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2008.10.29若手の成長
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10月26日のブログ『役割を意識する』に引続き、「若手社員仕事できる化」についてです。
「For 〇〇を意識する」とは?
誰のために仕事するのかを意識するということ。
この「For ○○を意識する」と、この後の「結果に拘る意識を持つ」という二つは、プロフェッショナルの条件としても大きい二つであるとボクは思います。
【自分の最終的なお客様は誰なのか】
1.内向的ではいけない
お客様からいただく売り上げがあってはじめて、会社が成り立ち、給料がいただけることは、頭では分かっていることなのですが、長く組織の中で生きていると、決まって内向的な体質になっていきます。
社内的に指示をもらう社長や上司から給料をもらっているように錯覚し、あたかも顧客であるかのような状態になりがちです。
2.企業そのものがお客様である
また、お客様に関しても似たようなことが起きます。
仕事を下さるお客様の窓口担当者の方と、親密になればなるほど、意気に感じ、その方に対しての個人的な愛着が生まれ、その方のために仕事をする意識が強くなります。
見積もりを提出した後、その方が味方になってくださって、上層部と交渉してくださったり、「末永くよろしくお願いします」などと言われようものなら、その方に「一生着いて行きます」という感覚にまでなってしまいます。
この状態もいいようでいて、実はあまりよくないわけなんです。
真のお客様は、その「ご担当者」なのではなく、あくまでも「そのご担当者のバックにある企業そのもの」がお客様であるわけなんですね。
その意識を忘れてしまうと、その方を個人的に喜ばすことにやっきとなり、取引きすることでメリットがあるはずの企業自体のことが見えなくなります。
そのご担当者が人事異動になっただけで、取引きがなくなったり、その先のプロジェクトの方向が見えなくなるようなことが起こります。
3. お客様のそのまた先のお客様をイメージできるか
「誰がお客様か」という命題には、ちょっとした「想像力を働かせる」ことが必要です。
例えば、あなたはある部品メーカーの営業マンだとします。そして、ある機械メーカーに部品を納めるための営業を日々の仕事にしているとします。
その機械メーカーに、とにかく「部品を買ってもらおう」という気持ちがいっぱいで売り込みだけが激しいと、結果は目に見えています。「ウチの部品は最新の設備の中で完全管理の中で、徹底した品質管理を施していて、他社に比べて最高の物です」と自社の品物がいかにいいかを力説する。あるいは「他社に比べて断然安いです」と価格をアピールする。これでは駄目な時代なんですね。
なぜかというと、そうした「売らんかな」の営業はどこにでも、いくらでもいますし、そうした「モノのメリットがある」「営業姿勢が激しい」ということだけでは、購入の動機にはなりえないわけなんです。
これからの時代の仕事のキーワードは「共生感」です。これは難しい言葉なのですが、単にコストが安いからとか、単に熱心だからとか、そういうことではなく、「その人と志を同じくして」、「メリットを共有し」、「同じ時間を過ごし」、「一緒に達成感を味わえる」立場になれるかどうか?という意味です。
もちろんモノは良い方がいいに決まっているし、コストも安いほうがいいに決まっているのですが、それだけではダメだということです。
上の部品メーカと機械メーカーの関係で言うと、・部品メーカーの営業マンは
・ その機械メーカーの製品を熟知し
・ その製品をどんな会社や人が使うのかを知っていて
・ その機械メーカーの製品の売れる理由を知っている。
・ そして、機械メーカーの担当者と、製品やエンドの顧客のことについて会話ができる。
こういう状態であってはじめて、共生感が生まれる第一歩にいると考えられます。
願わくば、その製品が使われているところも見ていて、使っているお客様とも接点があれば最高ですが、そこまではできないにしろ、お客様のそのまた先のお客様をイメージできるかどうかが、「For ○○を意識する」ことの究極です。
「3人の石切り職人の話」は、あまりにも有名ですから、皆さんもご存知のことだと思います。
3人の石切職人が、それぞれに石切の仕事をしていた。
彼らは何をしているのかと聞かれたとき、第一の男は、「これで暮らしを立てているのさ」と答えた。
第二の男は、つちで打つ手を休めず、「国中でいちばん上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「大聖堂をつくっているのさ」と答えた。
という話しですね。
この話は、仕事を「作業」ととらえるのではなく「目的や理念」を共有して仕事をすることが、マネジメントの基本だという考え方として、かのドラッカーの本にも載っている話です。
単に「石を切っている」という生計を立てるための作業ではなく、「大寺院」という建物を作るという目的に向かって仕事をしている、というわけですね。
しかし、これにはもう一つバリエーションがあるんですね。
・ 第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「今、皆で大聖堂を建てているんだ。完成するのが楽しみだよ。だって想像してごらん。俺たちが建てた大聖堂で多くの人々が祝福を受け、悲しみを癒すんだからね」と答えた。
自分達が作った建物を利用している人の目的までもをイメージして、自分達の仕事の真の目的に思いを致すことのできる人と、一緒に仕事をしたいと思いませんか。
【貢献度への意識】
さて、あなたは、自分が「忙しい人」だと思いますか?
