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2008.10.08組織風土
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創業10年。
試行錯誤の連続だった。
事業内容についても、経営の手法についても、自分自身の生き方についても。
色々なことを試し、挑戦し、悩み、もがき、10年がかりで、現在のマングローブ的経営、そしてマングローブ的生き方にたどり着いた。
もちろんどこまでいっても満足せず、探求し続けるわけだが、10年経った今が、精神的に最も快適な時期になっていることを幸せに思っている。
今を快適な時期にできた理由は色々あるが、大きくは次の6つだと思っている。
・ワクワクの人生企画書
・ミッションの絞り込み
・転職者への思い
・脱!目標管理
・全員経営→孤独な経営からの脱却
・ミッションステートメント→ブレない経営
【ワクワクの人生企画書】
独立を決意してからのボクは、何をやりたいかだけを考えるのではなく、自分の持てる資産で世の中に最も貢献できる形はどういう形かをじっくりと考えた。
考える過程で、自分自身の人生企画書づくりに挑戦したんだけど、とてもワクワクする経験で、ぜひ皆にも勧めたい。
・自分の人生の目的とゴールをイメージする。
・それに向かっていくに当たって、まずはこれまでの人生を年表で振り返り、現在の資産をたな卸しする。資産とは人脈や能力や貯蓄や動産不動産に至るまで。
・自分の人生終了予定日を明確にして、目的とゴールに向けての目標と課題を明確にする
・重点目標と具体的行動を明確にして、年齢ごとの達成度をグラフで想定しておく。
これだけの内容をA3一枚で見やすい形にレイアウトした「一枚企画書」だった。
10年前のこの企画書の年齢ごとの想定達成度からは、微妙に現実はずれてしまってはいるんだけど、将来計画を見える形にしたことは、自分にとってはとても大きなことだった。
この企画書で重要なのは、人生目標の内容のポイントを、会社の規模や、資産の額などの数字ではなく、将来の自分が何をしていて、どんな存在になっているか?ということにおいていることだ。
この企画書の存在が、ボクに会社経営の方向と自分の生き方スタイルを変えていくエネルギーを与えていたことは間違いない。
創業前に書いた、「今野誠一の人生企画書1998」。今でも大切に見直している。

【ミッションの絞込み】
『何をやりたいかだけではなく、自分の持てる資産で世の中に最も貢献できる形はどういう形か』。
このことを考えて、ボクが創業時に狙いを定めたのは、スタッフワークのワンストップサービスを提供することだった。
人事はもちろん、総務、広報、法務、経理といったスタッフワークの専門家を揃えて、ベンチャー・中小企業を中心に、お困りごとを何でも対応できるチームができたら、役立ち度が最高だし、さらには、自分達が最高に楽しくて成長感も大きいだろうと考えた。
守備範囲を広く取ることの難易度はわかっていたんだけど、どうしてもチャレンジしたかったんだ。
守備範囲を広く取って、役立ち度を上げて、やる側のやりがいや楽しさや成長感を追及するという考え方は、当時よりは絞り込んだ今でも変わってはいない。
ある時期まで、快調にその体制を整えていったんだけど、少し無理があったかなあ。
色々あったけど、大きな問題は2つ。
一つは、コンサルティング事業と、給与の処理や会計の処理といった事業とは、運営上の配慮すべきポイントも違い、関わる社員のマネジメントも違うものが求められ、共存が難しい、ということ。もう一つは、専門性を維持し、クオリティーを保っていくことが難しいということ。
わかって挑戦してはいたんだけど、乗り越えられなかったなあ。
そんな時期を経て、今落ち着いているのが、「企業の組織力を上げるための支援をする」というミッションだ。
これは非常にやりがいのあるテーマであり、貢献度も大きな仕事だと思っている。
「これぞ!」という事業ドメインへの絞込みを果たし、かといって絞り込みすぎず、組織力向上という大きなところで専門性を発揮できる幸せを今、味わっている。
【転職者への思い】
10年間で、最も精神的につらかったことは、仲間の転職だった。
