今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.07.16人物列伝
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ギブ & ギブ・ギブ

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 【ニュービジネス協議会朝食会】
 
今日の一日は、近藤昌平会長に始まり、近藤昌平会長で終わりました。
 
関東ニュービジネス協議会の事務局の方が「朝食会の講師が、クリスマスランドの近藤会長なんですが、いらっしゃいませんか」とご連絡をくださいました。
 
尊敬する経営者は多くない(へそ曲がりなもので)のですが、そのお一人です。
 
近藤会長は、大正5年創業の和菓子屋の三代目として家業を継ぐも、自らの決断で洋菓子へ転向し、宅配ケーキ専門の『ボンボヌール』を設立されました。
奇想天外な発想とユーモア溢れるアイデアから生まれるケーキやパッケージは、海外でも高い評価を得ています。
当時まだネット通販などが一切ない時代に、六本木を拠点に店舗を持たず口コミだけで驚異的な販売をされ、無店舗販売のさきがけと言われました。
 
現在は、ボンボヌールを息子さんにゆずり、「子供に夢を」をテーマに株式会社クリスマスランドをたちあげ、また新たな夢に挑戦中です。
 
主宰されている異業種交流会「VAVクラブ」は、29年の歴史を誇る名門の異業種交流会で、毎回何かを成し遂げられた経営者を講師に勉強会と交流会を隔月で続けられています。
 
この日の朝食会でも1時間に渡って、ご自身の人生の中で感じられた大切なことをたくさん語ってくださいました。
 
近藤会長の人生のキーワードは、「ギブ&ギブ・ギブ」です。
「ギブ&ギブ」という方は多いのですが、会長の場合は「ギブ&ギブ・ギブ」。
徹底的に「ギブ」なんです。
 
印象的な話としては、あの自作の詩を書にされることで有名な故相田みつを氏と生前ご親交が深くていらっしゃったんだそうですが、相田みつを氏の大ベストセラーとなった処女作品集「にんげんだもの」の火付け役になったのが、実は近藤会長だったということでした。
 
「にんげんだもの」が出版されてすぐに、それを手にされた近藤会長はご自身の感動を多くの人に伝えようと、ご自身の講演会などで努めてこれをご紹介されたのだそうです。
行く先々で、「にんげんだもの」を、まるでご自分の著書のように熱心にご紹介され販売されて、次第にお一人で数十冊、多い方で数百冊変われる方も出て、火がつき始めたとのこと。
現在、相田みつを美術館の館長の、みつを氏のご長男である一人氏は、「“にんげんだもの”の200数十万部の発行部数のうちの1割は近藤会長に売っていただいた」とおっしゃっていました。
 
見返りを期待せず、ご自分がよいと思われたものは献身的にできるだけのことをされるその姿勢には、本当に感動させられます。
 
生前、近藤会長に相田みつを氏が、「折り入って相談がある」と言われたそうなんです。
それは人には言えない類の相談だったらしいのですが、近藤会長が「多くの素晴らしいご友人方がおられる中で、どうして私に相談されたんですか?」と聞かれたそうです。
それに対して相田みつを氏は「近藤さん、いざとなると人間というものはそうそう腹を割って相談できる相手というのはいないものだよ」とおっしゃったそうです。
 
で、相田みつを氏が、他人に相談しにくいことを近藤会長に相談した理由は「自分に会いに来る人のほぼ100%の人が“自分のために何か書いてくれ”と書をせがまれるのだが、近藤さんだけはそういうことをされなかった」ということだったそうです。
ご自分はその人のために、徹底的に貢献しようとするが、自分からは見返りを求めない。
その姿勢に相田みつを氏が感じ入り、信頼関係ができるきっかけになったのだそうです。
 
ボクの拙い文章では臨場感が出せないのですが、ボクは非常に感動しました。
 
この朝食会で、なんと近藤会長が講演の中で、わざわざボクの著書『マングローブが教えてくれた働き方』をご紹介くださいました。
 
どこまでも「ギブ&ギブ・ギブ」をさり気なく実践される会長です。
 
 
 
朝食会で近藤会長のお話を聞いてスタートした一日を、近藤会長の主宰されている異業種交流会『VAVクラブ』への参加で締めることになりました。
 
今日の講師は、これは偶然だとのことなんですが、なんと相田みつを美術館館長の相田一人(かずひと)氏。
そして、ヤナセ社長の西山俊太郎氏とのお二人でした。
 
相田一人館長は、30分間のショート講演だったのですが、相田みつを氏の原点の話をされました。これについては、またあらためてどこかで書きたいと思います。
朝食会で近藤会長がおっしゃっていた処女作品集「にんげんだもの」の販売秘話を館長も話してくださいました。
 
ヤナセの西山俊太郎社長は、こうした講演会などでの講演は初めてでいらっしゃったそうです。
しきりに「あがっている」とおっしゃって、たびたび原稿をご覧になりながらの講演だったのですが、これが実に最高でした。
今まで聴いた多くの講演の中でも、最高レベルでボクの心を動かした講演でした。
 
ヤナセにご入社されてからのセールスマンとしての苦労、先輩や上司から叩き込まれたことを振り返って話をされたのですが、朴訥とした中にも真理が多く含まれた講演で、忘れていた働くということの基本を思い出させていただきました。
名刺交換もさせていただいたので、ぜひ感謝の気持ちをしたためたいと思います。
 
さて、この29年の歴史ある異業種交流会『VAVクラブ』のモットーこそが「ギブ&ギブ・ギブ」です。
設立以来セールス目的の人を排除し、売込みではなく「この人のために何ができるか」と発想する人の集まりにしたいと続けて来られたのだそうです。
 
その考え方は、会の雰囲気によく出ていると思います。
こんなに笑顔の多い会は珍しいですね。
必死に名刺を配りまくっている人もいないわけではありませんが、とても少なく、ゆったりと会話を愉しむ姿が会場全体を優雅なものにしています。
 
来られる方が多種多彩であることも特徴です。
今日は、際コーポレーションの中島武社長やデビ夫人なども来られていました。
デビ夫人は、VAVクラブの常連でいらっしゃいます。
 
 
ボクも「ギブ&ギブ・ギブ」を真似していきたいと思いますが、なかなかできません。


【今日の日めくり】

 DSC03118.jpg
 
他の人を助けることに使った時間は、決して無駄にならない。
すぐにではないとしても、いつか必ず報われる。


Time spent helping others is never time wasted.
You mae not see the payoff immediately, but you will someday.


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