今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.01.16日記
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無能さを知る

【本当の友だち】
 
社長の精神状態を最も左右するのは、当然「業績」ですね。
業績が悪くなって来ると、精神的に非常に揺れますよね。
創業して10年くらい経つ会社の社長さんであれば、ご飯が喉を通らなかったり、夜も眠れないという経験を一度や二度はされていることと思います。
寝ても覚めても、どうやって業績悪化を食い止めるかで頭が一杯になります。
 
社長は、心の中がどんなに揺れていたとしても、それをなるべく表に出さないで明るく元気に振舞うように務めます。
ただでさえ、元気をなくしている社員達は、その上社長にカリカリ来られたのでは、ますますやることなすこと悪化してくることになります。
 
しかし、社長も人間ですから、24時間鋼(はがね)の心で毅然としていることなどできません。
愚痴も言いたいし、弱みも見せたいし、何も考えない時間も欲しくなります。
社長というのは、何とも因果な商売ですな。
 
そんな時、社長仲間というのは心強いものですよね。
経営者の友だちと、社員にぶつけるわけにもいかない愚痴や、見せるわけにもいかない弱みを見せ合うことってよくあるんじゃないですか。
最後は励まし合って、お互いに頑張ろう!とすっきりして、明日からの重責にまた立ち向かう。いいですよね。
 
しかし、そこまでだと「友だち」とは言えないんですよね、本当は。
傷を舐め合っているだけでは、その時は気持ちがよくなったようでいても、根本的な解決にはなっていないわけですからね。
 
業績が悪化した原因はどっかにあるはずですね。
 
    業績が悪いのは、社員達が社長が決めた戦略どおりに実行しない。実践力がないからだ。
    業績が悪いのは、社長である自分の戦略が悪いからだ。社員が実践できる戦略を打ち出さない自分が悪い。
 
どんなに精神力があっても、後者のように考えることって、実際はなかなかできないことなんですよね。
 
口では、どんなに謙虚なことを言っていても、心の中で前者のように(社員が悪いと)考えている社長は多いはずです。
 
だから、厳しいことを言ってくれる師匠や、友だちの存在が重要なんですよね。
ただ愚痴を聴いて上げるだけじゃなくて
「社長として考え抜いてないんじゃないか」とか
「もっと社長自ら実践の先頭に立てよ」などと
その人の中途半端さを指摘したり、考えの甘さを突いたり・・・・。
ありがたいことですね。


【無能さを知って成長する】
 
自信過剰になった時に、人の成長は止まる。
他責の心が芽生えると、人は落ち始める。
自分の無能さを知って初めて、成長が始まる。
 
社長になると、自分の「無能さ」を知る機会が減る。
いくらでも人のせいにできるポジションだから。
 
社長って、人間としての謙虚さを忘れやすい、ほんとに怖い仕事だ。
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この記事へのコメント
  • kowatariさま いつもコメントありがとうございます。有無を言わせず強権発動すべき「イザ」という時もあり、普段は謙虚に率先していなくてはなりません。
    この絶妙なバランスの中に社長はいますので、楽をしたい人はやめておいたほうがいいみたいですね。一番必要な素養は、バランス感覚?精神力?体力?の3つですかね。

    Posted by 今野 誠一 | 2009/01/21
  • >社長って、人間としての謙虚さを忘れやすい、
    >ほんとに怖い仕事だ。

    と思えていることが、きっと社長のシゴトでもあるんでしょうか。
    後進モノとして、勉強になります。

    Posted by kowatari | 2009/01/20

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