それとも「仕事のできる人」だと思いますか?
多くの人の中で、仕事がたくさんあって「忙しい人」と、「仕事ができる人」が同義になっているように思います。
よく「仕事のできる人に仕事は集まる」という言い方をしますから、それは正しいように感じますが、実はそうとも言えないかもしれませんよ。
『忙しい人』の優先順位の基準は、「納期・期限」が中心になっていることが多いのです。
現時点から考えて、納期が迫っているモノが優先順位が高い仕事だと考える。
タスクシート(課題表)なども、そういう人はたいてい納期順に並んでいるものです。
一方『仕事ができる人』の優先順位は、その仕事の「組織目標への寄与・貢献度」が中心となっていることが多いのです。
言い方を変えれば、「納期・期限」よりも、仕事の「重要度」「貢献度」でものを考えるということです。
部下の仕事を管理する際にも、仕事のできない上司というものは、部下の仕事が「納期どおりにできたかどうか」に意識が集中しており、納期管理ばっかりやっていますが、仕事のできる上司というものは、何しろ「重要度」「貢献度」に意識がありますから、その基準に照らして優先順位の低い仕事について納期が守れようが(もちろん守ったほうがいいのですが)守れまいが、それは置いておいて、「重要度」「貢献度」の高い仕事に集中して、それが遅れがちであれば、自ら手を下すことも含めて、やり遂げるための方策を考えます。
個人の普段の意識も、「仕事のできる人」は、自分がいかに「貢献できているか」に意識があります。
「組織の目的や目標に貢献してナンボ」「貢献度によってのみ給料がもらえる」と考えているものです。
「貢献度」という言葉は、組織にいる限り、極めて重要なキーワードです。
【「自分のため」という考え方】
「For ○○を意識する」ということを考えたときに、もう一つどうしても忘れてはならないことがあります。
それは「For Myself」「自分のため」という考え方です。
「お客様のため」ということが基本であることはその通りなのですが、それは仕事の基本であり、自分の人生すべての基本ではないわけです。
言い方が難しいのですが、自分は人生のすべてがお客様のためにあるわけではない。
ビジネスとしては、仕事としては「お客様のために」という軸が必要ですが、自分の人生として考えたときには、そのことが、同時に「自分のため」という気持ちにもなれなければ、到底長く続けていくことはできないわけですね。
すべては最終的には自分のためにもなっているという打算、あるいは、損得勘定と言ってもいいと思いますが、それがなければ本気になどなれないというのも真実だと、ボクは思っています。
今、目の前にあるこの仕事というものは、お客様のため(どんな社内的な仕事でもお客様がいると考えましょう)であり、会社のためであり、そして自分のためである、と三方一両得(三方一両損ならぬ)の考え方が必要でしょう。
理念に共感し、組織風土に同化し、会社の夢の実現に一体となって進むわけですが、自分には自分の夢があってもそれは当然のことです。
「夢の交差点」という言葉があります。
会社の夢と社員個人の夢。
これが、一直線にピッタリ同化しているということはありえなくはありませんが、そうでなくても当然だとボクは考えます。
社員全員がその点で、完全に一枚岩で終生共にしていけると考えるほうが不自然ではないでしょうか。
理念に共感し、組織風土に同化し、仕事を通して会社の夢の実現への貢献もしたい。
そして、やっている仕事がお客様のためになり、自分のためにもなる。
将来の自分の夢に向かっても、十分自分のためになる仕事だ。
こう思って取り組める状態は十分に健康な状態だと思うのです。
従って、個人の夢は堂々と描いてもらって、むしろ共有していたほうが開放的であり、この会社で頑張っている理由もはっきりしたほうが、お互い(会社にとっても社員にとっても)にとってパワーにつながると考えます。
「For 〇〇を意識する」とは?
