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パーソナルスタイリストのプロフェッショナルとして (その6)
今回は、パーソナルスタイリスト創始者の政近準子さんのインタビューをお届けします。インタビューというよりも、対談の趣となりました。何しろテーマが「プロフェッショナルとは何か?」というもの。プロ論については一家言ある今野誠一、共に語り合ってしまいました。日本のパーソナルスタイリスト・パーソナルスタイリング・ファッションセラピーは政近準子さんから始まりました。この仕事にかける熱い思いは並々ならぬものがあります。二人の熱いトークをお楽しみください。
今野 ここまでのところの
「プロとは何か」
の議論をまとめてみたいと思うんですが、
いいですか?
政近 ぜひお願いします。
今野 ひとつは
「プロとは常に自分を最高のコンディションに
置くことを意識できていること」
二つ目は
「プロとは言葉にこだわっている必要がある。
独特の表現で自分の価値を説明できなくては
ならない」ということ。
三つ目には
「理想像を掲げて、一つ一つの仕事に自分なりの
考え方を持って臨んでいること」
そして四つ目には、三つ目のことのベースの上で
「量をこなすことを常に質に転嫁できる人であること」。
五つ目には
「現場主義。大事な情報は、自分の目で見て感じること」。
最後の六つ目に
「自分の仕事は何のためにやっているのか、
本来の目的を見失わず考え続けていること」。
こういうまとめでどうですか?
政近 なるほど。
先ほども言ったんですが、
今野さんと話すことで自分の考えを
整理することにつながったと感じています。
プロフェッショナルの条件についても、
もう一度噛み締めてみたいと思いますし、
スタッフの皆にも考えてみてもらおうと思います。
というのは、私たちの仕事とは、
結局は一人ひとりが完全なプロとして
見えなければ仕事がそもそも来ない
という世界なんですね。
企業組織にはしているものの、
結局は一人ひとりの力量、
仕事のクオリティー次第という
世界なわけですから。
今野 それは非常に重要な点だと思うんですよね。
我々コンサルティングの世界も同じです。
そのことに気がつかずに、
飛び出して厳しさに直面してから、
プロとしての努力の重要性や、
組織にいることのメリットに気がついて
後悔する人もいると思うんですよね。
政近 それは分かります。
思い当たることがありますもん。
【ファッションレスキューの今後】
今野 その辺りもここでというよりも、
今度飲みながらでも話しますか。
僕にも思い当たることは色々ありますから(苦笑)。
ところで政近さん、
そろそろ時間も迫って来ましたので、
ファッションレスキューの今後について
考えていることを教えてもらえますか?
政近 そうですね。
後進にどのように引き継いでいくか
ということはテーマですね。
今野 なるほど。
日本が100年遅れているという話もありましたし、
長い目でみた服育という話もありました。
確かに息の長い取り組みが必要だと思いますね。
政近 そうなんですよね。
自分が生きている間に、
今考えていることを整理し切れて、
ダイナミックな活動にしていけるかというと、
なかなか難しい問題だと思っています。
しかし、ここまで先鞭をつけて来たわけですし、
これからも投げかけ続けることはできる。
諦めないでやっていこうと思っています。
今野 投げかけるという政近さんの役割を
もう少し詳しく教えてもらえますか。
政近 私の役割というのは、
単にパーソナルスタイリストという業界を
育てていくことだけではなく、
ファッション業界の動きと一般の人の間の橋渡しを
することにもあるというのは常に思っているんですね。
ファッション業界がユニクロなど一部を除いて
厳しい状況にあるというのも、
それを買う人達の本当の気持ちや生活などの
本当の姿を知ることがなかなか難しいという
背景があるんですよね。
今野 なるほど。
さっきワードローブサービスには、
実態をよく知るためという目的があるという
話もありましたが、
現場を知っているパーソナルスタイリストの
皆さんにしか分からないことがあるということですよね。
政近 そうなんですよ。
今後はプロフェッショナルなパーソナルスタイリストを
ジワジワと増やしながら、
アパレル業界全体と協力しながら、
状況をよくしていくことにも貢献していくことが
できたらうれしいですね。
今野 パーソナルスタイリストという仕事の難易度というものが
今日よく分かったんですが、
その点でいくとその育成というものもなかなかの
難業ではありますね。
政近 そのとおりです。
気が遠くなるとも言える作業ですが、100年はともかく、
自分の人生の中においてと考えると、
30人のプロフェッショナルを生み出せればとは
考えていますね。
今野 30人というのはどういう人数なんですか?
