今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2008.11.17若手の成長
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相手を理解する

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『協力者を増やす』には、ということで
前回まで3回にわたって、「信頼を勝ち得るシリーズ(オープンマインド・約束を守る・誠意を持って謝る)」をお届けしてきました。

今日からの3回は「力を合わせるシリーズ」です。
信頼を勝ち得た(前回までの内容)上で、さあ誰かと協力していく、力を合わせてやっていくためにはどんなことが重要になるのかに迫ってみたいと思います。

いつもながらですが、ポイントを3つ上げたいと思います。
・相手を理解する
・共通の目標(目的)を明確にする
・C案を作る
です。

1.相手を理解する

 人は、相手から「理解してもらっている人に協力したい」、という気持ちがありますよね。
 だから、協力関係を効果的に構築していくためには、お互いのことを理解し合っていることが大切になってきますが、順番としては、まずは「相手をよく理解する」努力をすることから始まりますね。

 人間関係づくりのための大事な考え方の一つだと思いますが「人からされたいと思うことを、自ら人にしなさい」という黄金律はここでも生きてきます。「理解すれば理解される」ということ。
自分が相手を理解しようとせずに、理解してもらうことだけにやっきとなっていると、ますます遠のいていくのが人間関係というもののようです。

さて、相手の何を理解する必要があるかですが?
ボクはチームとしての協力関係を強化する上では、「人となり」「バックボーン」「夢」の3つを理解し合うことが必要なのではないかと思っています。
一つずつ見て行きましょう。
  
①人となり

【人となりとは?】

自分の性格、得意不得意(強み・弱み)、物事の表現の仕方やコミュニケーションのとり方の癖、感情の表し方や思考のパターン、行動のパターン、などについて、お互いに理解し合っている前提があると、役割分担(適材適所)を考える助けになりますし、仕事上のやりとりもスムーズに行うことができますね。

特に、強み・弱みを理解しあうことは、職場での協力関係でもそうなのですが、会社と会社の提携関係を結ぶ場合などには、よけいにそのことが重要になってきます。
お互いの会社ができることとできないことを、曖昧にせずに理解し合わないと、よい連携は望めず、提携関係が長続きしないことになってしまいます。

【ジョハリの窓】

お互いを理解し合うことが大事だという結論になるのですが、その意義の理解に、「ジョハリの窓」というフレームが役に立ちます。

これは、アメリカの心理学者である、ジョセフ・ラフト(Joseph Luft)とハーリー・インハム(Harry Ingham)という二人の人が考案した理論であることから、二人の名前をとって「ジョハリの窓」と呼ばれているものです。

自分自身の色々なことについて、自分が知っていることと、知らないこと。
そして、周囲の人が知っていることと、知らないことのマトリックスで、4つの窓ができます。
この窓ごとに意味があるわけですが、結論から言いますと、Aの「開放された窓」を少しでも広く保つことが、人間関係を楽にスムーズにするという考え方なんです。
(下の図を参照のこと)

DSC00266.JPG

[A:開放された窓]  
自分自身も気づいていて、周囲の人も知っているあなたです。
言い換えるとあなたがオープンにしている部分で、自然にのびのびとふるまえる領域です

[B:盲目の窓]
周囲の人には見えているけど、自分自身では気づいていないあなたです。他人との間に、ズレや行き違いが生じる領域です。

[C:隠された窓]
自分自身は気づいていて、周囲の人には見せていないあなたです。
他人との関係が、不自然なものになる領域です。

[D:未知の窓]
あなた自身も周囲の人も気付いていないあなたです。
成長する上での源泉となりうる領域で、未知の可能性を秘めています。


この、心の四つの窓(ジョハリの窓)のそれぞれの窓にある仕切りは、自分の意思で動かすことができ、それぞれの窓の大きさを、自由に変えることができるということです。

DSC00268.JPG

『B→A』

Bの「盲目の窓」を、開放された窓にしていくためには、自分が気づいていない周囲が見えている自分を「教えてもらう」必要があります。

そのためには、他人があなたにものを言いやすい雰囲気をあなたが作る必要があります。

『C→A』

Cの「隠された窓」を、開放された窓にしていくためには、周囲に出していない本当の自分を「知ってもらう」必要があります。普段からできるだけ自分をオープンにすることです。