誰のために仕事するのかを意識するということ。
この「For ○○を意識する」と、この後の「結果に拘る意識を持つ」という二つは、プロフェッショナルの条件としても大きい二つであるとボクは思います。
【自分の最終的なお客様は誰なのか】
1.内向的ではいけない
お客様からいただく売り上げがあってはじめて、会社が成り立ち、給料がいただけることは、頭では分かっていることなのですが、長く組織の中で生きていると、決まって内向的な体質になっていきます。
社内的に指示をもらう社長や上司から給料をもらっているように錯覚し、あたかも顧客であるかのような状態になりがちです。
2.企業そのものがお客様である
また、お客様に関しても似たようなことが起きます。
仕事を下さるお客様の窓口担当者の方と、親密になればなるほど、意気に感じ、その方に対しての個人的な愛着が生まれ、その方のために仕事をする意識が強くなります。
見積もりを提出した後、その方が味方になってくださって、上層部と交渉してくださったり、「末永くよろしくお願いします」などと言われようものなら、その方に「一生着いて行きます」という感覚にまでなってしまいます。
この状態もいいようでいて、実はあまりよくないわけなんです。
真のお客様は、その「ご担当者」なのではなく、あくまでも「そのご担当者のバックにある企業そのもの」がお客様であるわけなんですね。
その意識を忘れてしまうと、その方を個人的に喜ばすことにやっきとなり、取引きすることでメリットがあるはずの企業自体のことが見えなくなります。
そのご担当者が人事異動になっただけで、取引きがなくなったり、その先のプロジェクトの方向が見えなくなるようなことが起こります。
3. お客様のそのまた先のお客様をイメージできるか
「誰がお客様か」という命題には、ちょっとした「想像力を働かせる」ことが必要です。
例えば、あなたはある部品メーカーの営業マンだとします。そして、ある機械メーカーに部品を納めるための営業を日々の仕事にしているとします。
その機械メーカーに、とにかく「部品を買ってもらおう」という気持ちがいっぱいで売り込みだけが激しいと、結果は目に見えています。「ウチの部品は最新の設備の中で完全管理の中で、徹底した品質管理を施していて、他社に比べて最高の物です」と自社の品物がいかにいいかを力説する。あるいは「他社に比べて断然安いです」と価格をアピールする。これでは駄目な時代なんですね。
なぜかというと、そうした「売らんかな」の営業はどこにでも、いくらでもいますし、そうした「モノのメリットがある」「営業姿勢が激しい」ということだけでは、購入の動機にはなりえないわけなんです。
これからの時代の仕事のキーワードは「共生感」です。これは難しい言葉なのですが、単にコストが安いからとか、単に熱心だからとか、そういうことではなく、「その人と志を同じくして」、「メリットを共有し」、「同じ時間を過ごし」、「一緒に達成感を味わえる」立場になれるかどうか?という意味です。
もちろんモノは良い方がいいに決まっているし、コストも安いほうがいいに決まっているのですが、それだけではダメだということです。
上の部品メーカと機械メーカーの関係で言うと、・部品メーカーの営業マンは
・ その機械メーカーの製品を熟知し
・ その製品をどんな会社や人が使うのかを知っていて
・ その機械メーカーの製品の売れる理由を知っている。
・ そして、機械メーカーの担当者と、製品やエンドの顧客のことについて会話ができる。
こういう状態であってはじめて、共生感が生まれる第一歩にいると考えられます。
願わくば、その製品が使われているところも見ていて、使っているお客様とも接点があれば最高ですが、そこまではできないにしろ、お客様のそのまた先のお客様をイメージできるかどうかが、「For ○○を意識する」ことの究極です。
「3人の石切り職人の話」は、あまりにも有名ですから、皆さんもご存知のことだと思います。
3人の石切職人が、それぞれに石切の仕事をしていた。
彼らは何をしているのかと聞かれたとき、第一の男は、「これで暮らしを立てているのさ」と答えた。
第二の男は、つちで打つ手を休めず、「国中でいちばん上手な石切りの仕事をしているのさ」と答えた。
第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「大聖堂をつくっているのさ」と答えた。
という話しですね。
この話は、仕事を「作業」ととらえるのではなく「目的や理念」を共有して仕事をすることが、マネジメントの基本だという考え方として、かのドラッカーの本にも載っている話です。
単に「石を切っている」という生計を立てるための作業ではなく、「大寺院」という建物を作るという目的に向かって仕事をしている、というわけですね。
しかし、これにはもう一つバリエーションがあるんですね。
・ 第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「今、皆で大聖堂を建てているんだ。完成するのが楽しみだよ。だって想像してごらん。俺たちが建てた大聖堂で多くの人々が祝福を受け、悲しみを癒すんだからね」と答えた。
自分達が作った建物を利用している人の目的までもをイメージして、自分達の仕事の真の目的に思いを致すことのできる人と、一緒に仕事をしたいと思いませんか。
【貢献度への意識】
さて、あなたは、自分が「忙しい人」だと思いますか?
