株式会社マングローブ
 
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株式会社キャリア・マム
代表取締役 堤香苗様


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鬼才異彩

株式会社キャリア・マム
所 在 地:東京都多摩市落合1-3-7-501
      042-389-0220
事業内容:主婦向けの総合マーケティングと商品開発
      コンテンツ製作在宅支援業務
      オンラインショップ運営、販売代行
      各種調査、講演、教育事業など
U R L:http://www.c-mam.co.jp
社長ブログ:http://blog.c-mam.co.jp
 

前回に引き続き、株式会社キャリア・マムの堤社長のインタビューをお届けします。
後編では、在宅就労支援を積極的に取り入れた会社の運営や今後の方向性についてお話いただきました。


新卒の学生を採用するにあたり、インターンシップを導入されているということですが。

営業職については、新卒の学生のみを採用しています。弊社では入社試験はいっさい行わず、大学4年生を対象に約2週間のインターンシップを実施しています。このインターンシップを経験した上で、弊社を希望する学生に入社頂いています。インターンシップ期間中は、社内の企画会議や営業戦略会議はもちろんのこと、お客様との商談にも同席してもらいます。2週間もあれば、業務内容や社内の雰囲気、スピードを充分理解して貰えると思っていますので、そのなかで自分に合うか、合わないかを判断できますよね。こちら側もその方が一緒に働ける方かどうかを判断できますし、学生の方にもこの会社が働きたい環境なのかをじっくり考えてもらいたいです。女性の多い職場ですし、オフィスといえば田舎にあるマンションの一室ですから(笑)

なぜ、インターンシップを導入しようと思われたのですか?

弊社の営業職は、既存の商品を売るわけではありません。お客様にとっての最善を目指して、目の前にあるリソースにどのような付加価値をつけられるか。お客様の潜在化しているニーズをどう引っ張り出すのか。真のクオリティは、そこにあるだろうと考えています。値段に関係なく、付加価値の高いものが欲しい。お客様から、キャリア・マムの提供するものであれば、いくら払っても絶対に欲しいと言われるほど信頼性の高いものをつくる。それが営業の仕事なのです。とにかく頭を使って考えることが仕事の中心ですから、会社説明会などで言葉や映像を使って説明したところで、非常に伝わりにくい。それであれば、実務を体験したほうがいいだろうと、インターンシップを導入したわけです。弊社にとっては、非常に有効な手段だと思いますし、これからも大切にしていきたいと思っています。

話は変わりますが、積極的に在宅就労支援されている企業は、日本ではまだまだ少ないですよね。

そうですね。インターネットの普及に伴って確実に増えているとは思いますが、この規模でやっているところはまずないですね。主婦ネットワークを介して知り合った方々には、特技をお持ちの方が結構多くいらっしゃいました。しかし、事情により通勤できない、短時間しか働けないという理由で経済活動から取り残されてしまうのが常でした。もったいないと思ったんですね。少しでもその特技を発揮できる場を作りたい、その上無理のない働き方ができる方法をと思い、始めたのが在宅就労支援です。

ご自身の状況に合わせて、仕事をするかどうか、どのような仕事であればできるのかを自分で判断することができ、業務内容やスケジュール、報酬に納得し、希望する場合に応募するという仕組みを作りました。ホームページ上で業務内容を常時公開していますので、登録会員であればどなたでも申し込むことができます。

在宅で仕事をされている方が500人以上いらっしゃるということですが、日々のコミュニケーションはどのようにされているのですか?

仕事に関しては、プロジェクトごとにBBSを用い、個人個人に対して業務連絡やその他質問等のやり取りをしています。その他の共有できる情報に関しては、ホームページ上で発信しています。そのなかで、私の考えていることを伝える手段として『ほんねのはなし』というブログを書き続けています。また、こちら側から発信するだけではなく、会員の方が気軽に参加できるようなコンテンツを盛り込み、会員同士のコミュニケーションが楽しめる場も提供しています。多くの方が無理なく集うことができる器をつくり、それを維持していきたいですね。

別々の場所で仕事をされている分、コミュニケーションの難しさを感じられることはありますか?

もちろん、それはありますよ。机を並べて仕事しているわけではありませんから、それぞれの細かい状況までは把握できないわけです。しかし、スタッフそれぞれは理解してくれるだろうという期待がある。そのギャップを埋めるためには、自分のやっていること、困っていること、感じていることを正確にとらえ、なぜそうなのかということも含め自分自身で状況を分析し、考えられる解決方法をすべて検討した上で、相談や報告してきてもらうことが重要なのです。

在宅就労支援事業をはじめた当初、私と在宅業務を希望する方の間には、『働く』ことに対する意識にギャップがあるなと感じる事が多々ありました。私はフリーランスでの仕事しか経験がありませんでしたから、自分に能力がなければ一銭も貰えませんし、仕事の値段を決めるのは自分ではなくお客様です。一生懸命取り組んだ仕事でも客が気に入らなければ、お金をもらうに価しないというのが当たり前でした。ところが、いざ在宅就労支援をはじめると、そのような考え方をする人が少ないということが分かりました。仕事の成果は出なくても出勤すれば給料やボーナスは貰えるのが当然、研修は会社が準備するものと、企業での雇用経験のあるなしを問わず他者依存の強い方は今もいらっしゃいます。徹夜までして仕上げたから納期に間に合わなくても報酬が欲しい、仕様書と違っていても納期に間に合ったからいいんだという声に「仕事とは何なのか。働くという事の本質を考え直す機会を持ってもらわなければ」と強く感じました。このような状態では、質の高い調査報告、分析結果をお客様に提出することなどいつまでたってもできません。それを解決するひとつの手段として、ホームページ上に「おしごと@Home」というコンテンツを立ち上げました。先輩ワーカーたちの声をおりまぜながら、在宅就労の心得的な内容を公開しています。

どのような仕事でも、お客様がその先にあるということを意識してほしいですね。お客様の存在があるからこそ、私たちも仕事をし、お金を得る事ができるのです。


 
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