今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2011.11.03日記
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組織や人事はアートである

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今日は「文化の日」である。

「文化の日」と聞いて、すぐに連想するのは何と言っても「芸術」、「ART(アート)」だよね。

人の心情と感性にインスパイアを与える作品たち。

ものの本によると、アートと呼べるかどうかの最大の違いは「メッセージ性があるかどうか」なのだそうだ。

「アートとはメッセージを訴えかける作品であり、メッセージの希薄な作品はアートとは呼べない」とのこと。

これは実にシンプルに言い合わらしてるなあ。

また別のところでは「オリジナリティー」こそがアートの条件とも書いてあった。

「全部個性的で、全部違う。ひとつとして同じものがない」という、オリジナリティー具合もアートの条件というのもうなづける。

ここまで書いて思ったことだが、僕らが扱っている「組織」というものも、実に「アート」な世界であると思うんだ。

何しろ、「人間」という、「全部個性的で、全部違う。ひとつとして同じものがない」ものが、何人も何十人も何百人も何千人も集まっているわけだからね。アートそのものだよね。あ、また書いていて気がついたけど、「人間」もアートそのものだってことだよね。

「アート」は論理とは無縁の世界だ。昨日二つの博物館と美術館に行って、正にアートに触れてきて解説本も買って来てよんだけど、論理の頭で読んだら全然わからんもんね。

もしアートである「人間」が多く集まった組織も「アート」だとするなら、やや強引ではあるが、それは論理とは無縁ということになるでしょ?

展開は強引だったけど、この「組織=アート」であり、論理では片付けられない世界であるというのは、実に重要なポイントであると思うんだな。

それをMBAの世界などでは、なんとかして論理の問題に持ち込もうとしている。

MBAは取得していないから分からんのだけど、グロービスのエグゼクティブクラスや、慶応大学大学院の社会人コースの合宿にもぐりこんで受講したことはあるんだけどね。
そこでそのことを体験したんだよ。

 本場であるアメリカはハーバードの教授のヒョーマンリソースの単元を受けたんだ。MBA得意のケーススタディーだった。2週間ずっと泊まり込みで一日2ケースずつディスカッションしていくハードなものでね。あれは大変だったな。本物のMBAはそれを2年間続けるというからそれは鍛えられるよね。

で、内容は忘れちゃったんだけど(駄目だねえ)、組織問題のケースを自分だったらどう解決するかを考えて来てで椅子カッションするんだけど、当てられたから僕は自分の経験を踏まえてね、色々意見を言ったんよ。

それに対しての教授の一言。「あんたの意見は論理がガタガタだ」って。ガクッ。マイッタ。

経験に基づいた自分の意見に自信を持っていたんで、引き下がりたくなかったんだけど、何しろ向こうは本場の英語でまくし立てて来るものだから歯が立たなくてさ。

これまた強引な展開なんだけど、組織や人事問題を扱う「人事部門」の人達は、「アーテイスト」じゃないといけないよね。
会社の「論理」よりも、「一人ひとり違う社員の気持ちがわかること」や「一つ一つ違う組織の課題(全社一律なはずがない)」の本質を感性で感じる力が必要だってことだ。

組織や人事に関するコンサルティングを展開する僕らこそ、もっともっと「アーティスト」じゃなくちゃいけないんだよ。

でないと、組織や人事のことなんて「何もわからない」もの。

 
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