転職者が出るたびにボクの心には、「裏切られた」という気持ちが生まれ、同時に、うまくやれなかった自分への悔悟の気持ちで一杯になった。
精神的な傷つき方は、半端なものではなく、立ち直れない日々をよく過ごしたものだった。
もちろん、今でも仲間が離れていくことがつらいことは変わらないので、できるだけ長く一緒にやっていきたいのは当然ながら、当初とは考え方も変わり、転進していく人への祝福と激励の気持ちに切り替えることもできるようになっている。
・組織風土と今後のビジョンに合わない人には転職してもらったほうが、お互いにとってハッピーである。
・やりたいことが変化していくのは、人間として当然のことである。
特に独立していく人に対しては、自分がクライアントゼロ、コンサル経験ゼロからスタートして、滑り出しに苦労を味わっていることから、スムーズな滑り出しで成功してほしいという気持ちが強くある。
【脱!目標管理】
創業後、体制がある程度整ってからのある時期は、役員をリーダーとしたチームによる独立採算性で、利益目標の管理をし、達成の状況を処遇にも反映するというオーソドックスな目標管理を導入していた。各チームへのプレッシャーが功を奏し、最初は確かに成績は上がったが、チームごとの成績に差が出てきて、処遇(給与だけでなくポジションなど)にも反映され始めると、成績下位のチームへの存在がクローズアップされることになり、責任者の取締役が退任するというような事態に繋がったこともある。
また、社長であるボクの役目が、全チームの監視と、叱咤激励(と言えば聞こえがいいが、プッシュですな)になり、精神衛生上、はなはだよくない状態になっていた。
思い切って、個人とチームごとの目標管理管理制度をやめ、全社目標を全員で追いかける形態に改めた。経営管理上、どの事業がどれくらい儲かっているか(儲かっていないか)は、明らかにする必要があるので数値管理はするが、セクションごとにノルマのような扱いではなく、あるチームの落ち込みは全社で補う一丸経営を目指すことにした。
責任の所在が不明確になり、皆がお見合い状態になることも当初心配していたけど、皆の見事なチームワークは、そんな心配を吹き飛ばしてくれている。
もちろん、この体制の課題もあるが、完成度を上げて、目標達成へのプレッシャーで追い込んでいくのではない、独自の形を作り上げていきたい。
【全員経営】
経営情報を極限まで公開し、業績がいい時には全員で喜び、そうでない時には全員で危機感を共有する。
全クライアントのコンサル状況をお互いに共有して、「自分にできることはないか?」というマインドで、社員間の情報共有と助け合いをする。
そうした風土を作り上げようとしている。
全社での定性的な目標と、数値目標は常に明確に共有し、タスクを明確にして、経営会議ではタスクの進捗と解決策について、全員で共有する時間を設けている。
一見、非効率に見えるのだが、ヒエラルキーの圧力によらない自主的な事業運営をしていくために五感(安心感、連帯感、成長感、熱中感、重要感)を社内に渦巻く状態にするために、40以上の具体的な施策を試行錯誤している。
社長や取締役がすべてに目を光らせるワンマン経営ではなく、組織風土を軸とした組織、全社員で動かしていける会社の実現が近い。
近年では、スタッフ業務(人事・総務・広報・経理)を半期ごとの任期で持ち回りの委員会制でやるという仕組みも導入して、全員経営を進化させている。
【ミッションステートメント】
9月22日のブログ『ビジョナリーな生き方』に書いたように、個人、家族、企業という3つの単位での、ミッションステートメントを明確にした生活を始めて久しい。
・朝起きて、確かめる、今野誠一の「マングローブ的生き方の30サークル」
・家を出る前に、確かめる、「今野家の3S-Style」
・会社に到着して、確かめる、マングローブの「30ブロック経営」
どれか一つでも追求することが難しいのに、3つもあって大変でしょう?と言われるのだが、指針を持って進むスタイルになじむと、シーンごとにきちんとあることが、わかりやすく、ブレない生き方への挑戦自体をとても快感に感じている。
これらのことによって、創業以来、現在が最も快適な状態だと思っているんだけど、それじゃあ、進歩も進化も止まっちゃうよね。
