今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.08.21日記
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大器晩成→大器「免」成

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【MG-NET+(マグネットプラス)の『語る』更新】

MG-NET+(マグネットプラス)の『語る』。経営者インタビューの更新が順調に続いてます。
昨日から、高田自動車学校の田村 満社長の後編がUPされています。

前編では、自動車学校の経営について、教えるということへの思いなどに語っていただきました。
後編では、将来について、地域への思いについてなどをお聞きしています。
ぜひご覧ください。


【大器晩成は間違い】

高田自動車学校の田村 満社長にお会いしに伺ったのは、6月の末でした。
それから2ヶ月が経とうとしていますが、ボクの中では、インタビューの場面の記憶がありありと残っています。
非常に素晴らしい経営をされているのですが、それでいてまったく力が入っておられない。
一緒にいる我々(取材スタッフを同行していましたので)をリラックスさせてくださる独特の雰囲気をお持ちでした。

田村社長にインタビューしている間、ボクは老子の大器晩成という言葉を思い出していました。

一般的に、大器晩成とは、「鏡や鼎(かなえ:中国古代の器)のような大きな器は早くは出来ない。人も、大人物は才能が表れるのは遅いが、徐々に大成するものである」という意味として伝わってきました。

しかし、本来の意味は違っていたことがわかっています。
大器晩成ではなく、「大器免成:たいきめんせい」が本来の言葉だったというのです。

大は無限の大きさを指し、「無限に大きな器は、永久に完成することがない」というのが、本来の意味だったのではないか・・。

老子は、人間が老成し完成することそのものを否定していた思想家(実在しないという説ももちろんあるものの)です。

「無欲で柔弱な赤ん坊こそ、もっとも理想的な存在だ」というのが、老子の考え方であり、今に語り継がれている大器晩成よりも、確かに大器免成のほうが、老子の考え方として一貫性がありますね。

というわけで、田村 満社長です。

お聞きしていて、無欲で純粋な思いを随所に感じました。

・教えることを天職と迷うことなくおっしゃっていた純粋さ
・自分の教習所の儲けを置いておいて、再建の頼まれごとを優先する姿勢
・経営を天職と思わず、もがきながらしていると正直におっしゃる謙虚さ
・故郷に、地域に持っている純粋な思い

とても気持ちのよい時間を過ごさせていただきました。

『大器免成』

ことさら大器になろうと思うわけでなく、純粋に今を生きていく。
とてもいい言葉だと思います。


ボクの著書です。いい感じに仕上がりました。
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