今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.08.07日記
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憧れの会社訪問

Amazonで、僕の著書『マングローブが教えてくれた働き方』のページを見ると、「この商品を買った人はこんな商品も買ってます」の欄に、いつも「リストラなしの「年輪経営」 その逆を見てみると、それはないので、相当売れ行きに差があるんですが、それはしょうがないですね。

でもってその本を読んでみると、なんとなんとボクの本で言いたいこととほぼほぼ同じことが、48年の増収増益という圧倒的な実績と説得力を持って書かれていました。

しばらく前から気になっている会社で、しかも世の中的にはかなり注目度が高くなっている同社の訪問を果たしました。

長野県伊那市西春近の広大な敷地に、本社、R&Dセンター、ショッピングセンター、レストラン、ホールなどが点在しています。現在なんと美術館を建築中というから驚きます。

こちらが、なんとも雰囲気のある本社ビルです。ビルというより大邸宅の趣です。


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塚越寛会長のお話を1時間ほどお聴きしました。あと15分ほど予定時間はあったのですが、急用とのことで退席されてしまいました。
そんなわけで、写真も取りこそねました。


塚越英弘専務。塚越寛会長のご子息です。会長バトンタッチを受けて、詳しい説明を色々してくださいました。
とても気さくで、実に魅力的なお人柄の方でした。


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こちらは、敷地内の掃除や手入れの道具棟です。

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広大な敷地の隅々を社員の皆さんが、毎日手分けして掃除、手入れをしているそうです。
なんと、木々の剪定まで自分達でするんだそうです。
持ち場は特に決まっておらず、全員の自主性に任せられているそうです。
しかも、土日も欠かさずやられていて、土日は自由参加なのですが、多くの社員が参加しているそうです。

下の写真は、道具棟の内部で、整然と整理されていました。
行き届いた仕事ぶりが、感じられました。


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敷地内には、色々な木が植えられているのですが、濃い緑から薄い緑まで、美しい景観が計算されているとのことでした。なんと紅葉になった時の色合いも考慮して決められているとか。
それを考えているのも、なんと塚越会長だと聞き、驚かされました。

美しい緑です。


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いくつかあるうちの工場のひとつがオープンにされていました。実に整然としていました。
工場などに、よく「整理整頓」などの貼り紙がありますよね。それが一枚も無い。シンプルです。
ご案内いただいて専務さんによると「いつの間にか気がついたらなくなっていた」とのこと。
もう、ごく当たり前に、整理整頓されているということですね。実に自主的な社風だと感じました。


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社是は実にシンプルです。「いい会社をつくりましょう」です。
会長がお話の中で、「複雑な企業理念などはいらない」「いい会社にしようと言って反対する人は誰もいない」「全員でこれを追いかけるのみ」とおっしゃっていました。

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この「社是」は、形を変えて、様々な方法で社内や敷地内に、掲示されていました。
こんなりっぱな「碑」もありました。

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一番心に残ったのは、数々の無駄と思えることを、あえてしているということ。

地元の人用に井戸を掘って、水汲み場を2箇所も作って、飲料水を無料で提供している。

ガーデン内にあるレストランは、夜の営業をしないので、赤字。
しかし、地元の飲食業の利益を奪いたくないから、あえて夜の営業はしない。

かんてんホールというホールは地域に貸し出しているが、一日5000円など、公レベルの安さ。

赤字農園をあえて運営している。
定年した社員に少しでも長く働いてもらいたいため。


等々、他にもたくさんあるんですけどね。
とにかく、目先の利益を追わずに、人の困ることもしないという姿勢が徹底されてるんですよ。


色々勉強になりました。

しかし、残念だったのは、個人的には100%礼賛というわけにはいかず、少々の違和感も感じたということ。


とにかく、設備が立派ですごいんですよね。
「家具類は、金をかけているんだ」と自慢されていました。
社員の福利施設もすごいと自慢されていました。

しかし、ボクにはどうして、こんな立派な設備が必要なのか理解できませんでした。
それを社員が喜んでいるというのも・・・。


それと、何より、会長が来客者を優先されて中座されたことですね。
いくら大物でも、お願いしていた時間を切り上げて、急に来たお客様を優先させるのは誉められたことじゃありません。
「ノーベル賞候補の大事なお客様で待たせるわけにはいかない」んだそうです。
どうやら、僕らの後のお客様で、早く着きすぎたとのこと。

会長のお話の中にも、偉い人や著名人の名前が色々出てきました。
それが、とても自慢話しに聞こえます。
功なり名を遂げると、どんな人でもミーハーになるもんですな。
目の前の人を大切にする姿勢のある方には感じられませんでした。

色々ヒントはいただいたのですが・・・。
成金の、ワンマンな中小企業の親分に見えてしまいました。

そういう方ではないらしいんですけどね、今日のボクはちょっとひねていたようです。


ボクの著書です。いい感じに仕上がりました。
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この記事へのコメント
  • kowatariさま きっとそうでしょう。48年増収増益の会社は間違いなく「いい会社」です。それを実現した塚越会長は素晴らしい経営者だと感服しております。それだけに残念でした。過激に書いたので炎上するかもしれません。

    Posted by 今野 誠一 | 2009/08/10
  • うむむ、そうでしたか。ちょっぴり残念な感もありますが・・・。従業員の皆さんの様子がイキイキとされているのであれば、きっと、たまたまだったのかもしれません・・。

    Posted by kowatari | 2009/08/10

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