今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.01.26日記
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経営者と政治家の3つの条件

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1月22日のブログ『あのじゃく』で、アメリカのオバマ新大統領誕生のニュースに、救世主やヒーローのように扱うのはおかしいし、お祭り騒ぎしている場合じゃないという趣旨のことを書いた。

それは今でもそう思っているが、期待していないわけじゃないんだよね。
ぜひとも変えてもらわないと困ると切実に思っている。

オバマ氏の政治家としての実力は知らないけど、彼の「言葉の力」は大いに認めている。

オバマ氏が、アメリカの政界で、注目されるようになったのは、2004年7月の民主党大会。
当時の民主党の大統領候補、ジョン・ケリー氏の応援演説だった。
当時のオバマ氏はほとんど無名だったんだけど、この演説を聴いて、会場の全体がオバマ氏の言葉に心を動かされ、「演説のオバマ」の評価の始まりとなった。

企業でも国でも、一番大切なのは、理念。
そして経営者や政治家の信念だと思うんだよね。

それは、言葉で考えられ、言葉で社員や国民に伝えられていくものだから、

経営者や政治家の第一の条件は理念や信念をきちんと持っていること。

そして第二に、それをわかりやすく、心に入るように伝える「言葉の力」を持っていること。

そして、それを言っているだけではなくて、実現させる実行力を持っていること。


今回のオバマ氏の就任演説には賛否両論あるようだ。
「感動がなくつまらなかった」という意見と「いうべきことをきっちり言った名演説」という意見。

ボクは演説の全文を読んだけど、内容自体は素晴らしいと思ったよ。
ことさら大げさなことを言わず、正確な現状認識を示し、きちんと何を目指すべきかを冷静に語っている。

特にいいと思ったのは、次の部分。

「この国がいかに偉大な国か再確認するにあたって、私たちは、何をしなくても当然のこととして偉大な国などないのだと承知しています。偉大さとは、努力して獲得しなくてはならないものです。長い旅路を歩んできたこの国は、これまでも決して近道をしたり、適当なところで妥協したりしなかった。私たちの旅は、気の弱い人たちには不向きな道中だった。気の弱い人たち。働くよりも楽をしたい人たち。富や名声の楽しみだけ求める人たち。そういう人たちは、私たちの旅路には向かない。それよりも、長く険しい道を登って、私たちのこの国を繁栄と自由に向けて引き上げてくれたのは、危険を恐れない人たち、実行力ある人たち、ものを自分の手で作る人たち、そういう人たちでした。中には功績を賞賛された人たちもいますが、多くの場合は、決して名声を得ることなく地道に働き続けた人たちなのです」(gooニュース:大統領演説より抜粋)

この後に、アメリカ建国を支えた人たちの話がしばらく続くんだけど、見事にアメリカ国民にフロンティアスピリッツや、パワーへの自信を思い出させるスピーチになっていたと思う。

後は3つ目の条件の、実現に向けての「実行力」を発揮できるかどうか。
今のところ、素晴らしいスタートダッシュを見せているようだ。

株価が冷たい反応なのは、演説が地味だったからかな?
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