今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.07.29日記
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虚業

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【本題に入る前にお知らせ:パーソナルライフ更新情報】

今野誠一のパーソナルライフが続々更新されています。

『植物』は、
第6回【空中庭園物語:オフィス編】として、新しく増えた「ケイトウ」をご紹介してます。

さて、ケイトウという名前はどこからついたのでしょう?「毛糸」からきたと思っていませんか?
花の名前の由来は、面白いですね。

『環境は』、
【今野誠一のエコ・ライフ】というシリーズが始まりました。
【ナンシー渡辺の遊びながらエコ】で、色々学んだり体験したりしながら、同時に今野誠一の日頃の実践をご紹介していきます。

ここ数日お知らせしていますが『音楽』は、
【似内康典の音楽四方山話】の第15回「スランプの時に聴く歌」と題して、似内康典氏のこれぞ!という歌が紹介されています。

お時間のある時にでも、ぜひご覧ください。


【 虚 業 】
 
先日、ある会合に出席したところ、講師の方が「だいたい皆さんがやっていることは虚業だ」と場を煽るような発言をされたんですね。
 
講演の全体が「自分はこういう生活や経営をしている」「世の中の大半のビジネスは間違っている」「日本はもう末期的だ」「皆が自分のようにやればいいのだが、もう手遅れだ」的な話のオンパレードでした。
 
非常に歯切れがよく、話術も巧みで、ジョークも交えて、参加者からは絶賛を浴びていまして、講演後の懇親会では講師の周りに輪ができて、皆名刺交換していました。
 
ボクはというと、ひねくれものなんですかねえ。思い切り冷めました。ひきました。
 
勉強会だから刺激になればいいんだとばかりに、何を言ってもいいと思ったら大間違いです。
礼を失してはいかんですなあ。
 
「虚業」って言葉を、自嘲気味に使ったり、モノ作り業礼賛のためにあえて使ったりしますが、場をわきまえて使わないと、実に失礼なことになっちゃいますね。
虚業の対語は「実業」だそうです。
講師は、実業の例として何度も農業の話をしました。
ようは目に見えて手に取れるものを生み出していると実業で、目に見えないものは虚業だというわけです。
そんな農本時代(農本主義という言葉があります)のような単細胞な文脈で虚業だと言われても・・・。
 
個人的には、1億3千万人が縄文時代に戻ったような暮らしをするのもありだとは思いますけどね・・・・。経済活動の全体を見ると、実業の7~8倍のお金が金融業で循環しているといいます。金融業などは虚業中の虚業ということになるでしょう。
これがバブルだとして、大々的に崩壊を見せない限りは、能動的に農本主義で改造していくことなど、現実的にはできるはずもないですね。
 
複雑化した経済の仕組みの中では、役割分担で世の中が回っているわけですから、○○の専門職が出てくるのも当然のことだろうと思います。
 
モノ作りを実業として礼賛する考え方も、あまりにも雰囲気論に過ぎるように思います。
モノを作っている会社が、すべて真に世の中の役に立っているのか?価値を生み出していると言えるのか?実に微妙な時期に来ていると思うんですね。
実は、もう不要なものばかり作っているとも言えるんじゃないですか?
自動車をそんなに何台も買い替える必要があるのか?テレビは映ればそれでいいと思いますが、毎年毎年新型を開発する必要があるのか?パソコンにしたって、これ以上機能が高度になる必要があるのか?企業が儲けるために勝手に「価値」と言っているだけで、本来価値かどうかは、まったく怪しいものなわけです。
虚業と言ってしまえば、モノづくり企業の相当の部分も虚業なんじゃないでしょうか。
 
なんか、虚業と言われてしまって、ムキになって書いているブログになっちゃいましたな。
 
やらずぼったくりの、見せ方だけ長けていて、胡散臭いコンサルティング会社はそりゃありますから、そういうのは虚業と呼ばれてもしょうがないと思いますけどね。
 
虚業と言われても「うちは価値を生んでるんだ」と胸を張って言える会社でい続けられるようにガンバリマス。



ボクの著書です。いい感じに仕上がりました。

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