株式会社マングローブ
 
語る
忠三株式会社 
草薙 忠夫氏

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鬼才異彩
 
お手本とされているお店はあるのですか?

自分たちで作っていこうと決めたときに、北海道の旭川にあるお菓子屋さんへ工場長と私で一ヶ月間の修行に行ったのですが、その修行先のお菓子屋さんの常務に全てを教えてもらったといっても過言ではないですね。全くの素人だったので、聞くこと見ること全てが「なるほど」と思うことばかりでした。10数年経った今でも、お付き合いさせていただいており、何か悩むことがあれば相談に乗って頂いていますよ。また、どら焼き作りを始めるにあたって目標としたお店は、上野にある『うさぎや』さんです。今でも、上野方面へ行くことがあれば立ち寄り買って帰るほど、『うさぎや』さんのどらやきは大好きです。

では、草薙さんが忠三櫻本舗の店主として、また忠三株式会社の経営者として、大切にされていることをお聞かせ下さい。

一番大切にしているのはお客さんの反応ですね。うちの商品を食べたお客様にいかにご満足して頂けているか。そして、リピーターとしてまたご来店して頂いているか。この点に関しては、とても気にしていますね。また、直接ご来店いただいた訳ではなくとも、「昨日おたくの銅鑼焼きをもらって食べたんだけど、すごく美味しかったわ。」といった嬉しいお電話を頂くこともあります。一方、先日は「おたくの銅鑼焼きを食べたんだけど、あんこはすごく美味しいけれど、皮にコクが無いね。」といったお電話を頂きました。「貴重なご意見ありがとうございます。是非具体的にお聞かせ下さい。」と申し上げたら、「僕がいつも食べているお店のどらやきの皮はもっとコクがあるよ。」とご意見を下さいました。確かにうちの銅鑼焼きは添加物や甘さを控えめにしているので、他店と比較するとそういった印象を受ける方もいらっしゃるんですね。また最近は、食品に関する安全性についてお客様も意識を高くお持ちでいらっしゃるので、ご質問にはちゃんとお答えするようにしています。
また、製造工程では髪の毛がお菓子に入らないようにと、電石帽という帽子を被って作業をしていたり、「食品」を扱っている事業者である以上、衛生面では気をつけております。その姿勢が評価されて、厚生労働大臣賞も頂戴しました。しかしながら100%防ぐことは難しいことで、「髪の毛が入っていました」といったクレームを受けることも稀にあります。このようなクレームが起きたときは、何よりも優先してすぐに対応し、お近くにお住まいの方であれば真っ先にお伺いして謝罪するようにしています。すぐに行動にうつすということは当たり前のことではありますが、大切なことだと思います。

今後、お店をどのようにしていきたいと思っていらっしゃいますか?

まずは、今以上に商品やサービスを充実させていきたいですね。具体的には、今は和菓子が主となっていますが、ショートケーキなどの洋菓子にも挑戦したいです。また、パーラーを作って、その場で甘味をお楽しみ頂けるような店にしていきたいですね。そして、「篠崎名物といえば忠三櫻本舗」と皆様に思っていただける日が訪れたら、篠崎以外の場所にも店を出していき、ひとりでも多くの方に忠三櫻本舗のお菓子を召し上がって頂きたいと思っています。


本日は貴重なお話ありがとうございました。



【インタビュー後記】
鬼才異彩17にご登場頂いた有限会社野津社長のオススメのお土産として忠三銅鑼焼ご紹介いただき、本当においしくて、感動したことを覚えています。そして、「このどらやきを作る人に会いたい」と思い、今回のインタビューが実現しました。
終始、やわらかな笑顔でお話される草薙社長のお言葉や表情から商品作りに対するひたむきさとこだわりを強く感じることができ、
ますます忠三銅鑼焼きのファンになってしまいました。
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