株式会社マングローブ
 
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株式会社 ジェック
名倉 和宏氏

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経営者に学ぶ

(1)『行動にうつす』
気になることがあれば、すぐに調べる。経営者になっても直感を大切に行動することは大切ですね。    

(2)『関わる人に敬意を持つ』
仕事をする上で関わる人として例えば社員がいる。社員がいることは当たり前ではなく、社員の存在に感謝する思い、商品を作り出す才能を尊敬する思いは、更に社員の活躍に繋がることでしょう。

(3)『社員を知る』
社員がやりたいことが出来るようになるためには、経営者が社員個々の持つ能力やセンスを理解することが不可欠です。           

(4)『原点を振り返る』
ただひたすら前を見て走るだけでなく、たまには起業のきっかけを振り返ってみる。そうすることで、自分が今後何をしていきたいのか、何をすればいいのかがおのずと見えてくる。




鬼才異彩

株式会社ジェック
オフィス・東京アトリエ:東京都港区三田3-3-10-1F
浜松オフィス・アトリエ:静岡県浜松市新津町301-1
創業:2000年6月
事業内容:植物を中心にあらゆる素材を使用した
ウェディングフラワーデザイン・制作 
ガーデンデザイン・施工、ランドスケープデザイン
 
今回の鬼才異彩は、レストランや商業施設向けの花や植物を使った空間デザインの企画から提供まで行っている株式会社ジェック代表取締役名倉和宏様にお会いしてきました。 花で事業を始めようと思われたエピソードや、今後の展開について語って頂きました。

          
行動にうつす

起業のきっかけからお話頂けますか?
           

昔から花に興味があったわけではなく、実はこの仕事をするまで花を買ったこともなかったくらいだったんです。それは私が前職で浜松にいた時に交際していた女性、今の妻になりますが、彼女がフラワーデザイナーの仕事をしていたことがきっかけで、私の中で花の存在が近いものに変わっていきました。そんな中、とても衝撃を受けた出来事があったんですよ。ある日の夕方、当時彼女が勤めていたきりしまフラワーさんへ行ったら、何かの記念日という訳ではないのに30人近い行列ができていたのです。田舎育ちの僕にはその光景が新鮮に映り、「人がどういう時に花を買うのだろう?どうして並んでまで花を買うのだろう?」と不思議に思ったのと同時に、「花で商売するのは面白いかもしれない」と率直に感じたんですよ。このことを皮切りに花屋について調べ始め、きりしまフラワーの社長さんに会いに行き、アドバイスを頂いたりしました。今でも思い悩むことがあるときはご相談に乗って頂いています。ということで、起業のきっかけとなると、もちろん妻の存在もあるのですが、それよりもきりしまフラワーさんとの出会いが大きく影響していますね。
 
きりしまフラワーさんのように店舗形態にしなかったことには理由はあるのですか?

今でこそ、我々のようなブライダル用のフラワーアレンジメント会社はありますが、当時は、お客様のターゲットを絞ったり、お客様が何のために花を買うのかを考えて店舗展開を図っている花屋はなかったんです。例えば飲食業界だと、同じ食材を扱っていても『レストラン』や『八百屋』といったように分けられているのですが、この花の業界は『花屋』だけなんですよね。言い換えると、どの『花屋』も店先で花を売り、冠婚葬祭の対応もしているというように特色が無かったんです。しかしながら、本来の花屋の姿とは、お客様の花を購入する目的や花を使用するシーンによって、どの花をどのように見せるかといった表現手法を変えていくべきなのではないかと思い、なかでもブライダルに特化した形でやっていこうと決めたんです。それに店舗を構えるよりも構えない方が我々にとってメリットがあったんです。というのも、金銭的にテナントを借りる余裕も無かったので、自分達の住んでいた2DKのアパートを住まい兼アトリエとしてスタートしたんです。アトリエで作ってクライアント先に運ぶという作業でしたから車一台から始められるというところが良かったですね。ただ、最初の頃は本当に大変でしたよ。週末になると、寝る場所どころか、足の踏み場も無いくらいに花で部屋が埋め尽くされていました。遊びに来た友人は、「花に囲まれた生活でいいね」って言ってくるのですが、「そこ踏まないで!」なんて言葉が行き交っていました。(笑)店舗を構えなかったからこそ、事業をスタートすることが出来たと思っています。

では、ブライダルに特化していこうと決めた理由をお聞かせ下さい。

葬儀は別ですが、人生の中で花にお金を最も費やすシーンは結婚式だと思うんですよ。花に何十万円も使う機会ってそんなにありませんよね。また、結婚という人生において大切なシーンに関わることができることも魅力です。お客様がどんなパーティーにしたいのかお伺いし、花を使ってその想いを表現する面白さを知ったことで、ブライダル事業にどんどんはまっていきましたね。

ブライダル事業の他にも、事業展開をされているようですが、最近の取り組みやお考えをお聞かせ下さい。

ブライダル事業の他に、商業施設のデコレーションやガーデン・ランドスケープのデザインにも取り組んでいます。具体的には、銀座6丁目にある交詢ビルのフラワーアレンジメントを行ったりしています。そんななか私は最近こう考えているんです。ビジネスを広げるためには、コミュニケーションが伝播していくための素材が必要なんだと。我々の仕事に置き換えてみると、その素材は植物や花になるんです。そして、素材から派生するコミュニケーションの中で様々なビジネスの機会に出会い、それに応えていくことが自分には合っているんじゃないかなと思いますね。言わば、我々はフラワーコミュニケーションビジネスを行っていると感じています。

そんな中、今一番興味を覚えていることは、どんなことですか?

建物を作る仕事がしたいわけではないのですが、建築業界の本筋を突き詰めて勉強していきたいですね。というのも、我々の仕事は、建築業界と密接に関わっていると思っています。交詢ビルの話はいい例ですが、ロケーションのいい場所に、ある要素を加えることで、面白い空間になったり、和める空間になったりと新たな空間が生まれますよね。そこで、我々は花という素材を使って、「すごく素敵ね」「もうこんな季節になったのね」「こんな形は見たことがないわ」と感動をして頂けるような空間作りをしていきたいと思うのです。


 
 
 
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