ますますいい会社になれるように、全員で作り上げていくつもり。
試行錯誤の連続だった。
事業内容についても、経営の手法についても、自分自身の生き方についても。
色々なことを試し、挑戦し、悩み、もがき、10年がかりで、現在のマングローブ的経営、そしてマングローブ的生き方にたどり着いた。
もちろんどこまでいっても満足せず、探求し続けるわけだが、10年経った今が、精神的に最も快適な時期になっていることを幸せに思っている。
今を快適な時期にできた理由は色々あるが、大きくは次の6つだと思っている。
・ワクワクの人生企画書
・ミッションの絞り込み
・転職者への思い
・脱!目標管理
・全員経営→孤独な経営からの脱却
・ミッションステートメント→ブレない経営
【ワクワクの人生企画書】
独立を決意してからのボクは、何をやりたいかだけを考えるのではなく、自分の持てる資産で世の中に最も貢献できる形はどういう形かをじっくりと考えた。
考える過程で、自分自身の人生企画書づくりに挑戦したんだけど、とてもワクワクする経験で、ぜひ皆にも勧めたい。
・自分の人生の目的とゴールをイメージする。
・それに向かっていくに当たって、まずはこれまでの人生を年表で振り返り、現在の資産をたな卸しする。資産とは人脈や能力や貯蓄や動産不動産に至るまで。
・自分の人生終了予定日を明確にして、目的とゴールに向けての目標と課題を明確にする
・重点目標と具体的行動を明確にして、年齢ごとの達成度をグラフで想定しておく。
これだけの内容をA3一枚で見やすい形にレイアウトした「一枚企画書」だった。
10年前のこの企画書の年齢ごとの想定達成度からは、微妙に現実はずれてしまってはいるんだけど、将来計画を見える形にしたことは、自分にとってはとても大きなことだった。
この企画書で重要なのは、人生目標の内容のポイントを、会社の規模や、資産の額などの数字ではなく、将来の自分が何をしていて、どんな存在になっているか?ということにおいていることだ。
この企画書の存在が、ボクに会社経営の方向と自分の生き方スタイルを変えていくエネルギーを与えていたことは間違いない。
創業前に書いた、「今野誠一の人生企画書1998」。今でも大切に見直している。
【ミッションの絞込み】
『何をやりたいかだけではなく、自分の持てる資産で世の中に最も貢献できる形はどういう形か』。
このことを考えて、ボクが創業時に狙いを定めたのは、スタッフワークのワンストップサービスを提供することだった。
人事はもちろん、総務、広報、法務、経理といったスタッフワークの専門家を揃えて、ベンチャー・中小企業を中心に、お困りごとを何でも対応できるチームができたら、役立ち度が最高だし、さらには、自分達が最高に楽しくて成長感も大きいだろうと考えた。
守備範囲を広く取ることの難易度はわかっていたんだけど、どうしてもチャレンジしたかったんだ。
守備範囲を広く取って、役立ち度を上げて、やる側のやりがいや楽しさや成長感を追及するという考え方は、当時よりは絞り込んだ今でも変わってはいない。
ある時期まで、快調にその体制を整えていったんだけど、少し無理があったかなあ。
色々あったけど、大きな問題は2つ。
一つは、コンサルティング事業と、給与の処理や会計の処理といった事業とは、運営上の配慮すべきポイントも違い、関わる社員のマネジメントも違うものが求められ、共存が難しい、ということ。もう一つは、専門性を維持し、クオリティーを保っていくことが難しいということ。
わかって挑戦してはいたんだけど、乗り越えられなかったなあ。
そんな時期を経て、今落ち着いているのが、「企業の組織力を上げるための支援をする」というミッションだ。
これは非常にやりがいのあるテーマであり、貢献度も大きな仕事だと思っている。
「これぞ!」という事業ドメインへの絞込みを果たし、かといって絞り込みすぎず、組織力向上という大きなところで専門性を発揮できる幸せを今、味わっている。
【転職者への思い】
10年間で、最も精神的につらかったことは、仲間の転職だった。
転職者が出るたびにボクの心には、「裏切られた」という気持ちが生まれ、同時に、うまくやれなかった自分への悔悟の気持ちで一杯になった。
精神的な傷つき方は、半端なものではなく、立ち直れない日々をよく過ごしたものだった。
