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株式会社ウィズ
横井 昭裕氏
【後編】
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後編 Page
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(4)『固定概念にしばられない』
商品の可能性を広げるためには、今までのイメージにしばられることなく自ら足を踏み出すことが肝心です。
(5)『社員にルールを押し付けない』
社員を型にはめようとすればするほど、社員は100%の力を発揮できなくなる。100%の力を発揮してもらうためには、まず才能を認めることから始まる。
(6)『売上を追わせない』
仕事をするうえで売上を意識することは大切だが売上を目標とはしない。あくまで目標はいい商品を作ること、お客様に喜んでもらうこと。
株式会社ウィズ
本社:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町三丁目42番3号 住友不動産浜町ビル3階
創業:1986年9月
事業内容:玩具商品企画・開発・生産/キャラクターデザイン/デジタルネットワークコンテンツ企画・制作/アニメーション企画・制作/コンピューターゲーム企画・制作
HP:
http://www.wizinc.co.jp
固定概念にしばられない
「チャレンジしたい」と具体的に考えることはありますか?
3つあります。1つは「遊び心」を
子供のものだけと考えずに年齢、性別、国籍を超えて提案していくということ。
今、日本は少子化が問題になり従来の「玩具は子供のもの」という考えでは市場は先細りになります。玩具は100万台売れれば大ヒットといわれる中、たまごっちが国内で2000万台、海外で2000万台売れたのは、年齢性別関係なく世界中で支持されたのが理由だと考えています。私の親の世代は戦争中や戦後間もない時代で遊ぶ余裕はありませんでした。しかし今50〜60代の人たちは漫画やテレビアニメを見て育った「遊び心」が分かる人たちです。私の会社で企画、開発した「プリモプエル」という商品は今50代から上の人たちに圧倒的に支持されています。
2つ目は、ウィズは玩具の企画からスタートし漫画、アニメに展開するといった手法で「デジタルモンスター」「クラッシュギア」「ふたりはプリキュア」などのヒット商品を手がけてきました。今、日本のアニメーションは世界中で評価されています。アニメに関して言えばまさに日本がハリウッドになり世界中にアニメを発信しているといってよいでしょう。そのため今後はアニメーション制作の分野に本格的に参入したいと考えています。
3つ目は「遊び心」を活かした新規事業です。ウィズ創業の理念に基づいて、まったく新しい分野に挑戦したいと考えています。私のいたバンダイはキャラクターを武器に、アパレル、文具、携帯電話などの業種の違う分野でも成功しています。ウィズも今後は玩具とは違う分野で「遊び心」を展開したいと考えています。
では、その先に未来についてですが、ウィズはどんな存在でありたいと思い描かれていますか。
その先の未来を考えるのはなかなか難しい問題ですね。バンダイ時代に「不易と流行」という言葉を学びました。これは、「不易」つまり変わらない、変わってはいけないことと「流行」つまり時代は変わること、そのため変わらなければならないことがあるという意味です。ウィズの不易に当たるのは「遊び心」と「それをもって人々に喜び、感動、驚きを与える」ということです。このことは時代がどのように変化しても変わらずもち続けなければならないことです。時代が変わり、仕事の内容がどのように変わろうとも常にウィズはこのことを忘れずに人々に真のエンターテイメントを提案し続けたいと考えています。
社員にルールを押し付けない
そんな社長のもと、ウィズには面白い社員の方も集まるのではないかと思うのですが。
変わったというより個性的な人たちが多いですね。ちなみに「たまごっち」のキャラデザインを最初に書いたデザイナーはちょうど「たまごっち」の企画をまとめていたころウィズにアルバイトで入ってきた女性です。面接のとき前職を聞いたら「週刊プレーボーイのイラストを描いていました。その前は新宿二丁目のレズビアンバーに勤めていました。」といわれ唖然とした思い出があります。彼女は非常に面白い感性を持っていましたが、欠点はとにかく会社に来ない。会社に来ないから打ち合わせもできない。これには困りましたね。 そのほかにも、ハワイでプロボクサーだったという社員もいて、彼とはたまに会議室でグローブとヘッドギアを付けてボクシングの練習をしています。そんな個性的な人をどうやって管理するのですか?とよく聞かれるのですが「まず、相手を認めてあげること」と言っています。
型にはめたり、ルールを押し付けようとするとうまく行きません。相手の才能良さを認めてあげると相手も私のことを認めてくれます。そんな信頼関係ができると少しずつ私の話を聞いてくれるようになります。
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