政近 よくスタッフや生徒に例として言うのは、
プロスポーツの世界ですよね。
例えばゴルフの世界でゴルァーが全体で何人いて、
プロを名乗る人が何人いて、
ベスト何位まで食べていけるのかという話ですね。
家族がなんとか暮らせるレベルとなると、
30位くらいまでなんですね。
基本的に、どんな職業ももしかしたら
それくらいかなと思うんです。
今野 なるほど、そういう感覚はあるかもしれないですね。
政近 30人というのは少ないと感じるかもしれないですけど、
プロ野球選手でも、選手の人数はいても、
圧倒的にトップレベルというのは少ないはずなんですよね。
ファッション業界で本当のプロを名乗れる人っていうのも、
どの職種にも少ないんです。
まずは30人のプロ中のプロを育てて、
活躍してもらうことができれば、
それを軸にプロスポーツのような裾野というものが
存在してくることが期待できると思っているんです。
今野 なるほど。
政近さんの10年の努力と時代の要請もあるんでしょうか、
パーソナルスタイリストの認知度も上がりつつあるんだと思います。
ためしにGOOGLEで「パーソナルスタイリスト」を検索してみると、
なんと21万3千件もヒットしました。
恐らく政近さんが始められた頃は、
ほとんどヒットしなかったんじゃないかと思います。
政近 そうなんですよ。
実際ほとんどヒットはありませんでした。
この10年の変化はめざましいものが
あると思っています。
しかし、その歴史は質との戦いという面も
否定できないんですね。
一人で始めてホームページもない人の
クレームがファッションレスキューに
舞い込むことも珍しくなかったんです。
売り場を荒らしていく、
などのクレームが百貨店からも寄せられ、
決して評判のいい状態でない
時期もあったんですよね。
そうした状況に背中を押されるように
スクールも始めたわけなんですね。
今野 先ほどファッション業界全体に
貢献していきたいというお話も出ました。
これからのご活躍にぜひとも
注目していきたいと思います。
プロとは何かのお話もまだまだ
奥の深いものだと思いますし、
30人体制への具体策など、
もっともっとお聴きしていたいところですが、
お時間も来ましたので、
また場をあらためてということにしたいと思います。
政近さん、今日は勉強させていただきました。
ありがとうございました。
政近 今野さん、今日は機会をいただいて
本当にありがとうございました。
今野さんと語り合うことで
自分の考えも再整理できましたし、
今野さんのお話からも学ばせていただきました。
ありがとうございます。
これからもファッションレスキューどうぞよろしくお願いします。
| 【写真撮影協力】 善本喜一郎氏 フォトスタジオKiPSY(キプシー) 経営者のパーソナルブランディングのための写真撮影サービスを展開している善本氏。 経営者の皆さん、ぜひ一度 フォトスタジオKiPSY(キプシー) をご利用ください。 ![]() |
経営者略歴
有限会社ファッションレスキュー 代表取締役社長
政近準子氏 (masachika junko)
1965年生まれ。広島県出身。
株式会社東京スタイル・ファッションデザイナーを経て
イタリア移住の経験を踏み、日本初のパーソナルスタイリストとして独立。
有限会社ファッションレスキュー設立。
日本で初めてタレントやモデルだけではなく一般の方にもスタイリングをご提案。
その職業を【パーソナルスタイリスト】と名付けたが
当初は奇想天外だというだけで、誰もビジネスとして確立できるとは思ってはいなかった。
今ではファッションレスキュー全体で、通算1万人以上のスタイリング実績があり、
多くのメディアに取り上げられている。
2011年、初の著書『働く女性のスタイルアップ・レッスン』出版。
Company Data
| 社名 | 有限会社ファッションレスキュー |
|---|---|
| 所在地 | 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-4-11シビタス原宿104 |
| 代表者 | 政近準子 |
| 業務内容 | ・ファッションに関する業務全般 ・個人向けスタイリスト業務全般 |
| URL | http://www.fashion-rescue.com/index.html |
今野誠一のブログ- ブログ更新一時中断中(まもなく再開します)
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株式会社モスフードサービス
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