株式会社マングローブ
 
語る
株式会社小笠原建築設計事務所
代表取締役 小笠原万正氏


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鬼才異彩

株式会社小笠原建築設計事務所
 所 在 地:東京都立川市柏町3-1-1
       042-537-0098
 設   立:1990年
 事業内容:設計業務全般、施工図(総合・躯体・仮設図面)
        施工管理、技術者出向
 U R L:http://www.ogs-archi.com/index.html
 

前回に引き続き、株式会社小笠原建築設計事務所の小笠原社長のインタビューをお届けします。
後編では、社員とのコミュニケーションのとり方や今後の目標についてなどお話いただきました。


各地に支店を出されていますが、社内コミュニケーションの方法を教えてください。

現場に出ている社員が全員集合することは難しいのですが、各支店の幹部が定期的に集合し、情報を共有や課題解決のために話し合いを持つようにしています。先ほど言いましたように、今後も継続した仕事をいただけるようにすることが目的としてあります。支店毎に独自のカラーがあって、なかなか面白いですよ。例えば、島根県という地域は仕事の種類そのものがあまりないので、辞める社員は非常に少ない。比較的大人しいというか、シャイな社員が多いのです。無理に崩すことなく、それを生かして各地の仕事をしてほしいと思っています。

小笠原社長は、社員の方とは普段どのように接していらっしゃいますか?

私は社員を怒ることをしないタイプですね。万が一、社員が仕事上で何か大きな失敗をしてもわざわざ指摘したり、叱ることはせず、むしろかばうことの方が多いと思います。そのことで自分達が何かを感じ取ってくれればいいと思っているのです。その代わりというわけではありませんが、弊社は年俸制を導入し、仕事に対して成果を出した社員にはそれだけの対価を支払いたいと思っています。

ある優秀な社員がおりまして、会社への貢献度が非常に高く、翌年の年俸額を大幅に上げて提示したことがありました。それは成果に対する報酬であり、今後の期待値を込めての金額ではありましたが、本人はとても驚いた様子で「私はこの額はいただけません。自分で100パーセント満足できる仕事をしたとは思っていませんので辞退したい」と言ったのです。これには驚くと同時に、とても心を打たれる出来事でした。

また、仕事に対する価値観が昔と今の人とは大きく違うと感じることがあります。 私が若かった時代には『石の上にも3年』という言葉が当たり前で、どのような状況でもとにかく3年粘る、頑張るという気持ちがあったと思いますが、今の時代はひとつの場所にこだわらない人も増えています。また、将来独立する夢を持っている人もいます。いつか巣立っていってしまうことを前提に、社員がある程度自由に働ける環境をつくりたいですし、そのなかで自分自身を磨く努力を続けてほしいと願っています。

ところで、社長自らが年俸額を決定されるのですか?

そうですね、年俸額は全社員分私が決めています。 年俸額を決定後、筆で社員名とその金額を用紙に書き、毎年4月に各社員に渡しています。6年前から年俸制に移行したのですが、その時以来習慣になってしまいました。会社のためにも良い仕事をしてくれているという感謝の意をこめて、一枚一枚書いています。




 
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