魔法の3つの質問

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若手社員仕事できる化プロジェクトの最後の章『自分軸で仕事をする』をお届けしています。
1.若さを発揮する
2.自分で考える
3.問題意識を持つ

「自分で考える」について、前回は「自分で考える癖をつける」でしたが
今回は「魔法の3つの質問」です。

【魔法の3つの質問】

自分で考えながら仕事をしていく上で、自分にいつも問いかけるといい、魔法の言葉を3つ紹介します。


1.「考え抜いたか?」
 
部下が、お客様への提案資料の下案や、商品開発の原案を持って相談に来たような場合、いくつかの質問をすれば、その案についてどれだけ考え抜いたかは、すぐにわかります。
 
パワーポイントなどを駆使して、資料は表面的にきれいにできていても、中身を突っ込んで考え抜いてはいない。言い方がよくないかもしれないが、中身がお粗末でも「見せる技術」でそれなりの仕事をしたように見える。
 
逆にワードのベタ打ちで、決して見栄えはよくないけれどもポイントを押さえている。
非常に分かりやすい説明で、色々な質問にも答えが用意されていて、考え抜いていることがわかる。
その場での深いやり取りで出た材料を元に、そこから提出用の資料作成が始まる。
 
どちらが仕事ができる人なのかは明らかなのですが、前者のような仕事ぶりの人が少なくないと思います。
マイクロソフトに恨みがあるわけではないのですが、あのパワーポイントをはじめ、プレゼンテーションソフトというものの罪は大きい。
明らかに考え抜くことを邪魔している。
 
いきなりきれいな資料を作ろうとパソコンに向かうのではなく、まずは自分に対して「考え抜いたか?」と問いかけてもらいたい。
 
大事なことについては、寝ても覚めても、寝食を忘れて「考え抜く」という経験が必要です。
いつもいつも途中でうやむやにして考えることを放棄していると、仕事脳はできあがりません。
 
「仕事脳」というのは、オンとオフの切り替えができ、ここぞという時に情報をインプットして、何らかの結論を出したり、決断したり、誰かの役に立つ情報に加工したりする、「成果を上げられる脳」のことです。
 
「考える」ことは、人間である限り誰でもできるが「考え抜く」ことは、プロビジネスマンの条件です。
 
 
2.「お客様の身になって考えたか?」
 
お客様の満足があってはじめてお金をいただき、会社が成り立ち、給料をいただけるわけなので、お客様の満足を第一に考えなくてはならないことは、子供でもわかる当たり前のことなのですが、組織の中で一番下にいるとなかなかそのことに集中はできません。
 
どうしても、まずは先輩が自分をどう見ているか?上司が自分をどう見ているか?
社長が自分をどう評価しているか?に意識が行ってしまいますね。
 
組織の中で生きているのですから、そういう考え方が先に立つのもやむをえないことかもしれません。
始終お客様の身になって考えることはできませんから、節目節目で自分に質問を発することですね。
 
もう一つ大事なことを言っておきたいと思います。
 
「お客様の身になって考える」ということの意味を、単に「お客様の目線で」などと抽象的な表現で考えていると、いい仕事はできませんよ。


「お客様の身になって考える」ということは・・・
「お客様が何を大事に考えているか?を理解する」ということ。
そして「お客様が大事に考えていることについて、自分も一緒に考え抜く」ということです。
 
お客様に何か提案をするとした場合に、その提案内容に関して「お客様が何を大事に考えているか」ということも重要ですが、実はその周辺のことについても考えることが重要です。

企業理念を大事に考えている方であれば、一緒に企業理念を自分の会社のように理解する。

会社の将来像を大事に考えている方であれば、一緒にその会社の将来像を考えてみる。

現在、何か学んでいるテーマがあり、それを大事に考えているのであれば、自分も一緒に学んでみる

大事に考えていることを「共有」してこそ、いい提案ができるというものです。


3.「社長ならどう考える?」

成長するためには、最低でも、ワンランク上の目線でモノを考えていなくてはダメだと、若い頃に教わりました。
平社員は課長のつもりで、課長は部長のつもりで、部長は取締役のつもりで、取締役は社長のつもりで・・・。
そして、社長は??株主のつもりで?
 
組織から期待されていることを理解していないと、けっこう無駄なことに時間を費やして、自分で気がつかないでいることもあります。
逆に、必要なことができていないことがわからずに、いよいよの時になってプッシュされてしまうこともあるでしょう。
 
組織から期待されていること、必要なことを確認するためにも、立場を変えて自分を見てみることは必要なことです。


「会社の歯車にならないぞ」とばかりに、突っ張って我が道を行こうとする人が時々いますが、馬鹿言っちゃいけません。
自分の意見を持ったり、自分らしくやるのは大いにけっこうですが、歯車という言い方は別として、組織の期待や必要なことを正確に理解して、それを実行することで給料をもらっていることを忘れては困ります。
組織にいるのがそんなに嫌なら、辞めて一人でやっていけばいいのです。


 
飲んだ席などで、時々上司の愚痴を聞かされることはありませんか?
こういう場は重要ですよ。


「上司の愚痴なんかにつきあってらんないよ」と言わずに聞いたほうがいい。
上司の愚痴の中には、経営者視点のヒントがけっこう隠されていることが多いんですよ。
愚痴の質も自分のレベルとは違うはずです。
上司の本音の中に、自分への強い要望が入っていたり、組織全体の課題が含まれていたり。
むしろ、一緒に考えるスタンスで、愚痴を聞くこともたまには必要です。
 
「社長ならどう考える?」の社長の部分を取締役や部長や課長に入れ替えてもいいのですが、立場を変えて自分を見る癖をつけてください。


1.考え抜いたか?
2.お客様の身になって考えたか?(お客様が大事に考えていることって何?)
3.社長ならどう考える?

3つの魔法の質問を自分に投げかけてください。
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