今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.06.30経営戦略
twitter

教科書を捨てよ

  • Comments(0)
  • Trackbacks(0)
【頼まれごとが人生】
 
創業時、スタッフワークのワンストップサービス会社を目指してスタートしました。
 
ボクにとっては、最も快適な業態でした。
 
なぜって、企業経営で困っている経営者の皆さんのどんな悩みにでもお応えすることができたからです。
 
あの頃は、どんな仕事でもお引き受けしていました。
 
社内報の編集制作。オフィスのファシリティー。登録商標。給与処理。会計処理。管理会計コンサルティング。人事制度構築。採用コンサルティング。教育研修コンサルティング&サービス。イベント企画運営。企業公式サイト構築。マーケティングコンサルティング。
 
ある時などは、ある出版社の依頼で、新創刊の雑誌のプロモーションをお引き受けしました。
またある時は、あるデザイナーの方のプロモーションの仕事をしたこともあります。
全部楽しい仕事でした。
なぜならば、頼んで下さった方のお役に立てる、ということだけで幸せを感じたからです。
 
その頃のボクの人生ポリシーは「頼まれごとが人生」というものでした。
 
利益になるかどうか、とあまり考えたことがありませんでした。
とにかく頼まれたことはできないと言ったことはほとんどなかったように思います。
儲け度外視の仕事も多かったのですが、最後は辻褄が合って、おかげさまで黒字決算を続けることができました。
 
「頼まれごとが人生」というポリシーの時代は、何をしていても辻褄が合った時代だったように思います。
計算高くしないで、ひたすら自分を頼ってくださった方に感謝し心に応えたいと思うことが、結局一番結果につながったと、今振り返っています。
 
 
【理論の間違い】
 
起業する時に、ある著名な方のスクールに通っていました。
こう見えてけっこう勉強家だったんですよ。
 
で、そのスクールの校長講和があり、休憩時間に個別相談を受けてもらったんです。
誰でも知っている有名な方です。
ボクは、考えていた「スタッフワークのワンストップサービス」の事業アイデアをその先生にミニプレゼンさせてもらったんですね。
一通り聞いてその先生はこう言いました。
「今野君、悪いことは言わないから止めたほうがいい。そんな何でも屋みたいな事業はうまくいかない。選択と集中という言葉を知らないのか?総合何々がうまくいく時代じゃないんだよ」と、いくつかの企業の例を出して、ボクに思いとどまるようにおっしゃいました。
 
「選択と集中」などというような、教科書的なことを言われるのが一番嫌いなボクは、意地になりました。
かえってやる気になってしまったんです。
 
スタッフのワンストップサービスで起業し、その後色々な事情で組織・人事の分野に絞り込むことにはなってしまったのですが、その場合でも、採用なら採用、教育なら教育、人材紹介なら人材紹介と分野を絞った会社になる気はさらさらありませんでした。
その時も、ボクの胸にあったのは「頼まれごとが人生」というポリシーで、変わることがなかったからなんです。
 
そんな経緯で、マングローブは「5+1のソリューション」というネーミングで、採用+育成+評価+リーダーシップ+組織風土+企業理念の6つの分野(企業理念は別格なので+1なんです)の頼まれごとを何でも解決する会社として生まれ変わったわけなんです。
 
このスタイル(組織のことなら何でも頼まれごとを解決します)こそが、社会に自分が最も役に立てることと信じて進んで来ましたし、これからも進んで行こうと思っています。
 
社員は怒ると思いますが、自分のことをコンサルタントとは思っていないんですよね。
頼まれごとを何とかする何でも屋というのが、自分の人生の究極のゴールだと思っています。
 
 
【計算高い人たち】
 
計算高い人たちが、会社には集まってきます。
それは当然なんです。
誰だって、儲からない仕事はしたくありません。
面倒だなあと思う仕事は「自分達がやるべき仕事じゃないんじゃないか」と理屈をつけて断る方法を考えます。
 
選択と集中という名の下に、やれることを絞り込むことが奨励されます。
 
そういう会社が今苦しんでいるんじゃないでしょうか。
 
そして、儲からないことはやらない、と計算高い会社が苦しんでるんじゃないでしょうか。
 
教科書のとおりやればうまくいくんだったら、経営者なんて誰でもできるってことです。

教科書を捨てて、自分の頭と身体で考えることをしない限り、あなたの経営はただのママゴトです。


 

 book_cover.gif
           

 ATARIMAEプロジェクトを応援しています

 bn_a_250-63.gif
コメントを投稿する

この記事のトラックバックURL

http://www.bc-mgnet.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/371

このページのトップへ戻る