語る 繋ぐ 集う

語る

株式会社ロックオン
代表取締役社長
岩田進
経営者に学ぶ

(1)考えるより先に、行動あるのみ。

(2)経営もスポーツも音楽も、全てが“表現活動”

(3)世の中に大きな影響を与えたい。

(4)価格以外で勝負できるEコマース社会を

マングローブの事業概要5+1

鬼才異彩

岩田進
株式会社ロックオン
所 在 地: 【大阪本社】
〒530-0001 大阪府大阪市北区堂島2-1-31
ORIX堂島ビル6F
TEL:06-6346-7705 FAX:06-6346-7706
※8月23日より、下記住所に移転。
TEL・FAXも変わります。
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9
ブリーゼタワー13F
TEL:06-4795-7500 FAX:06-4795-7501
【東京支社】
〒104-0061 中央区銀座6-11-4
ニックス銀座ビル3F
TEL:03-3289-5051 FAX:03-3289-5052
事業内容:
  • Eコマース関連ソフトウェアの企画・開発・販売
  • インターネット広告関連ソフトウェアの企画・開発・販売
U  R  L: http://www.lockon.co.jp/

今回の鬼才異彩は、株式会社ロックオン 代表取締役 岩田進氏のインタビューをお届けいたします。同社はインターネット広告の効果測定システム「アドエビス」で、業界トップクラスのシェアを誇る企業であり、またECサイト構築システムのオープンソース「EC-CUBE」の企画・開発でさらなる急成長を遂げられています。前編では、岩田社長の3度の起業を中心にお話をお伺いしました。

ご経歴を拝見しましたが、ロックオンは岩田社長にとって3度目の起業ですね。若くしてこのご経歴は大変興味深いのですが、まずは最初に起業されるまでの経緯をお伺いしたいと思います。

原点は家庭環境にあるかもしれないですね。家業を営んでいたというのが、一つのきっかけだったかも知れません。色々苦労も見てきましたが。
起業そのものは、実は深く考えてはいなかったんですよ。一般的には就職してから起業したいなと考え始めたり、または、ある程度早い段階から起業意識があって計画的に進められるとかあると思うのですが、僕の場合は、そういう意識は全然なくて、何と言うか本当に自然な流れだったんですよ(笑)。

1度も就職はされていませんよね。最初の起業はどういうきっかけだったのでしょうか。

最初の起業は大学1年の時です。経緯としては、まず12月頃飲食店にアルバイトとして入ったんですね。アルバイトを含め15人程度で運営されているお店でした。オーナーがいらっしゃって、手広くというより、オーナーご自身と息子さんがもう1店舗というような経営をされている、オムライスとパスタとカレーという何でもありの気さくなお店でした。その中で、アルバイトにありがちなホール係と、あとは簡単なレシピに従って料理なんかもやっていました。
しばらくやってみてわかったのは、他のアルバイトの人達に全然やる気がないんですよ。全然って言っても飲食店の一般レベルなのかも知れませんが、自分はアルバイトだから決められたことだけこなして時給もらったら終わりだし、暇な時は座っていて、お客さんが来たら最低限のことだけするような感じで、お店を良くしようとか向上心とかそういったものが全く感じられなかったんですね。
ところが僕は、そういう状況に抵抗を感じまして、せっかくやっているのにお客さんに満足もされずお店も赤字ってどうなんだろうと疑問に感じたんですね。もっとやるべきことが他にあるんじゃないかと、何となく思ったんです。みんなやる気がない訳ですし店長も雇われ店長で存在感もない。それで、入って2週間ぐらい経ってオーナーの所に行って「僕にやらせてください」と言ったんですよ。

それはすごいですね。入って2週間の大学1年生アルバイト生ですよね?

条件としては、赤字の負担もしますし、店の運営・人員の採用も全てやるのでお店を譲って下さいという話をしたんですね。そうすると当然ちょっとびっくりもされたのでしょうけど、赤字も持つと言っているし何度か交渉するうちに、じゃあそうしようかという話になったんですね。

それにしてもオーナーも大英断ですね。

そうですね。海の物とも山の物ともわからない、20歳になったばかりの若造ですから(笑)。そんなこんなで、みなさん辞めていただきました。色々反発もあったんですよね。10年くらいやってる人もいましたから。おまえは何をするんだと。今になると、もう少しやり方があったかなとは思いますね。
そこから、採用活動からメニューの開発とか内装工事とか、そんなことをして一気に1月には体制が整い、2月には新規オープンした訳です。これが1回目の起業です。でも、この起業は、結果的に1年弱くらいで失敗したんです。

失敗の原因はどこにあったとお考えですか?

原因はいくつかあるのですが、まず包丁を持ったことがなかったんですよね。こうした小さい組織では、プレイングマネージャーとなりますので、何をするにもスキルの必要性を感じました。

1年弱という短い期間で終わった1度目の起業の結末は、当時どのように感じられましたか?

自分がどうこうよりも、周りの人に申し訳ないというのを強く感じました。オーナーに対しても、辞めてもらった皆さんにも、お客様に対しても申し訳なかったなという想いでした。やっぱり、会社は継続しなければならないと強く思いましたね。