今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2011.09.17日記
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長過ぎるスタッフの弊害

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僕が独立起業したのは40歳。

リクルートに入ってから、3年間はライン部門(現場)だったけど、その後はずっとスタッフ畑だけを歩いたんだ。20年弱に及んだんだよ。

 

実のところ僕はライン部門への異動願いをずっと出し続けていたんだけど、まったく聞き入れてもらえなかったんだ。それだけスタッフに向いていたということなのか、現場では使い物にならないと思われていたのか。一応説明は「今のポジション(人事部長など)が余人を持って替え難しである」ということだったんだ。

 

ライン部門への異動願いを出し続けていたのは、別にスタッフの仕事が嫌だったからじゃないんだよ。それどころか、どの時代も最初は色々思ったけど、最終的には「天職」と思ってやって来れたことを誇りに思っているくらいなんだ。

 

でも異動したかったのはね・・。

 

☆スタッフが長過ぎると、自分が守りに入って新しいことにチャレンジする精神を忘れてしまう。

☆会社の隅々のことまで分かり、社長の思考の癖も分かり、無意識のうちにそれを読んで、それに合わせて仕事をするようになっていく。

☆長くいると、すべてのことについて自分以上分かっている人がいなくなり、自然と君臨するようになり、自分に刺激と危機感と謙虚さが薄れて来る。

 

という3つくらいの理由だったんだよね。

 

コンサルティング現場でも、企業には社長に気を使い過ぎるスタッフがいることが分かる。

 

この間もある会社で「うちの社長は、理念やコンセプトなどは嫌いなので、そういう話ではなく、単刀直入に“お宅はここが問題だからこうしなさい”と各論で指摘してください」と言われた。

 

これではいけない。理念やコンセプトが嫌いな社長が率いる企業は、今はよくても早晩立ち行かなくなるに違いない。

 

またある会社では、「うちの社長は、資料はこういう具合だと読んでくれて、こういう具合だとウンヌン」「こういうキーワードは気に入らないのでNGワードです」などと、微に入り細に入りご指導くださった。

 

これではいけない。社長好みのことを外の人にも押し付けていては、社長に意外性のある刺激的な専門家の提案は届かなくなる。

 

また、ある会社では、経営企画室と人事部のマネジャーの皆さんと組織課題の相談をするために伺ったら、「急に社長に呼ばれてしまい、お会いすることができない」と、担当者の方一人だけが出て来られて、ほとんど実のあるミーティングにならなかったことがあった。

 

これではいけない。自社の社長に急に呼ばれたという社内の事情で、来客者を粗末にするスタッフのいる会社の将来はどうなのであろうか・・・。

 

僕が思うに、社長の性格や好みなどを知りすぎて、社外にそれらのことで要望を出すようになったら、社外のことより社長のことを重視するようになったら、スタッフは替え時なのだろうと思うんだよ。

 

社長自身は、自分に色々気を使ってもらったほうが楽だから、長くいて理解してくれているスタッフを異動をしようとはしないと思うけど、スタッフ自らが異動を願い出ないといけないんじゃないかな。

自分の賞味期限というものに自分で敏感になり、責任を持って対処すべきだと僕は思うんだ。


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三連休も地道にお届けする【今野誠一の漢字力白状伝】。
日頃言葉は使っていても、漢字で書けないというのが一番まずいと思ってるんだよね。
特に僕のように、「言葉の使い手」として生計を立てているものとしては、非常に中途半端ということになるんだ。

企業の管理職なども、ある意味では「言葉の使い手」でなくては務まらないと思うから、何とかしなくちゃいかんと思うよ。

 

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