今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2008.12.19若手の成長
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「考える」ということ

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【12月19日2回目の更新。最初の『魔法の質問もご覧ください】

【「考える」ということ】
 
1. 考え方=言葉
 
当たり前ですが、人は「考える」ということを、すべて言葉でします。
ここに「考える」ということの一つの本質があります。
 
自分が今までにどんな環境で何を学び、どんな仕事を経験してきたのか。
どんな言葉に反応し、どんな言葉は無視してきたのか。
要は、自分がどんな言葉を使うかによって、考え方は決まってくるということです。
 
頭の中でものを考える時は、人は皆「自分の言葉」を使います。
どんなに本を読み、人の話を聴いていい言葉をメモして仕込んでも「自分の言葉」になっていなければ「考える」ことに使うことができません。
それについては、後で述べたいと思います。
 
言葉によって考え方が左右されるとすれば、考え方を変えるには、言葉を変えないといけないうことです。
「凝り固まる」という言葉がありますが、特定の環境、特定の組織、特定の業界、特定の人間関係、の中だけで生活し、仕事をしていると、使う言葉の種類が狭まってきて、考え方も「凝り固まって」きます。
 
凝り固まらないためには、時には世界を変えて、「違う言葉に触れる」必要があります。
考え方が柔軟だったり、発想が豊かな人というのは、色々な世界に触れて、多くの言葉に触れているものです。
 
会社の中でも、なるべく色々な仕事を経験する。
同じ仕事であっても、色々な種類のプロジェクトを経験する。
さらには、できることなら、色々な業界の人と接する機会を持つ。
願わくば、仕事とは関係ない世界の人との接点も大切にする。
 
単にボキャブラリーを増やすということではなく、違う世界の言葉に触れると思考のパターンを壊すことになる。
 
時にはそういうことも必要だということです。
 
 
2.「知る」と「考える」の関係
 
知識を豊富に仕入れている人が、必ずしも豊かな発想の持ち主とは限りません。
せっかくの知識も、仕入れて倉庫に入れてばかりでは何の役に立ちません。
知っていることと、考えられることとは別の能力です。
 
本を読むことも大事だし、人の話を聴くことも大事。
知識を溜め込むことばかりになっている知識収集家になってはいけない。
 
知識という財産は、確実に経年劣化(時と共に価値が下がる)します。
・得た知識が、時代に合わなくなり意味がなくなる
・得た知識は、どんどん忘れていく
 
本を読んで大事だと思うところを抜き書きしたり、セミナーや講演で聴いたいい話しをノートにメモしたり、知識を蓄えることに余念がないことと思います。
しかし、それを見返したことが何度あるでしょうか?また後日使った試しがどのくらいあったでしょうか(全然ないとは言いませんが)。
 
ただ「知る」だけでは意味がなく、そこに「自分の考え」が入って来ないと意味がない。
 
 本を読んでいいと思ったフレーズがあったら、それをただメモするだけでなく、それを自分がどう感じ、どう考えたのかをメモする。
 人の話を聴いて、いいと思ったフレーズがあったら、それをただメモするだけでなく、それを自分がどう感じ、どう考えたのかも必ずメモする。
 
将棋棋士の谷川浩司氏は、著書「集中力」の中で、こう言っている。
「教わったことではなく、自分の考えを記憶するようにしないといけない」
「言われたことをただ記憶するというのでは、人は伸びない」
 
「知る」+「考える」で、自分のものになるし、初めて仕事に使える状態になるわけなんです。
 
あるいは
どんなに本で読んでノートに取って言葉を仕込んでも、現場を積み重ねて経験の中で自分のものにしていかないと「自分の言葉」として、次の時に出ては来ません。
 
 
仕事ができる人を目指すなら、勉強の仕方も見直したほうがいいですね。
 
 
3.考える=集中力
 
谷川浩司氏の「集中力」という本の話をしましたが、考えるということには「集中力」が必要です。
 
オフィスで、デスクに向かって、今目の前の課題について正に「考えている」とします。
 
以前の項目で、ボクは「時間を区切って60点のできでもいいから、その時点でケリをつけて次に行かないとダメだ」という話しをしました。
一方では、「考え抜け」という話しもしました。
矛盾しているように見えて実はそんなことはありません。
「考え抜け」と言っても、時間をいくらでもかけていい、というほど仕事は甘くありませんから、決めた時間の中で、最高の集中力で、密度濃く考え抜いて、時間が来たら、さっさと区切りをつけて次の仕事をする、ということができなくてはなりません。
 
その時に自分を邪魔するものの最もやっかいな悪魔は何かというと、他の課題のことを思い出して「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」という強迫観念で集中力を低下させ、思考力も鈍らせる、ということです。
 
こうなってしまう人の特徴は、はっきりしており、対策もはっきりしています。
 
それは「自分の抱えている課題のすべてが頭に入っていない」ということ。
だから、漠然と不安になるのです。
 
対策は簡単です。自分が抱えているすべての課題を洗いざらい書き出して、一目瞭然にした上で、目の前の課題に順番に取り組んでいくこと。
こう書くと実に単純なのですが、とても大きな効果があるのです。
この一覧を見ると、今自分がどの課題の何をしているかがわかります。
他の課題も一目瞭然であり、「他にやることが山ほどあるのに」という漠然とした不安ではなくなります。
 
ボクの場合は、以前のブログでもご紹介しましたが、自分の課題をマインドマップで洗いざらい書き出して、デスクの前に常に貼り出して見ています。

DSC00124.jpgのサムネール画像

図の周辺に課題が広がっているのですが、企業秘密でお見せできません。

自分の抱えている課題は、マインドマップに常にすべて書き出して一目瞭然にした上で、考える仕事に集中する。
これは絶対的にお勧めです。
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