今野誠一の“マングローブ的生き方”ブログ

2009.08.23組織風土
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対話とは

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【北朝鮮、対話しかない】

金大中元大統領が、死去する2カ月前の6月初旬にしていたという、北朝鮮に関するコメントがニュースになっていました。

タイトルは

「北朝鮮、対話しか道ない」 故・金元大統領、6月韓国紙に 

です。

「韓国紙の中央日報とのインタビューで、今年8月に訪朝したクリントン元米大統領が在任中の2000年に金総書記の訪米を提案していたと明かした」
「『冷却期間が過ぎれば対話を始めるはず。他に道はない』と述べ、いずれ北朝鮮が強硬姿勢を転換すると予測していた。」

「対話」とは何か?という話ですね。

韓国の言葉を正確に訳した上で、「対話」だったのかどうかわかりませんが、今のところ本来の意味の「対話」は期待できそうもありませんね。


【対話とは】

対話とは、イマジネーションが共有できること。

対話とは、共感の域で、物事の論じた結果としての合意点を見出していくプロセス。

対話とは、話し合った結果として、お互いへの共感と、人格の高め合いができること。

どんどん、ハードルが上がっていくので、この辺でやめておきます。


問題となるキーワードは、「イマジネーション」であり「共感」であり、「人格の高め合い」です。

この3つのどれをとっても、かの国との間で持ち合える気がしないのはボクだけでしょうか。
イマジネーションとは、自分のことだけ考えずに、相手の頭の中に何があるかも考えるということです。

共感とは、相手の歴史と文化を理解して、感情レベルで通じ合えるということです。

人格の高め合いとは、相手を尊重し、いい意味で刺激し合うということです。

「対話」という言葉には、「会話」とは数段違う、深い意味が含まれていることがわかります。

ボクは、組織風土の専門家ですが、組織風土を良好に維持していく上で、この「対話」ということが必要不可欠なものだと思っています。
それは、社員同士の場合もありますし、社長と社員の対話であったり、時には会社と会社の対話という場合もあります。

これからは明らかにネットワークの時代ですが、大切になるのは「対話」です。


【外情報ということ】

デンマークの科学ジャーナリスト「トール・ノーレットランダージュ」は、ユーザーイリュージョン:意識という幻想という著書の中で、対話には外情報というものがあり、外情報を通じても意味が生じると言っています。

「外情報」とは、意識して話されていない情報、という意味です。
トール・ノーラトランダーシュは、外情報が多ければ多いほど、言葉によるメッセージ性は深まると言っています。ウーム、あまりにも難解ですが・・・。

外情報を使って、深い対話をしていくためには、お互いの内面の中に、外情報を理解し合える前提がなければならない、というような意味のことも言っています。

北朝鮮と各国の「対話(本来の意味かどうか実に疑わしいですが)」は、(報道レベルでしかわからないものの)実に外情報、すなわち、意図的にカットされた情報が多いように感じられます。
それでいて、そのカットされた外情報を理解し合えるだけの前提、下地があるようにも思えないのが問題です。

当分、かの国との対話は難しいのではないでしょうか。

くだんの記事は「金元大統領は、対話・協力を通じて関係を改善する包容(太陽)政策の意義を説いた」と結んでいますが、太陽政策というほど甘いものではないような気がします。


【今日の日めくり】

かの国の問題は、人智を超えた誠に難しい問題になってしまったような気がします。
歴史の問題でもあり、民族問題でもありますが、ある個人の勝手な問題にも今やなってしまっています。

しかし、個人の争いの延長上に国家の争いもあるとしたなら、基本は同じだと信じたい部分もあります。

今日の日めくりは、それらのことにも通ずる、深いコメントでした。噛み締めています。

 DSC03778.jpg

 傷つけた相手にゆるしてもらったなら、
 その連鎖反応をあなたのところで、
 止めてはならない。
 
自分を傷つけた人もゆるしなさい。

 If you're been shown forgiveness by those
  whom you've wronged, don't hinder the
  ripple effect.  Show forgiveness to others
  who've wronged you.


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ボクの著書です。いい感じに仕上がりました。
book_cover.gif
           

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