今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.04.10今日の日めくり
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一歩ずつ

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【寝かせる】

経営とはジレンマとの戦い。

昨今持てはやされいてる経営のセオリーが、けっこう嘘っぱちで真似してもうまくいかないことを、皆薄々わかっていながら、自分だけ我慢してわが道を行くには、相当の精神力、我慢が必要で、ジレンマを抱えるってことはよくある。

経営とは「我慢する力なり」との先輩経営者の言葉は、実に名言である。

恐らく、最もジレンマを感じて抜け出せないのは「スピード経営」という一見魅力的な言葉と「地道な経営」という一見ダサイ言葉とのせめぎあい。

若い経営者と話していると、この「スピード経営」的な話しって多いんだ。
でね、なんかセカセカしているっていうか。
落ち着いてないんだよね。どっかで別のこと考えているっていうかさ。

「何焦ってるだよ」って言ってやりたくなることがあるよね。

皆、成功経営者のかっこよさに酔っているのかな。孫正義?三木谷浩史?
皆、表面的な意思決定の早さに憧れてるだけじゃ駄目だよ。

彼らはスピード経営のように見えていて、時間をかけるべきところにはかけているし、決断しないほうがいいものは絶妙にそのままにしたりしてるんだから。

経営者ってね、「決断するのが仕事」みたいなイメージあるでしょ?
実際やってみるとさ、決断って簡単なんだよね。
実際は「決断しないこと」のほうがずっと大変で、しかも「決断しないこと」も実は経営者の仕事なんだ。

社員は、自分の仕事を早く進めて片付けて次に行きたいものだから、早く決断してほしいよね。
社員一人ひとりの「早く決断して」コールに乗って、早く決断するのがカッコイイ経営者とばかりに、全部に結論出していったら、こりゃ相当薄っぺらな経営になるぜ。

よくさ、「寝かせる」とか「醗酵させる」って言い方があるでしょう。
これだよね。これが大事。
特に組織や人事の問題はこれだね。
その場で結論出しちゃ絶対にだめ。
一回で結論出すと、必ず失敗するもの。

そういう時は、社長が馬鹿なフリしてればいいの。
のらりくらり・・・・。「次回に決めようぜ。なんか今日は調子悪いんだよね」
と言った次への一週間の間に、違和感の理由がわかったり、もっといい案が出てきたりするんだなあ、これが。


【一歩ずつ】

どんなに課題が多くても、同時並行しなくてはいけない仕事が多くても、今、この瞬間、この刹那にはひとつのことしかできない。

しかも、促成栽培で急に10歩も20歩も進むようなウルトラCの解決策や、施策は結局後でろくな結果にならない。後で余分に時間を食ったりということを誰しも何度でも経験している。

その時その時の仕事に集中すること以外に方法がない。
スピード経営だとか言って、一度に2つも3つも課題に同時に取り組んでいても、中途半端な結果にしかならないが、一つ一つに集中していると、不思議なもので他の課題の解決策が偶然見つかったりするものなんだ。

結局、一つずつ、一歩ずつやっていくのが一番いい方法だってこと。

一休さんじゃないけど・・・「焦らない」「焦らない」・・・。

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今日一日をやり遂げる
最良の方法は、
一度に一歩ずつ進むこと。


The best way to tackle today is
one step at a time.



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