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2009.03.12組織風土
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今回、本『マングローブが教えてくれた働き方』を出版し、一番多かった反応は「オリジナリティーのあるいい本だね」というものだった。
うれしいね。
まず内容がこれまでのビジネス書にはない、ノウハウ本でもない、企業のPR本でもない、新しい切り口の本だということ。
まず内容がこれまでのビジネス書にはない、ノウハウ本でもない、企業のPR本でもない、新しい切り口の本だということ。
そして、これまたビジネス書にない、独特の装丁(イラストレーターの寄藤文平氏にお願いした)であること。
なんと文字は濃い緑色のインクというこだわりようだ。
著者としても非常に気に入っとります。
二番目に多かった反応は、なんと「今野さんって高卒だったんですね」っていう反応。
「どっかのいい大学の出だとばっかり思っていたよ」って。
なんたって、帯に「高卒でリクルート入社」って堂々と書いてあるからね。
知りうる限り、組織的に展開している組織人事のコンサルティングの会社で高卒の社長はいないんじゃないかな。
珍しい存在だと思うなあ。
高卒でもまったく学歴のハンディを感じずに、思う存分働くことができたリクルートは素晴らしい会社。
創業者の江副氏がいつも言っていた。
「ホモよりヘテロ」と。
ホモジニアス(等質)な社会から、ヘテロジニアス(異質)な社会へ。
色々な属性、立場の人がのびのびと生きられる世の中にしたいと言っていた。
リクルートはそれを実践していたわけなんだ。
高卒
女性の管理職
外国人採用
色々な大学の色々な学部
異色な経歴の中途採用
正に、ヘテロジニアス(異質)なものを組織に混在させてこそエネルギーが生まれるということを、体験を通じてわかることができたのは、ありがたいことだった。
高卒者にとって後から入ってくる大卒者は、社歴では後輩でありつつ、人生においては先輩という複雑な関係になる。
この複雑な関係を成長のバネにして、頑張っている人は多かった。
だから高卒者も持っている力以上に頑張って成長することになるし、「俺たちも負けてられないぜ」と大卒者の人も刺激を受けてうかうかしていられない感覚になる。
もちろん、全員が全員うまくいくわけではなく、そうしたしのぎを削る風土についていけなくなったり、「やっぱり世の中は大学を出ていないとつらい」と感じて、数年で退職して大学に入り直す人もけっこういた。
ボクもところどころで高卒の悲哀を味わいながらも、結果としては学歴のコンプレックスをバネに成長できよかったと思っている。
悲哀といっても大したものじゃないんだけど、今でも覚えているのは、人事部長になって、業界の人事部長のネットワークに出席した時のことだ。
業界大手の人事責任者ともなると、錚々たるメンバーが集まっているわけだが、32歳だったボクは、皆さんから興味津々で迎えられた。
「あのリクルートで、この若さで人事部長だっていうんだからかなりのエリートだろう」というわけだ。
懇親会になり、皆さんから聞かれる。
「今野さんは学部は?」
「専攻は何だったんですか?」
不思議なことに、誰も大学名などは聞かないんだよね。
リクルートグループでこの若さで人事部長になるくらいなんだから、当然東大を出ているだろうという前提での会話なわけだ。
いやはや、真実を言わなくてはいけない、あの嫌~な瞬間を今でも覚えている。
「いえ、私は大学は行っていないんですよ」
その言葉を聞いたときの、皆さんのポカーンとした顔も今も覚えている。
東大卒どころか、高卒だったとは・・・。
その後のことなんだけどね。
ある方が一言こうおっしゃった。
「なんだ高卒か・・・」って。
あの蔑んだような口調は、非常に寂しかったなあ。
言われたことが寂しいんじゃなくて、高卒を「なんだ高卒か」としか思えない、学歴や身分でしか人を見られないその人が寂しいなあ、と感じたってこと。
この手の場面は、32年の間には何度も経験したんだよね。
まずは学歴で人を品定めする人が圧倒的だった。
ボクは中卒でも高卒でも、全然関係ないと思ってるんだけど、世間は全然そうじゃない。
さらに言えば、大学行っていない人のほうに、本当に人間的に尊敬できる人が多いんだけどね。
いやはや、すっかり話題が支離滅裂。
学歴社会のことが言いたかったんじゃなくて、「ホモよりヘテロ」。
異質な人が集まっている組織は強いってこと。
採用したい人物像をきちんと描くのもいいけど、あんまりおんなじような人ばかりで経営していると、化学反応がおこらないんだよね。
会社組織というのは、もっともっと色々な人の集まりでいいと思うんだけど、ついつい自分好みのおんなじような人ばかり集まるような採用活動をしちゃうよね。
採用したい人物像をきちんと描くのもいいけど、あんまりおんなじような人ばかりで経営していると、化学反応がおこらないんだよね。
会社組織というのは、もっともっと色々な人の集まりでいいと思うんだけど、ついつい自分好みのおんなじような人ばかり集まるような採用活動をしちゃうよね。
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