今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.01.07マングローブの30ブロック
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予兆

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昨年一年間も、企業の不祥事の報道が相次ぎました。

「リスクマネジメント」は、経営課題の優先順位の最前列に並んでいる状況かと思います。

最後には大げさな報道に結びついてしまって、それがために廃業に追い込まれる企業もあり、お気の毒と思います。

不祥事の発端はいつも、ちょっとした慢心や、誤魔化しの気持ちのようです。
「ちょっとくらい大丈夫だろう」「これくらいのことはバレないだろう」

職場の至るところに、慢心や、誤魔化しの芽がころがっています。

大きな不祥事になる芽、これは「予兆」と言っていいと思いますが、これを放置していると、水が壁の亀裂に染み込んで最後は建物を壊すように、ジワジワと社員の(経営者も)感覚を麻痺させていくんですねえ。
ほんとに怖いことです。

偽造や、詐称のような大胆なことでなくても、日常の仕事レベルでの誤魔化しは、いつかお客様からいただいている仕事での裏切りに発展する危険性があります。

例えば、
・社内の提出物をいつも遅れて出す人
・時間に決まって1分2分遅れてくる人
・やってもいないのに、やっているフリをする人
・掃除など、皆で一斉に働いている時に、上手にサボっている人

こういう人は、どこにでもいるのですが、「社内ではこうでも、お客様との仕事になればちゃんとやってます」というようなことは、あまりありえないですね。
社内でちゃんとしていない人は、外で見かけ上ちゃんとしているように見えても、長い目で見ると、結局ボロが出て、それこそ仕事に穴を空けたり、不祥事につながる危険性を孕んでいるとボクは思います。

仕事は、社員を信じて任せていくことは必要なことだと思いますが、それとこうした日常のことをちゃんとしていない人を放っておくということがゴッチャになってはいかんですね。

リスクマネジメントなどとたいそうな呼び方をすると、何か遠大な取り組みをするように感じてしまいますが、要はこうした細かいことをちゃんとしてないことを見過ごさないこと。

そうした誤魔化しや緩みは、すべて、大きなミスや不祥事の「予兆」です。

あなたの周りにもそういう人はいませんか?
売れてる営業マンなんかに多くないですか?細かいことがいい加減でも「オレは会社に貢献してるんだ」って大きな顔をしている人。
こういう人を許してはいかんですね。

営業マンの目標達成率を壁に貼り出したし、社内報で広報したりして、競争をあおる会社のできごとです。
営業マンは激烈な戦いを演じていたのですが、いつも上位で一位争いをしているある営業マンは、正に成績はいいのですが、社内のルールは守らない、机は汚い、細かいことは庶務に全部押し付けという人だったんです。
営業部長も彼を重用し、大いに目をかけ、社内でも有名人だったのですが、スタッフ部門からは非常に評判が悪かったんです。何しろいい加減だったんですよね。

いよいよ激烈なある期のことです。
その営業マンは、架空取引きをでっちあげ、それがバレて、会社を去っていく羽目になりました。

これには後日談がありまして、上司達はなんて言ったか。
「やっぱりな、あいつはいつかそんなことをやらかすんじゃないかと思ってたんだよ」
って。

ありゃりゃ~~。最低な上司達ですね。
数字を稼げる彼をチヤホヤするだけして、細かいことがダメなのに目をつむり、不祥事を犯すと「やっぱり~」って。

予兆をそのままにしない。
日常の小さなことをきちんとできない人を信頼してはいけない。
ということです。
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