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株式会社 ユニックス
水島 達也氏
インタビュー
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経営者略歴
Company Data
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鬼才異彩バックナンバー
経営者に学ぶ
(1)『社員を信用する』
まず経営者が社員を信用する。そして社員も経営者に信頼をおく。何でも言いあえる環境を作るためには相互信頼が肝要です。
(2)『業績向上=コミュニケーション増加』
新商品開発に精を出したり、優秀なセールスマンを採用することだけでは業績向上は難しい。社内コミュニケーションの活性こそが業績向上をけん引します。
(3)『組織体制を変えてみる』
思い切って組織体制を変えることで、従業員間のコミュニケーションも活性します。定期的に組織体制を変えるのもいいかもしれません。
(4)『好きこそものの上手なれ』
嫌いなものに対して楽しいとは思わない気持ちは、経営者も社員も同じです。「仕事が楽しい」と思う環境、「仕事が好き」と言える感性を育てるのは経営者の仕事ですね。
(5)『業界をよくする』
自分の会社のことだけでなく、業界全体良くするという高い視点を持ちたい。
株式会社ユニックス
本社:埼玉県蕨市塚越2-3-14
設立:1975年9月
事業内容:美容室チェーン
URL:http://www.unix.co.jp
今回の鬼才異彩は、東京・埼玉・千葉・神奈川で美容室をチェーン展開されている株式会社ユニックス代表取締役会長水島達也氏にお会いしました。 独自のコミュニケーション手法や今後の展望について語って頂きました。
ではまず初めに水島会長の現在の役割についてお聞かせ下さい。
現在、本社機能の中でも経営の意思決定と社員とのコミュニケーションを主体とした仕事をしております。
だからといって、自分がサロンに伺って一人一人の社員と話をするわけではありません。
美容という仕事は人が中心の仕事です。気持ちよく仕事をしていただくサロン環境であって初めてお客様も満足できるサロンを作ることができるのですよ。だからといって私が現場に付いて全てを把握しているかというと、ほとんどわかりませんね。 というのも、現場のことは私よりもそこで働く社員の方がわかっているので、私が口を出す必要性はないと思っているんです。この美容業界の現場で働くことにおいて大切なのは、感性を備えているかどうかということで、経験の長さは関係ないんですね。おそらくUNIXにご来店いただくお客様の気持ちが一番わかるのは20歳代中盤から30歳代前半までのお客様と同じ年代の社員達ではないでしょうか。
という私も昔はサロンでハサミを持っていましたが、今、私がサロンに出たら「こんなオジサンで大丈夫かな」とお客様を心配させてしまうだけで、満足させることは出来ないと思いますよ。(笑)ですから、現場のことについて直接意見は言うことは少ないですね。
ただ、お客様から月間約8千枚というアンケートを頂いていますので、それは必ず見ています。そして、アンケートの中から社員に伝えたいと思ったコメントは、「お客様からこんな意見があったよ」と話しています。
サロンと共有できるお客様の話題は、アンケートを通してお客様との意見交換をしているわけです。お客様と直接顔を合わせることはありませんが、お客様の声に耳を傾け、それを社員と共有化できることが私の役割のひとつだと思っています。
社員の方々とコミュニケーションはどのようにとっていますか?
出来る限り店舗へ顔を出すようにしているのですが、現在18店舗のサロンがあるため、二ヶ月に一度ずつくらいしか行けないんです。しかしながら、社員とは毎日のようにコミュニケーションをとっていますよ。
実は、300余名の社員とダイレクトに会話ができるような社内システムがあって、社員から毎日メッセージが届くんですよ。そして、それに対する私の返信内容については全社員が見ることのできる仕組みになっているんです。この『社員との対話』はもう15年以上続けていて、エブリディレポートとしてまとめることが一日の始まりでもあり、この仕事が私の朝の日課になっていますね。たまに読み返すこともあるのですが、社員からのコメントを見ると嬉しくなって、思わず涙してしまう時もありますね。
社員を信用する
メールの中にはなかなか答えにくい質問もあるのではないでしょうか?
いや、そんなことはないですね。
社員の中で「この会社はおかしい」と思う社員がいれば「おかしいと思います」と素直に言ってきて欲しいし、誰でもどんな意見でも言える環境がないと会社経営はうまくいかないと思うんですよ。
そのためにはまず私が社員を信用することが大切だと思っていて、何でもオープンにしたいと考えています。
また、情報の公開という点では、年に一度の事業計画発表会に取引先の方々にも参加頂いています。この発表会では社員に対する表彰式も兼ねていて社内では大イベントとなっているのですが、毎年すごい盛り上がりですよ。取引先にも会社だけでなく社員のことを知ってもらう機会にもなっていますし、会社全体の一体感を感じる瞬間ですね。
業績向上=コミュニケーション増加
それほどまでにコミュニケーションを活性化しようと思われたきっかけは何かあるのですか?
今から6年前に業績を10倍にしようと考えたんですね。そして、そのためにはまず社員とのコミュニケーションを10倍にしようと決めたんです。
先ほどお話したように、エブリディレポートのおかげもあってコミュニケーションはちゃんととれていると思っています。300余人の社員の顔と名前は全部わかりますよ。
言わば僕は、ユニックスの会長というよりコミュニケーション部長ですね。(笑)
組織体制を変えてみる
そのコミュニケーションを下支えする社内の組織体制はどうなっているのですか?
実は一昨年に
組織体制をエリア制からセクション制に変えたんです。以前は一都三県にある店舗をエリア毎に分けていたのですが、なかなかエリアを越えたコミュニケーションが生じなかったんです。
そこで横の繋がりができるようにと、職務内容毎に分けました。
例えば、技術指導セクションの担当者は毎日店舗を周り、サロンスタッフの業務を観察し、閉店した後に研修をしています。また、オペレーションに関しては、管理セクションの担当者がサロンに行ってチェックをするといった体制です。一般的に縦割りの組織体制が多いと思うのですが、縦ではどうしても命令形になってしまいますよね。そこで横割りにしてみたら、
想像以上に組織が変わってきて面白くなりましたよ。縦割りの組織がいいとは限らないということを学びましたね。
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