『D→縮小』

Dの未知の窓を開けるためには、未開拓の自分にチャレンジしていくことが必要です。
新たな気づきが、人を飛躍的に成長させる原動力となります。

チームで協力し合って何かしていく時、チームワークを発揮していく前提として、お互いの開放された窓を広くしていくことを考えてみましょう。

②バックボーン

本当に腹を割って理解し合い、関係を深めていく過程で、表面的ではないコミュニケーションが必要になることもあります。
それが、二つ目の「バックボーン」とこの後の「夢」を理解し合うことです。

「人となり」と「バックボーン」の違いは、人となりは、相手の今現在を知るということ。
それに対して、バックボーンは、今現在の彼を(彼女を)形作ることになった過去の物語を知るということです。

どんなキャリアを積んできたのか。

10月17日のブログ『目的を大切にする:自分の将来像を描く』に、将来像を描くためには、自分のこれまでを棚卸しするといいということを書きました。


その部分だけ転載してみましょう。
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個人の将来の成功イメージを持つ場合にも、これは同様で、将来の成功イメージを持つ時には、これまでの自分を棚卸ししてみることが有効だ。

・これまでの自分の歩み(生い立ち・学歴・キャリア)
・培ったもの(スキル・知識・人脈)
・資産(貯金・動産・不動産)
・ビジネスマンとしての強み・弱み
・尊敬する人とそのポイント
等々

一人っきりで、黙々と振り返ってもいいし、もし仲のよい友達と一緒にできるなら、お互いに棚卸しプレゼンテーションをし合ってもいいね。
他の人に伝えることで、自分を再度見つめなおすことも、けっこういい方法だからね。
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本当のチームワークを作っていくためには、あらゆるバックボーンを持つ人達と、深く知り合うプロセスが大切な場合があります。

これは、社内のチームでもそうですが、会社と会社の提携関係でも同様です。
お互いの会社のバックボーンを知り合うことは重要です。
社長の起業の経緯、大切にしている理念が出来上がった背景、事業内容が出来上がってきた沿革、そうした過去の歴史を理解しあうことが、これからの両社をスムーズに融合させます。

少し大きくなりますが、このことは国と国のレベルまで広げてみると理解しやすいかもしれません。
アジア諸国と日本。色々な外交問題を抱えているわけですが、これからも大事にしていかなくてはいけないのは、お互いの国の歴史への深い理解ではないかと思います。
今現在の利害関係だけを考えていては、深いレベルの融和は不可能だということだと考えます。

③夢

ビジネスマンは、ビジネスをうまくやっていくために、自分の成長のために、将来のビジネスを豊かにするために、人脈づくりにエネルギーを注ぎますね。
中には、異業種交流会などに積極的に出て行って名刺交換することを続けている人もいると思います。

しかし、名刺の数を誇ってもあまり意味はありませんね。

人脈には3つの段階があります。

・誰かの紹介や、交流会での名刺交換などで、「会ったことがある」という段階。

・再度会って情報交換をして、互いが何をやっているかを理解し、「何かあったら一緒にやりましょう」と言っている段階。

・お互いの「夢」を共有し、お互いができることを提供し合って、その実現を助け合おうとしている段階。

人となり→バックボーン→夢

この3段階で理解し合うことができたとすると、それが本当の人脈になり、支援者となってくれる可能性があります。

夢を共有し、その実現を助け合うことが本当の人脈です。

さて、今日も長文になりました、冒頭気合いが入り、終盤に来てあまりにも長くなり、また時間もなくなりで尻つぼみ気味になるのが玉に瑕ですね。
特に最後の「夢」については、もっともっと書きたいことがあるのですが、また機会をあらためて。
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