今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2008.11.20若手の成長
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「ほう・れん・そう」を重要視する

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若手仕事できる化プロジェクトの、『協力者を増やす』の内容が続いています。
昨日までは、
 
【信頼を勝ち得る】
 
1.オープンマインド
2.約束を守る
3.誠意を持って謝る
 
【力を合わせる】
 
1.相手を理解する
2.共通の目標を明確にする
3.C案を作る
 
と話を進めて来ました。
 
今日からは『協力者を増やす』の最後である【成果を分かち合う】について3回に分けてお送りします。
 
・「ほう・れん・そう」を重要視する
・お互いのメリットを尊重する
・共に成長する
の3回です。(予定ですが書いているうちに内容が変わるかもしれません)
 
さて、今日は、『「ほう・れん・そう」を重要視する』についてです。
 
☆「報・連・相」の本質
 
新入社員としてビジネスに初めて関わる時に、誰もが学んだ「報・連・相」は、実践できてますでしょうか。
 
中には、上手にできずに上司や社長に叱られる機会が多くて、落ち込んでいる方もいるかもしれないし、あるいは「仕事を任せると言いながら、一々、細かいことまで報告させるのはおかしい」と不満に思っている人もいるかもしれないですね。
 
新入社員時代に口を酸っぱく教え込まれるので、報・連・相」というと、部下が上司にするものと思いがちですが、もちろんそうではないんですね。
上司→部下、に関係なく、ビジネスを進めるチーム、ビジネスパートナーと役割分担をして仕事を進めていく上での必要な基本行動だととらえ直したほうがいいと思います。
 
ボクは報・連・相」の本質は、
 
     報・連・相」は、義務感でするものではなく、自分の目的を達成するために、周囲の力を上手に借りるためにするものである(上司もその一人である)。
     何でもいいから報告や相談をすればいいというものではなく、周囲に報・連・相」した結果、目的達成のためにその後の行動を好転させることが目的である。
     仕事は任せられている以上、情報を取捨選択しないで、のべつ何でも報・連・相」しているのでは意味がない。
 
の3つだと思っています。
報・連・相」の問題を考える時に、どうも上司が主で、部下が従であり、上司が何か決断したり、何かするために一々耳に入れなくてはならないような感覚があるように思うのですが、それは逆であって、上司と部下の間であれば、仕事を任されている部下が自分の仕事を全うするために、周囲に対して能動的にするのが報・連・相」です。
常に自分が主役、自分軸で考えなくてはダメなんです。
 
☆自分が主役と考えること
 
そう考えていきますと、自分の仕事をどうまく進めていくか、という「戦略的な考え方」をしていない限り、上手な「報・連・相」はできないと思うのです。
 
自分を主役に考えた時の報・連・相」のポイントを3つ解説していきます。
 
①タイムリーに反応する
 
 自分が主役で、自分の仕事の目的を達成することを第一に考えた場合に大事になるのは、タイミングということでしょう。
「報・連・相」はタイミングです。
義務感でやっていると、戦略的に考えるということがないので、鮮度の低い、意味のないタイミングでの、アリバイ工作的(一応報告しておきましたよという)になってしまいます。
そういう義務感によっての「報・連・相」はお互いに時間の無駄です。
 
必要な報連相は早ければ早いほど良いのです。
早い「報・連・相」ほど、周囲の力を借りることがしやすく、意味が出てくるからです。
 
例えば、明日の朝クライアントに提出しなくてはならない提案書で、自分では手に負えないところが出てしまったとします。
前の晩に上司(先輩でもパートナーでも)に相談して力を借りようと思ってもそれは無理というものです。
 
A:周囲に対して、「いよいよ報告(相談・連絡)しなくてはまずい」という段階になっ
  て初めて報告(相談・連絡)がいく。
[=後手後手の情報]

B
:仕事の難易度を自分なりに早めに見極めて、周囲に対して早い段階で「これは報告(相談・連絡)しておいた方がいいかもしれない」と思って報告(相談・連絡)する。
[=先取りの情報]
 
自分に仕事を進める主導権を持ってものを考えるとしたら、どっちが有利かは明らかです。
 
報・連・相」が下手な人の特徴という形で表現してみます。
 
     これは自分が主役の仕事だという「当事者意識が欠けている」。
     周囲の力を上手に借りて目的を達成しようという「戦略的な思考に欠けている」
     義務感で機械的な報・連・相」をするので、タイミングを逃してしまう。
 
②節目のコミュニケーションを心がける
  
しっかりと仕事を「任せてもらっている」という時には、こまめ過ぎる「報・連・相」は邪魔になるということもあります。
仕事の基本の本などで、「報・連・相はこまめに」などと書いてありますが、それは迷惑でしかないことも多いのです。
上司と部下の場合で言えば、「お前に任せているんだから、節目節目できちんと報告してくれ」というのが上司の本音です。
 
一緒に仕事をしていて、「節目でのまとめ報告」が絶妙にうまい人とはやはり仕事がうまくいくものだと思います。
 
節目というのはスケジュール上の「中間報告」や、進捗確認の会議などで報告などです。
そうした際に
     現場の情報をなるべくリアルに盛り込んでいる
     事実に加えて、今後の見通しについてもきちんと自分の考えが盛り込まれている
     上司も含めた周囲に何を期待しているかが明確になっている
ということが節目できちんとできていると、日常のこまめな「報・連・相」がなくても安心感が生まれるものだと思います。
 
③進捗情報を共有する
 
 これは「報・連・相」の中でも「連絡」の領域だと思いますが、分担された仕事がお互いにどこまで進んでいるかという情報共有がプロジェクトを進めていく上ではとりわけ重要です。
 
プロジェクト運営や、仕事を進めていく上で最も重要なことは「スケジュール管理」です。
質ももちろん重要なのですが、最も影響が大きく問題が派生してしまうことは「スケジュールの遅れ」ということなんです。
従って、プロジェクト運営や仕事をしていく上で最も大切なことは「進捗の見える化」ということです。
 
報・連・相」の中でも、仕事の進捗が今どうなっているか?ということは、必須事項です。
 
何がなくても自分の分担された業務についての進捗状況だけは共有を怠ってはなりません。
     他の仕事との連携上、どこかの分担の遅れは全体の遅れにつながる
     進捗が見える化していないと、補い合って間に合わせるというような体制がとれない
     納期ぎりぎりに遅れがわかっても取り返しがつかず、プロジェクトの大きな失敗要因になってしまう。

仕事のできる人になるためには『協力者を増やす』ということが大事だ、という文脈で「報・連・相」を取り上げているわけです。

仕事の主役を自分に持ってきて、義務感ではなく、「周囲の力を借りたり、協力を取り付けて上手に目的を達成するために」というパラダイム転換をすることが、「報・連・相」が上手になるポイントです。

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