それとも「仕事のできる人」だと思いますか?
多くの人の中で、仕事がたくさんあって「忙しい人」と、「仕事ができる人」が同義になっているように思います。
よく「仕事のできる人に仕事は集まる」という言い方をしますから、それは正しいように感じますが、実はそうとも言えないかもしれませんよ。
『忙しい人』の優先順位の基準は、「納期・期限」が中心になっていることが多いのです。
現時点から考えて、納期が迫っているモノが優先順位が高い仕事だと考える。
タスクシート(課題表)なども、そういう人はたいてい納期順に並んでいるものです。
一方『仕事ができる人』の優先順位は、その仕事の「組織目標への寄与・貢献度」が中心となっていることが多いのです。
言い方を変えれば、「納期・期限」よりも、仕事の「重要度」「貢献度」でものを考えるということです。
部下の仕事を管理する際にも、仕事のできない上司というものは、部下の仕事が「納期どおりにできたかどうか」に意識が集中しており、納期管理ばっかりやっていますが、仕事のできる上司というものは、何しろ「重要度」「貢献度」に意識がありますから、その基準に照らして優先順位の低い仕事について納期が守れようが(もちろん守ったほうがいいのですが)守れまいが、それは置いておいて、「重要度」「貢献度」の高い仕事に集中して、それが遅れがちであれば、自ら手を下すことも含めて、やり遂げるための方策を考えます。
個人の普段の意識も、「仕事のできる人」は、自分がいかに「貢献できているか」に意識があります。
「組織の目的や目標に貢献してナンボ」「貢献度によってのみ給料がもらえる」と考えているものです。
「貢献度」という言葉は、組織にいる限り、極めて重要なキーワードです。
【「自分のため」という考え方】
「For ○○を意識する」ということを考えたときに、もう一つどうしても忘れてはならないことがあります。
それは「For Myself」「自分のため」という考え方です。
「お客様のため」ということが基本であることはその通りなのですが、それは仕事の基本であり、自分の人生すべての基本ではないわけです。
言い方が難しいのですが、自分は人生のすべてがお客様のためにあるわけではない。
ビジネスとしては、仕事としては「お客様のために」という軸が必要ですが、自分の人生として考えたときには、そのことが、同時に「自分のため」という気持ちにもなれなければ、到底長く続けていくことはできないわけですね。
すべては最終的には自分のためにもなっているという打算、あるいは、損得勘定と言ってもいいと思いますが、それがなければ本気になどなれないというのも真実だと、ボクは思っています。
今、目の前にあるこの仕事というものは、お客様のため(どんな社内的な仕事でもお客様がいると考えましょう)であり、会社のためであり、そして自分のためである、と三方一両得(三方一両損ならぬ)の考え方が必要でしょう。
理念に共感し、組織風土に同化し、会社の夢の実現に一体となって進むわけですが、自分には自分の夢があってもそれは当然のことです。
「夢の交差点」という言葉があります。
会社の夢と社員個人の夢。
これが、一直線にピッタリ同化しているということはありえなくはありませんが、そうでなくても当然だとボクは考えます。
社員全員がその点で、完全に一枚岩で終生共にしていけると考えるほうが不自然ではないでしょうか。
理念に共感し、組織風土に同化し、仕事を通して会社の夢の実現への貢献もしたい。
そして、やっている仕事がお客様のためになり、自分のためにもなる。
将来の自分の夢に向かっても、十分自分のためになる仕事だ。
こう思って取り組める状態は十分に健康な状態だと思うのです。
従って、個人の夢は堂々と描いてもらって、むしろ共有していたほうが開放的であり、この会社で頑張っている理由もはっきりしたほうが、お互い(会社にとっても社員にとっても)にとってパワーにつながると考えます。
http://www.bc-mgnet.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/156
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