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クローバーランド株式会社
代表取締役 松井時弘氏
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ところで、御社の社員は女性が多いようですが、特別な理由があるのですか?
特別な理由はありませんが、必然的に女性が多くなってしまいました。現在社員数は10名、私以外は全員女性です。
住宅購入をお考えのご家庭の場合、男性より女性の意見のほうが重要になります。私の営業の経験から言うと、最終決定権は奥様が持っていることが多いです。大抵の場合、「いいよ、おまえがよければいいよ」と言ってしまうのは旦那さんです。
例えば、キッチンなどの水周りの配置など男性はほとんど意識しませんが、女性は気にします。そんな女性がこだわるポイントをきちんと理解し、それをデザインに落とし込む。さらには、女性同士ですからきちんと奥さんと話ができ、安心感をも与えられる。その判断が間違っていなかったようで、お客様には満足して頂く結果に繋がっています。
ただ、これからは男性社員も増やしていき、バランスの良い環境をつくっていきたいと思っています。
社員に対する評価において、何か工夫をされている点はありますか?
弊社では、現在の実力と将来に対する期待値、そして入社来の会社への貢献度、この3点を評価基準にしています。3分の1に分けて評価し、合算する仕組みにしています。
「入社以来の貢献度」も評価に入れるというのは珍しいことですね。
今、この会社が在るのは、それまでいた方の実績によるものだとも考えられます。 年齢や社会経験の長さだけではなく、会社の勤務年数も重要視するべきじゃないかと。
私の経営面での考え方は、以前自分がサラリーンであったときの反面教師になっています(笑)新卒で入社し、段階を経て昇進したわけですが、中途入社でこられた方が年上であるだけで役職が上になり、成果が良くなくても高い給与が支払われる。これにはとても嫌な思いをしました。どうすれば公平で、気持ちよく働ける環境になるか。その頃から自分が経営者になった姿を想像し、社員に心地よく感じてもらうためにはどうしたらいいかを常に考えるようになりました。
サラリーマンのご経験があるからこそ、社員の方たちの身になって本気で考えられるということですね。
松井社長が今後目指す方向について教えていただけますか?
理想かもしれませんが、自分が天職だと思えることを嘘偽りのない真の姿でやり遂げたい。具体的には、冒頭でも申し上げましたが、不動産業界におけるフィービジネスを確立させること。これに一石を投じたい。さらには、一般の消費者の方が利用しやすい不動産コンサルティングビジネスを構築し、これまでの不動産業界の常識を打ち破っていきたいと思っています。
現在の仲介業を考えてみてください。仲介業は、不動産売買が成立することによって仲介料が発生します。悪い言い方をすれば、自分のために売主、買主をうまくあやつり、仲介料を稼ぐことができます。 これは米国では考えられない話で、売主の代理を務めるブローカーと買主のブローカーがプロ同士で交渉しています。今の日本の状況は、ある意味ひとりの弁護士が被告人と原告の両方を弁護することと同じだと言っても過言ではありません。突き詰めて考えると、お客様のためにはなっているとは思えません。
不動産仲介業を否定するわけではありませんが、私としては「この物件は買わない方がいいと思います。プロとして・・・という理由でお薦めできません。こちらの物件はこの価格なら買ってもいいと思います。なぜなら・・・」とアドバイスすることで、フィーを頂けるようなビジネスを確立していきたい。不動産業者から猛反発を食らいそうですが(笑)
昨今、一般消費者の目が住宅に対して厳しくなっていると思います。そんななか、松井社長が目指されているビジネスは今後注目されそうですね。
はい、自宅の買替えを検討していた親類から相談を受けたことで、より強い確信を持てるようになりました。その相談というのは、自宅を売ろうと不動産会社数社に査定をして貰った結果それぞれの査定額が異なり、その差も開きがあるのでどう判断して良いのか困っているという内容でした。
そこで私は、いつまでに売却したいのか、売却時に手元にどれ位ほしいかなどをヒアリングした上で、市場の動向を見極めながらアドバイスしました。とても安心してくれ、納得して売却できました。しかも、結果的に想定より高い値段で売却できたので、新居購入資金にゆとりもできたわけです。
この経験を通じて、同じように困っている方が多いのではないかと考えるようになりました。一般の方は誰に相談していいのか分からない、どう考えてよいのか分からないなど判断基準がない。それは当然だと思います、すべての方が不動産業に精通しているわけではありませんから。そういった方々に専門家としてアドバイスする存在でありたい。
一般消費者向けに建物診断的なビジネスを始める方は増えてきています。住宅購入希望者が物件の内覧会に専門家を同席させることも多いそうですから、明らかにニーズは高まっていると思います。物件のハード面に関するコンサルティング業は認知され始めていますから、次はソフト面だろうと確信しています。
ただ、私の考えているビジネスは信用こそが最大のキーだと思っていますので、今後は手掛けているビジネスを誠実に取り組み、このビジネスを一人でも多くの方にご理解頂くため、ブログなどを通じ、私の想いを発信していきたいと思います。身近な相談役になれる日を夢見て、どんなこともプラスに捉えて、チャレンジしていきたいと思います。
本日は貴重なお話ありがとうございました。
【インタビュー後記】
昨年インタビューのお願いをさせて頂いていたのですが、「55回目に登場したい」という社長のたっての希望もあり、待ちに待って実現したインタビューとなりました。「55番」は松井社長のラッキーナンバーで、この番号にこだわりを持たれているとのこと。残念ながら、ヤンキース松井選手は手首骨折のため療養中ですが、本来の松井選手のようにパワフルで、多くの人々に愛される地域密着型の不動産コンサルティングを是非実現させて頂きたいという思いを強くしました。
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