もちろん、今でも仲間が離れていくことがつらいことは変わらないので、できるだけ長く一緒にやっていきたいのは当然ながら、当初とは考え方も変わり、転進していく人への祝福と激励の気持ちに切り替えることもできるようになっている。
・組織風土と今後のビジョンに合わない人には転職してもらったほうが、お互いにとってハッピーである。
・やりたいことが変化していくのは、人間として当然のことである。
特に独立していく人に対しては、自分がクライアントゼロ、コンサル経験ゼロからスタートして、滑り出しに苦労を味わっていることから、スムーズな滑り出しで成功してほしいという気持ちが強くある。
【脱!目標管理】
創業後、体制がある程度整ってからのある時期は、役員をリーダーとしたチームによる独立採算性で、利益目標の管理をし、達成の状況を処遇にも反映するというオーソドックスな目標管理を導入していた。各チームへのプレッシャーが功を奏し、最初は確かに成績は上がったが、チームごとの成績に差が出てきて、処遇(給与だけでなくポジションなど)にも反映され始めると、成績下位のチームへの存在がクローズアップされることになり、責任者の取締役が退任するというような事態に繋がったこともある。
また、社長であるボクの役目が、全チームの監視と、叱咤激励(と言えば聞こえがいいが、プッシュですな)になり、精神衛生上、はなはだよくない状態になっていた。
思い切って、個人とチームごとの目標管理管理制度をやめ、全社目標を全員で追いかける形態に改めた。経営管理上、どの事業がどれくらい儲かっているか(儲かっていないか)は、明らかにする必要があるので数値管理はするが、セクションごとにノルマのような扱いではなく、あるチームの落ち込みは全社で補う一丸経営を目指すことにした。
責任の所在が不明確になり、皆がお見合い状態になることも当初心配していたけど、皆の見事なチームワークは、そんな心配を吹き飛ばしてくれている。
もちろん、この体制の課題もあるが、完成度を上げて、目標達成へのプレッシャーで追い込んでいくのではない、独自の形を作り上げていきたい。
【全員経営】
経営情報を極限まで公開し、業績がいい時には全員で喜び、そうでない時には全員で危機感を共有する。
全クライアントのコンサル状況をお互いに共有して、「自分にできることはないか?」というマインドで、社員間の情報共有と助け合いをする。
そうした風土を作り上げようとしている。
全社での定性的な目標と、数値目標は常に明確に共有し、タスクを明確にして、経営会議ではタスクの進捗と解決策について、全員で共有する時間を設けている。
一見、非効率に見えるのだが、ヒエラルキーの圧力によらない自主的な事業運営をしていくために五感(安心感、連帯感、成長感、熱中感、重要感)を社内に渦巻く状態にするために、40以上の具体的な施策を試行錯誤している。
社長や取締役がすべてに目を光らせるワンマン経営ではなく、組織風土を軸とした組織、全社員で動かしていける会社の実現が近い。
近年では、スタッフ業務(人事・総務・広報・経理)を半期ごとの任期で持ち回りの委員会制でやるという仕組みも導入して、全員経営を進化させている。
【ミッションステートメント】
9月22日のブログ『ビジョナリーな生き方』に書いたように、個人、家族、企業という3つの単位での、ミッションステートメントを明確にした生活を始めて久しい。
・朝起きて、確かめる、今野誠一の「マングローブ的生き方の30サークル」
・家を出る前に、確かめる、「今野家の3S-Style」
・会社に到着して、確かめる、マングローブの「30ブロック経営」
どれか一つでも追求することが難しいのに、3つもあって大変でしょう?と言われるのだが、指針を持って進むスタイルになじむと、シーンごとにきちんとあることが、わかりやすく、ブレない生き方への挑戦自体をとても快感に感じている。
これらのことによって、創業以来、現在が最も快適な状態だと思っているんだけど、それじゃあ、進歩も進化も止まっちゃうよね。
ますますいい会社になれるように、全員で作り上げていくつもり。
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